研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
青稞(せいらく)の香り成分を科学する:高原生まれの雑穀が持つ独特の風味の正体とは
チベット高原原産のハダカムギの一種「青稞(せいらく、チベット語で高地大麦とも呼ばれる)」をご存じでしょうか。古くから主食として食べられてきたこの雑穀は、近年その栄養価の高さから注目を集め、飲料やお酒、調味料といった現代的な加工食品にも姿を変えて広がっています。健康志向の食品として人気が高まる一方で、…
公開日: 2026年08月05日 15:29
膝の違和感を感じ始めた人へ ― 乳酸菌サプリと膝の症状・腸内細菌叢の関連を調べた研究
加齢とともに気になり始める膝の痛みやこわばり。実はこうした症状の背景には、腸内細菌叢(腸内フローラ)が関わっている可能性が近年注目されています。今回紹介するのは、変形性膝関節症(OA)の予備群にあたる成人を対象に、特定の乳酸菌株を12週間摂取してもらい、膝の自覚症状や腸内細菌叢との関連を調べたランダ…
公開日: 2026年08月04日 14:26
過敏性腸症候群と機能性便秘に対する食事療法を整理した総説論文
お腹の調子と食事の関係は、多くの人が経験的に感じているテーマではないでしょうか。特に「過敏性腸症候群(IBS)」や「機能性便秘」といった、検査では明確な異常が見つからないのにお腹の不調が続く状態は、腸と脳の相互作用の乱れ(DGBI:腸脳相互作用障害)として近年注目されています。今回紹介する総説論文は…
公開日: 2026年08月02日 21:36
自然発酵ライチ酢様飲料の発酵過程を追う——微生物と味の成分はどう変化するのか
お酢は果物や穀物を自然の力で発酵させてつくられる、昔ながらの発酵食品です。近年はライチ(レイシ)などの果実を原料にした「フルーツビネガー」も注目されていますが、発酵の途中でどんな微生物がどんな順番で働き、どんな成分が生まれているのかは、実はあまり詳しく調べられていませんでした。今回紹介する研究は、ラ…
公開日: 2026年08月02日 21:34
腸内細菌のタイプによって食事の特徴は違う? 日本人成人を対象にした研究
近年、腸内細菌叢(腸内フローラ)を、構成する細菌の組み合わせパターンによっていくつかの「型(エンテロタイプ)」に分類できるという考え方が注目されています。エンテロタイプはもともと欧米の研究で提唱された概念ですが、日本人の腸内細菌叢も独自の集団パターンを形成し、欧米のエンテロタイプと共通する特徴も一部…
公開日: 2026年08月02日 21:33
ニンニクとローズマリーの粉末が発酵パン「インジェラ」の保存性を高める可能性 ― 研究紹介
エチオピアをはじめとするアフリカの角(ホーン・オブ・アフリカ)地域では、「テフ」という穀物を発酵させて作るフラットブレッド「インジェラ」が主食として親しまれています。しかしインジェラは常温保存中にカビや微生物による品質劣化が起こりやすく、収穫後の食品ロスの一因になっているとされています。今回紹介する…
公開日: 2026年08月02日 21:31
発酵脱脂粉乳は消化器の健康に効く?健常者対象の比較試験からわかったこと
ヨーグルトなどの発酵乳製品には、乳酸菌などの微生物や機能性成分が含まれており、おなかの調子や生活の質(QOL)を良くする可能性があるとして注目されています。今回紹介するのは、ブルガリア菌として知られるLactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricusで発酵させた脱…
公開日: 2026年08月02日 21:30
植物と果実の甘み成分「フルクタン」研究レビュー——ストレス耐性から食品応用まで
タマネギやチコリ、アスパラガスなど、身近な植物にはショ糖(スクロース)を材料にして作られる「フルクタン」という果糖ベースの炭水化物が蓄えられていることが知られています。フルクタンの中でも比較的分子サイズが小さいものは「フラクトオリゴ糖(FOS)」と呼ばれ、腸内で選択的に発酵される性質から食品や機能性…
公開日: 2026年08月02日 01:37
口腔・腸内の細菌バランスと関節リウマチ―マイクロバイオータ研究の最前線
関節リウマチ(RA)は、関節に痛みや腫れを引き起こす自己免疫疾患として知られています。発症には遺伝的な要因に加え、環境要因が関わるとされていますが、近年とくに注目されているのが「マイクロバイオータ」、つまり私たちの口や腸に棲む微生物の集まりです。今回紹介する総説論文は、口腔と腸内のマイクロバイオータ…
公開日: 2026年08月02日 01:31
妊娠糖尿病と腸内細菌叢の関係とは? メカニズムから介入研究まで最新レビュー
妊娠中に血糖値が高くなる「妊娠糖尿病(GDM)」は、母子双方の健康に影響しうる代表的な妊娠合併症のひとつとして知られています。近年、この妊娠糖尿病と「腸内細菌叢」との関わりに注目した研究が世界的に増えており、今回紹介するのは、これまでの研究成果を整理した総説(レビュー)論文です。腸の中にすむ無数の細…
公開日: 2026年08月01日 02:31
スリランカの食生活と胃食道逆流症、どんな食品や習慣が関係する?――1200人規模の地域調査
胸やけや酸味の込み上げといった症状で知られる胃食道逆流症(GERD)は、日常的な食事や生活習慣との関連がよく話題になる消化器の不調です。ただし、どの食品や食習慣が症状と結びつきやすいのかについては、これまでの研究間で結果が一致しないことも多く、地域や食文化によって傾向が異なる可能性が指摘されてきまし…
公開日: 2026年07月31日 08:33
1型糖尿病と食事、腸のバリア機能・炎症マーカーの関係を探る研究
1型糖尿病は、体内の免疫の働きによって膵臓のインスリンを作る細胞が損なわれることで起こる病気として知られています。近年、腸内細菌のバランスの乱れ(いわゆる腸内フローラの乱れ)や、体内で慢性的に続く軽度の炎症が、こうした病気の背景に関わっている可能性があるとして研究が進められてきました。そして、その腸…
公開日: 2026年07月31日 08:29