研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ポーランドの若年成人における超加工食品の摂取量と主な供給源を調べた横断研究
超加工食品(UPF)とは、食品から抽出・加工された成分(たんぱく質分離物、加工デンプン、硬化油脂など)を主な原料とする工業的な配合食品で、香料・着色料・乳化剤といった見た目や風味を整えるための添加物を含むことが多いものを指します。研究チームは、食品を加工の性質・程度・目的によって4群に分けるNOVA…
公開日: 2026年10月03日 07:56
モロッコの都市在住・高学歴の成人における食行動と栄養管理アプリの利用状況
モロッコの伝統的な食事は、新鮮な果物や野菜、豆類、全粒穀物、オリーブオイルを中心とし、魚や鶏肉、乳製品は適度に、赤身肉は少なめという特徴を持ちます。これは地中海食と呼ばれる食事パターンと多くの点で共通します。しかし著者らは、急速な都市化や経済発展、生活様式の変化に伴って、モロッコでも世界的に見られる…
公開日: 2026年10月03日 07:38
超加工食品を控えると「離脱症状」は強まるのか——減量中の肥満のある人を対象にした臨床試験の二次解析
菓子類や清涼飲料、インスタント食品などの「超加工食品」は、強い嗜好性をもち、食べたい衝動や食べる量を自分で抑えにくい状態を招きやすいと指摘されてきました。とくに減量に取り組む肥満のある人では、その影響が大きいのではないかと考えられています。
公開日: 2026年10月03日 07:16
超加工食品の摂取と「隠れた飢餓」、幼児の認知発達をつなぐ文献レビュー
この研究は、超加工食品(UPF)の摂取が「隠れた飢餓」と幼児の認知発達にどう関わるのかを、既存の研究論文を整理して分析することを目的としています。UPFとは、一般の家庭の台所では使われないような原材料を用いて工業的に製造され、おいしさや手軽さを高めるよう設計された食品のことです。著者らは、キャンディ…
公開日: 2026年10月03日 07:07
超加工食品と健康をめぐる研究の現状を整理したレビュー論文
この論文は、近年の食環境で存在感を増している「超加工食品」について、その定義や分類、食事としての特徴、健康上の指標との関連、消費を左右する要因、そして摂取を減らすための方策を、既存の研究をまとめて批判的に検討したレビューです。著者らは、栄養学・疫学・行動科学・公衆衛生という複数の視点を統合しつつ、「…
公開日: 2026年10月03日 06:43
肥満のある若い女性における食事の血糖・炎症指標と代謝性症候群の関連を調べた研究
インドネシアでは肥満が増え続けており、肥満は心血管疾患などの慢性疾患の主要な危険因子とされています。血圧・血糖・脂質の異常と肥満が重なった状態は「代謝性症候群(メタボリックシンドローム)」と呼ばれ、世界的に増加していると論文は説明しています。
公開日: 2026年10月03日 05:52
感情的な食行動と睡眠の問題は関連するのか——オランダの大規模追跡研究が10歳から18歳までを調べる
イライラや不安、落ち込みといった嫌な気持ちに反応して食べてしまう傾向を「感情的な食行動(エモーショナル・イーティング)」と呼びます。著者らによれば、この傾向は幼い子どもには少ないものの、思春期の入り口あたりから現れて一般的になり、体重が高めであることや健康的でない食事パターンと結びつくことが報告され…
公開日: 2026年10月03日 05:28
超加工食品に含まれるカリウム添加物を食品表示から調べた研究
慢性腎臓病(CKD)のある人では、血液中のカリウム濃度が高くなる高カリウム血症が問題になることがあります。その管理をめぐる栄養ガイドラインは、個々の状態に合わせてカリウム摂取量を調整する方法を重視しており、カリウムの少ない食品を選ぶことや、超加工食品を避けることが勧められてきました。超加工食品とは、…
公開日: 2026年10月03日 05:24
少年施設の10代に向けた「超加工食品」教育の取り組み——知識と意識はどう変わったか
著者らがこの取り組みの出発点に置いたのは、現代の食生活の変化によって、10代の若者のあいだで「超加工食品(ultra-processed foods、UPF)」の摂取が増えているという状況です。論文はUPFを、そのまま食べられる、あるいはすぐ出せる状態に工業的に加工された製品で、砂糖・塩・脂肪・着色…
公開日: 2026年10月03日 05:13
化学療法中の患者における食事パターンと高血糖の関連を調べた研究
がんの薬物療法(化学療法)では、吐き気や脱毛などに加えて、血糖値が高くなる「高血糖」が起こることがあります。著者らは、高血糖が治療の効果を損ない、治療の遅れや中断につながりうる点を問題として挙げています。論文によれば、化学療法を受けている患者のうち高血糖がみられる割合は、これまでの研究で約19.8%…
公開日: 2026年10月02日 22:04
ブラジル全国食事調査にみる「エネルギー摂取量の申告漏れ」――24時間思い出し法で3割に過少申告
食事の内容は、生活習慣病の予防や食事ガイドラインづくりの土台になる重要な情報です。しかし食事調査の多くは、本人が「何を食べたか」を自分で申告する方式に頼っているため、記憶違いや言いづらさによる誤差が入り込みます。その中でもとくに多いとされるのが、実際より少なく申告してしまう「エネルギー摂取量の過少申…
公開日: 2026年10月02日 21:46
地中海食と日本食を比べる——「アンチエイジング」の観点から生活習慣を見直す系統的レビュー
地中海食と日本食は、どちらも世界的に「健康的な食事」として知られ、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。ただし著者らによれば、地中海食に関する研究の蓄積に比べ、日本食については論文数が少なく、その有効性は科学的に十分に解明されているとは言えない状況にあります。
公開日: 2026年10月02日 08:20