研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
抗炎症食、知ってはいても実践は道半ば――中国貴州省での意識調査から
野菜や果物、全粒穀物、豆類、ナッツ、オメガ3脂肪酸を含む魚などを多くとり、加工食品や精製された炭水化物、飽和脂肪を控える「抗炎症食」という食事パターンが、近年の研究で注目されています。慢性的な軽い炎症は、虚血性心疾患や脳卒中、糖尿病、慢性腎臓病、非アルコール性脂肪肝、さらには自己免疫疾患や神経変性疾…
取得日: 2026年08月27日 08:25
中国北部の妊娠初期女性2万人超を調査、10年間でビタミンD不足が続く実態を報告
ビタミンDはカルシウムやリンの代謝に関わり、骨の健康を保つために欠かせない栄養素です。それだけでなく、遺伝子の働きの調整や細胞の増殖・分化、免疫の調整、炎症を抑える働きにも関係しているとされています。しかし世界的に見て、ビタミンDの不足や欠乏は深刻な公衆衛生上の課題になっており、骨粗しょう症や自己免…
取得日: 2026年08月27日 08:25
食塩の摂り方と喘息発症リスク、カリウムが鍵に?――37万人超の追跡研究
塩分の摂りすぎは高血圧など循環器系への影響がよく知られていますが、近年は免疫にかかわる病気との関連にも関心が寄せられています。喘息もそのひとつで、成人になってから発症するケースが食生活とどう関係しているのかは、これまではっきりしていませんでした。今回、イギリスの大規模データベース「UKバイオバンク」…
取得日: 2026年08月27日 07:25
食事性カルシウム摂取と高尿酸血症の関連を調べた中国の研究
高尿酸血症(血液中の尿酸値が高い状態)は、痛風などとの関連が知られており、食生活との関係が研究されてきました。これまでにも、特定の食事性栄養素の摂取が高尿酸血症のリスクと関連することが報告されてきましたが、食事から摂るカルシウムの量と高尿酸血症との関係については、これまでよくわかっていませんでした。…
取得日: 2026年08月27日 06:26
新疆のラクダ乳発酵食品、地域ごとに異なる微生物と香りの関係を調査
中国・新疆ウイグル自治区では、ラクダの乳を自然に発酵させた乳製品が伝統的に作られており、栄養価の高さで評価されています。ただし、自然発酵は特定のスターター菌を使わず、環境中の微生物にゆだねる製法であるため、複雑な微生物の生態系が関わり、製品ごとの品質にばらつきが生じやすいという課題があります。今回紹…
取得日: 2026年08月27日 00:29
サボテンの発酵飲料を粉末に――乾燥方法と包接材料の組み合わせで変わる品質
近年、乳酸菌などで発酵させたのちに菌を不活化した『ポストバイオティクス』が、果物や野菜を原料とした機能性食品素材として注目されています。ただし、こうした発酵液をどのような方法で粉末に加工すれば良い品質になるのかについては、体系的な検証がまだ十分ではありません。今回紹介する研究では、サボテンの一種であ…
取得日: 2026年08月27日 00:29
クロモジ精油は発酵ソーセージの微生物と香りにどう影響するか、マルチオミクス解析で検討
発酵ソーセージは中国で広く食べられている伝統食品ですが、自然発酵に頼る製法では腐敗菌や病原菌に汚染されるリスクがあり、品質や安全性の面で課題があるとされています。こうした背景から、天然由来の添加物を使って微生物のバランスや風味を改善できないかが研究のテーマとなっています。今回紹介する研究では、クロモ…
取得日: 2026年08月27日 00:29
馬乳酒由来の乳酸菌、腸の幹細胞を介して腸粘膜の修復を助ける可能性 マウス実験で報告
下痢は人にとっても動物にとってもありふれた不調ですが、なかでもサルモネラ菌(Salmonella typhimurium)などの病原菌による感染性下痢は、腸のバリア機能を壊し、腸内細菌のバランスを崩し、傷ついた腸の粘膜が再生する力まで弱めてしまうことが知られています。治療には抗生物質が使われてきまし…
取得日: 2026年08月26日 15:30
嚥下障害のある高齢患者、栄養開始7日目のカロリー摂取量とその後の生存の関連は? コホート研究の報告
加齢に伴って飲み込みの機能が低下する「嚥下障害」は、高齢者によくみられる状態です。神経や筋肉の働き、認知機能、気道を守る力などが衰えると、食べ物がうまく飲み込めなくなり、誤嚥や栄養不足につながることがあります。特に嚥下障害が重く、口から十分な栄養がとれない高齢者では、胃に直接管を通して栄養を入れる「…
取得日: 2026年08月26日 14:30
エノキタケの根を乳酸菌で発酵させると栄養や風味はどう変わる?
エノキタケは鍋料理や炒め物でおなじみのキノコですが、私たちが食べているのは主に上の部分(傘や柄)で、根に近い部分(根部)は加工の際に副産物として大量に出ます。この根部をどう活用するかは、食品資源を無駄にしないための課題の一つとされています。今回紹介する研究は、河南科技学院(中国)食品科学学院の研究者…
取得日: 2026年08月26日 04:28
高塩分の発酵環境で酵母が生き延びる仕組みとは?機能性タンパク質補給の効果をプロテオミクスとメタボロミクスで探る
醤油や味噌などの伝統的な高塩分発酵食品には、高い塩分濃度でも生育できる耐塩性酵母が深く関わっています。その代表格が Zygosaccharomyces rouxii(ジゴサッカロミセス・ルキシー)という酵母です。この酵母は伝統的な高塩分発酵食品で広く見られる一方、一部の食品システムでは腐敗の原因とな…
取得日: 2026年08月26日 04:28
白血病治療と腸内細菌のバランス:食物繊維・腸内フローラ・腸バリアをめぐる研究レビュー
白血病の治療は、化学療法や造血細胞移植、抗菌薬の投与など、患者の体に大きな負担がかかる過程です。この間、腸の中に棲む微生物の集まり(腸内細菌叢)も強いストレスにさらされることが知られています。今回紹介する総説論文は、こうした治療の過程で腸内細菌叢がどのように変化し、それが腸のバリア機能や感染リスク、…
取得日: 2026年08月26日 02:33