最新記事一覧
データに基づく独自の成分分析や、旬の食材・行事食のコラムなど、食品に関する最新記事をお届けします。
栗の甘さは、収穫後にも育ちます
栗ごはんのふたを開けると、白い米の間に黄色い栗が顔を出します。ごはんと一緒にほおばれば、もっちりした米に、ほくほくとほどける栗。砂糖を加えなくても感じる、穏やかな甘さが秋の食卓に似合います。
2026年10月15日 18:18
牡蠣の季節です。ふっくらした身を、今年も
秋の売り場に、真牡蠣が並び始めます。夏の産卵を終え、これから身を太らせていく牡蠣。いつもの鍋やフライに、旬の食材が一つ加わります。
2026年10月03日 12:40
松茸はなぜ天然ものだけなのか 国産が100分の1以下に減ったわけ
旬を迎える9月から11月上旬ごろ、店先に松茸が並びます。同じ棚のしいたけやしめじと比べると、値段がまるで違います。松茸は昔から高級品で、江戸時代には「まつたけ百匁(もんめ、375g)は米1升」といわれ、375gの松茸に米1升(およそ1.5kg)と同じ値打ちがありました。
2026年09月29日 09:48
やりいかの旬を味わう、秋の刺し身から春の子持ちへ
やりいか(生)の寿命は、ほぼ1年と考えられています。秋に出回る小ぶりなものが育ち、冬から春には大きなものが水揚げされます。刺し身の歯ごたえだけでなく、春には子持ちの味も楽しめる食材です。
2026年09月07日 17:13
千葉の秋は、落花生をゆでて。ほくっと甘い旬の楽しみ方
殻をむくと、ほくっとした豆が出てくる。やさしい甘みを楽しむ「ゆで落花生」は、千葉の秋の味です。収穫したばかりの落花生を、乾燥させずに殻ごと塩ゆでにします。
2026年09月07日 15:10
みかんの薄皮をむくと食物繊維は半分以下、甘さはそのまま
9月、早いみかんが店先に顔を出し始める時期です。本格的な旬は冬で、いまはその走りにあたります。収穫量では和歌山が最も多く、2024年産で25.5%のシェアを誇ります。さて、みかんを食べるとき、あなたは薄皮の袋ごと口に入れる派ですか。それとも、ひと房ずつむいてから食べる派でしょうか。
2026年09月07日 08:21
秋の栗、ビタミンCはゆで栗に残り、甘露煮で消える
朝晩に涼しさが混じり、店先に鬼皮のつやが並び始めました。日本ぐり(生)の旬は9月から10月の終わりごろまでで、9月はその走りにあたります。2024年産の収穫量では茨城県が31.8%を占め、全国のおよそ3分の1がこの一県から出ています。
2026年09月05日 18:52
夏の一皿、鶏むね肉1枚にたんぱく質42.6g
暑さが続くと、台所に立つのが少し億劫になります。火を使う時間は短く、それでいて食べごたえはほしい。そんなときに手が伸びるのが鶏むね肉(皮つき・生)です。後味がさっぱりしているので、食の細る時期でも一皿を食べきりやすいのが持ち味です。ちなみに店に並ぶ鶏肉の大部分は、肉用に育てられた若い鶏、いわゆるブロ…
2026年08月21日 14:44
ぶどうの甘みと酸味
店先に紫や緑の房が並ぶと、夏の盛りを実感します。8月になると国産のぶどうが多く出回るようになり、小粒のデラウェアも、巨峰やシャインマスカットといった主力品種も、ちょうど旬の時期にあたります。ひと粒口に含んだときの、あの甘みと、それを引き締める酸味は、いったい何でできているのでしょうか。
2026年08月20日 09:20
能登の岩牡蠣は夏が旬、真牡蠣とは逆の季節に食べどき
牡蠣は冬のもの、と思っている方は多いかもしれません。たしかに多く出回る真牡蠣は冬が旬で、寒い頃のものはふっくらと大きく、産卵を終えると一気に味が落ちるといわれます。ところが牡蠣には、種類によって旬の違うものがあります。能登の岩牡蠣は夏、6〜8月が食べどきとされ、8月の今がまさにその盛りです。
2026年08月19日 12:01
岡山マスカット、皮ごと食べる甘さの理由
8月も後半、店先の葡萄棚に房が並ぶ季節になりました。岡山は昔から、マスカット・オブ・アレキサンドリアというぶどうの産地として知られています。淡い黄緑の大粒で、香りの高い、いわゆる「マスカット」の代表格です。そしていま棚の主役になっているシャインマスカットは、このアレキサンドリアの血を引く品種——交配…
2026年08月18日 08:48
大分カボス、果汁は全果のわずか35%
8月半ば、大分の産地ではカボスの実がまだ濃い緑色をまとったまま収穫される時期です。かぼす 果汁 生は旬が8〜10月とされ、8月は走りにあたる季節です。大分県特産の酸用かんきつで、果汁を搾って生のまま使う食品とされています。生産のほとんどが大分県産で占められ、香酸柑橘の仲間としてはテニスボールほどの大…
2026年08月17日 13:43
夕張メロンの赤肉、β-カロテン3600µgの色
8月の北海道では、夕張をはじめとするメロン産地が盛りを迎えています。店先に並ぶ丸い実を割ると、皮のすぐ内側からじんわりと橙色が広がる、あの断面こそが夕張メロンらしさです。メロン 露地メロン 赤肉種 生として、この色合いは成分表にもはっきりと数値で記録されています。なお夕張メロンは成分表に個別の収録が…
2026年08月16日 09:14
群来の魚にしん、夏はシンプルに塩焼きで
春、産卵のために沿岸へ押し寄せたにしんの大群で海が真っ白に染まる「群来(くき)」と呼ばれる光景があったとされています。とれる時期や場所によって春にしん・夏にしんがあり、8月は夏にしんの時季にあたります。かつて春にとれたにしんは干物の身欠きニシンにして保存され、晩秋のころに野菜と一緒に漬け込んだ「ニシ…
2026年08月15日 11:07
みょうが、花穂を香味野菜として食べるのは日本ならでは
生姜の仲間でありながら、花が咲く前のつぼみを食べる——そんな香味野菜の食べ方は世界でも珍しく、みょうがを香味野菜として食卓に上らせる文化は日本ならではとされています。それがみょうが 花穂 生です。ハウス栽培のものは一年を通じて手に入りますが、本来は初夏から秋にかけてが旬とされ、8月はちょうどその盛り…
2026年08月14日 09:27
明石だこの盛り、紅しょうがという相棒
8月、明石海峡の速い潮流にもまれて育つ明石だこが盛りを迎えています。潮の流れに逆らって育つ分、身が引き締まりながらも柔らかいのがこの海域のたこの持ち味です。まだこ 皮つき 生は、可食部100gあたりわずか70kcal。真夏の食卓でもすっと箸が伸びる軽やかさです。なお成分表に兵庫明石だことして個別の収…
2026年08月13日 09:11
夏のほうれん草、ゆでてこそ活きる甘さ
お浸しにしようと束を手に取ると、葉の緑が濃く、茎はきりっと張っています。ほうれんそう 葉 夏採り 生は本来、寒さに強い冬野菜で、旬は冬とされています。ただし播種の時期や産地をずらすことで、今では一年を通じて店先に並ぶようになりました。8月に出回っているのは、そうして季節をずらして届けられている夏採り…
2026年08月12日 11:11
空心菜は「朝顔菜」——沖縄の夏に食べ頃の茎葉
成分表での名前は「ようさい」。えんさい、空心菜(くうしんさい)とも呼ばれ、花がアサガオに似ているので朝顔菜(あさがおな)という名もあります。食べるのは茎と葉で、8月の沖縄や九州ではちょうど食べ頃を迎えています。シャキシャキとした茎とやわらかい葉のコントラストが持ち味で、旬は6〜8月ごろとされ、今はま…
2026年08月11日 18:09
がざみ、卵をもつ8月が食べどきの盛り
8月のがざみは、卵を抱えて味が乗る盛りにあります。旬は卵をもつ6〜9月とされているので、ちょうどその真ん中です。
2026年08月10日 16:27
北海道たまねぎ、辛さの奥にある甘さの主役
玉ねぎを刻んで涙が出るとき、私たちが覚えているのは辛みのほうです。けれど玉ねぎは、れっきとした甘い野菜でもあります。
2026年08月09日 08:45