最新記事一覧
データに基づく独自の成分分析や、旬の食材・行事食のコラムなど、食品に関する最新記事をお届けします。
皮ごとしょうが、香りは真下にある
7月、新しょうがが出回りの盛りを迎えている。ひねしょうがに比べて繊維がやわらかく、酢の物や甘酢漬けでその瑞々しさを楽しめる時季だ。しょうが 根茎 皮なし 生は薬味として一年中台所にあるが、実は「皮をむかない」ほうが本領を発揮する食材だと知ったら、まな板に向かう手が変わるかもしれない。しょうがは皮のす…
2026年07月17日 08:35
刻むと糸を引く、7月オクラの正体
7月、青果売り場の緑がひときわ濃くなる。オクラ 果実 生の露地物は5月以降に国産の入荷が増え、7月にちょうどピークを迎える。11月を過ぎると輸入品に切り替わっていくので、今はまさに露地栽培オクラの盛りである。角切りにして刻めば、あの独特の粘りが糸を引く——この食感こそが、オクラという野菜の一番のごち…
2026年07月16日 18:11
リブロース、脂の風味とアミノ酸のうまみ、そして飽和脂肪酸の摂りすぎ注意点
すき焼き鍋に薄切りのうし [乳用肥育牛肉] リブロース 脂身つき 生を1枚くぐらせると、赤身と脂身のサシがふわりと溶けて甘い香りが立つ。牛肉は通年出回る食材だが、北海道をはじめ鹿児島・宮崎などが代表的な産地として知られ、脂ののった一皿は夏の食卓でも変わらず存在感を放つ。薄切り1枚は約50g、すき焼き…
2026年07月15日 08:26
白えびの一尾に、殻まで届く夏がある
富山湾に夏の便りが立つと、透き通った薄紅色の小えびが漁港に並ぶ。富山白えび(シロエビ)と呼ばれるこの小えびは、殻がやわらかく丸ごと食べられるのが持ち味で、刺身にすればほんのり透けるほど繊細な身をしている。小さな一尾ではあるが、殻ごと余さず食べられることは、この食材の持ち味の一つといえるだろう。
2026年07月14日 09:03
メロンのワタ、実は捨てるには惜しい部分だった
スーパーの店先に露地物のメロン 露地メロン 緑肉種 生が並ぶ7月中旬は、まさに食べどきの季節が到来している。メロンの旬は5〜8月ごろとされ、今はその盛りにあたる時期だ。茨城・熊本・北海道といった産地から出荷が進み、追熟を経た甘い香りが漂ってくる頃でもある。
2026年07月14日 09:03
苦みが濃い今こそ、ゴーヤーは丸ごとゆでずに味わう
スーパーの野菜台に、表面がゴツゴツと突き出た緑の実が積まれる季節になった。にがうり 果実 生、沖縄の呼び名では「ゴーヤー」。旬は7〜8月ごろとされ、7月はちょうどその走りから最盛期にかかる時期にあたる。出荷量(令和4年)を見ると沖縄県が5030トンで最も多く、宮崎県2490トン、群馬県2000トン、…
2026年07月13日 11:29
北海道の一本、ひげの数だけ実がある夏
とうもろこしのひげを数えたことがあるだろうか。実は、あの一本一本が中の粒とちょうど同じ本数だけ伸びている。1本のひげは1粒の花から続く道で、皮をむいたときに見える黄色い粒の数だけ、ひげも存在していたことになる。今の時季、北海道をはじめ千葉や茨城などから届くスイートコーンは、だいたい1本で300gほど…
2026年07月12日 21:55
桃の甘さの奥に、コーヒーと同じ成分
7月上旬、店先の桃がようやく色づき始めた。まだ走りの時期で、これから盛りを迎えていく果物だが、ひと口かじれば夏の甘さがじわりと広がる。その甘い果肉に、実は意外な成分が隠れていることはあまり知られていない。もも 白肉種 生には、コーヒー豆に多く含まれる成分として知られる「クロロゲン酸」が可食部100g…
2026年07月12日 01:20
青黒い一粒に隠れた、脳のためのぶどう糖
長野の畑で青黒く色づいた実が、そろそろ最盛期を迎えている。ブルーベリー 生は直径1cmほどの小さな果実だが、旬は6〜7月ごろとされ、ちょうど今がその盛りにあたる。国内では長野県が総収穫量の2割を占める生産地1位で、熟す前には美しい濃い緑色をしているというのも、店頭で見比べると面白い発見だ。口に含むと…
2026年07月10日 18:42
紫の皮を割ると現れる、沖縄の夏の涼
紫がかった鱗状の皮を割ると、中から現れるのは真っ白、あるいはほんのり赤い半透明の果肉だ。そこに黒ごまのような種がびっしりと散らばる――その断面のインパクトこそ、ドラゴンフルーツ 生が「見て楽しい果物」と言われるゆえんだ。ストロベリーペア、ピタヤとも呼ばれるこの果物は、日本では主に沖縄で育てられている…
2026年07月10日 06:15
目張る春告げ魚、200gの実力
春に釣れる代表的な近海魚でありながら、初夏の今もその味わいの余韻は衰えない。めばる 生。その名の由来は姿かたちにある。目が大きく張り出していることから「めばる」と呼ばれるようになったという、見た目そのままの命名だ。生息する海域によって体の色は赤、金、黒、白などさまざまに変化し、同じ魚とは思えないほど…
2026年07月09日 22:16
100gで葉酸79%、北海道グリーンの旬
北海道といえばじゃがいもやとうもろこしを思い浮かべる人も多いが、実はアスパラガス 若茎 生の出荷量でも国内トップの産地であることは意外と知られていない。平成29年の統計では北海道が3110トンで首位、長野2390トン、佐賀2220トン、熊本1890トンと続く。全国的な旬は3〜6月ごろとされるが、夏採…
2026年07月09日 22:16
土用蜆、身が膨らむ今が旬の一杯
7月に入り、しじみが一年でいちばん身を太らせる時季がやってきた。夏の土用の頃に旬を迎えるしじみ 生は「土用蜆」と呼ばれ、殻いっぱいに身がふくらむのがこの時期ならではの姿だ。冬に旨みの濃さで知られる「寒蜆」とは対照的に、夏は身のボリュームで楽しませてくれる。小さな貝殻の中に、実はこの時季らしい栄養の凝…
2026年07月09日 22:16
海の小粒に凝縮、うみぶどうのミネラル
7月、沖縄の食卓ではうみぶどう 生がまさに食べ頃を迎えている。粒の一つひとつは小さく、1本でもわずか約1gほど。指先ほどの房を口に含むと、プチプチと弾ける感触が広がる。これは重さのための食材ではなく、食感を味わうための食材だ。だからこそ気になるのは、この軽やかな一粒に何が詰まっているのかということだ…
2026年07月06日 18:30
コレステロール250mg、それでも旬いかを迷わず選ぶ理由
7月上旬の魚売り場を眺めると、透き通った身にツヤをたたえたするめいか 生が並び始めている。旬の最盛期は8〜10月ごろで、産地としては青森県、北海道、長崎県などが知られる。つまり今はまだ「走り」の時期にあたるが、その澄んだ目と透明感のある身を見れば、夏の入り口にふさわしい一杯だとわかる。
2026年07月06日 18:30
壺の中で夏を越す、鹿児島黒酢の実力
七月に入り、鹿児島の黒酢蔵では去年仕込んだ壺がじりじりと夏の陽射しを浴びている。黒酢は一年を通して味わえる調味料だが、蔵の外にずらりと並んだ陶器の壺が真夏の熱を最も強く受けるのがこの時期で、発酵と熟成が最も活発に進む「壺造り」ならではの盛りの季節といえる。
2026年07月05日 07:24
夏バテ知らず?豚ロースの隠れた顔
7月に入り、汗ばむ日が増えてくると食欲がじわじわ落ちていく人も多いのではないだろうか。そんな季節にこそ思い出したいのが、鹿児島や宮崎、茨城などで盛んに育てられている豚肉だ。から揚げやしょうが焼きの主役として馴染み深いぶた [大型種肉] ロース 脂身つき 生だが、実はこの肉、糖質からエネルギーを生み出…
2026年07月03日 13:42
メロンの皮内側「ワタ」、捨てていませんか
スプーンで果肉をすくい終えたあと、皮に張りついた白っぽいワタの部分――そのまま生ごみに直行させている人は多いのではないだろうか。実はこの部分、種を取り除けばまだやわらかく食べられ、捨てるにはもったいない。茨城県はメロンの代表的な産地の一つで、露地物は初夏から盛りを迎える時期にあたる。まさに今、産地の…
2026年07月02日 17:24
完熟トマト、赤が濃いほど旨い理由
八百屋の店先が赤く染まる季節になった。6月下旬から夏にかけて、赤色トマト 果実 生は色づきの盛りを迎える。出回っているトマトのほとんどは、青いうちに収穫して追熟させる品種ではなく、木で赤く熟してから出荷される「完熟型」と呼ばれる品種だという。つまり店頭で見る赤さは、そのまま食べ頃の合図と考えていい。
2026年07月02日 06:28
枝豆は完熟前の大豆、6月の走りは今が味わい時
枝豆は、実は大豆そのものだと知っているだろうか。まだ青いさやのうちに収穫してしまうから枝豆と呼ばれるのであって、あのまま畑に置いておけば、やがて茶色く乾いた大豆になる。完熟する手前で摘み取るという、その「早採り」の選択があるからこそ、大豆にはない青々しい香りとみずみずしい甘みが生まれる。えだまめ 生…
2026年07月02日 06:28