研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
アルツハイマー病とDHA:基礎研究と臨床試験のずれを整理した総説
アルツハイマー病は、記憶や思考などの認知機能が徐々に低下していく神経変性疾患です。著者らが注目したのは、魚油などに含まれるω-3系多価不飽和脂肪酸の一種であるドコサヘキサエン酸(DHA)です。DHAは脳に最も多く含まれるω-3系脂肪酸で、神経細胞の構造や働きに欠かせない成分とされています。
公開日: 2026年10月12日 09:49
中学生の超加工食品の摂取頻度と体格の関連:インドネシアの一中学校での調査
工場で加工された菓子や甘い飲料、インスタント麺などは「超加工食品」と呼ばれます。手軽でおいしい一方、エネルギー、糖分、塩分、脂肪が多く、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素が少ないとされています。インドネシアの研究チームは、こうした食品へ食生活が移りつつあることが、成長期の子どもの栄養状態に影響してい…
公開日: 2026年10月12日 09:47
学校での栄養教育は思春期の高血圧予防に役立つか:モザンビーク・テテの中等学校での検証
高血圧は世界的に早すぎる死の主な原因の一つで、これまでは主に大人の病気と考えられてきました。著者らは、低・中所得国の思春期の若者でも高血圧やその危険因子が増えていると指摘しています。都市化や食生活の変化により、塩分・糖分・飽和脂肪の多い超加工食品(工場で高度に加工された菓子や清涼飲料などの食品)が身…
公開日: 2026年10月12日 09:44
ブラジル北部地域の乳幼児の食料不安:社会経済的な要因と食事・栄養との関連を整理した文献レビュー
「食料不安」とは、十分な量や質の食べ物を安定して手に入れられない状態を指します。この研究は、ブラジル北部地域で暮らす5歳未満の子どもを対象に、食料不安に関わる社会経済的な要因と、それが子どもの食事や栄養状態にどのように表れているかを分析することを目的としています。
公開日: 2026年10月12日 09:38
発育阻害(スタンティング)のリスクがある1歳半の女児への栄養ケアを追った事例研究
スタンティング(発育阻害)とは、長期間の栄養不足やくり返す感染症などのために、年齢に対して身長が基準よりも低い状態を指します。論文によると、インドネシアでは低栄養、微量栄養素の不足、過栄養が同時に存在しており、スタンティングは今も深刻な栄養課題とされています。
公開日: 2026年10月12日 06:56
胎内でのマラリア曝露と思春期の血糖値の関係に、食事パターンと食欲は関わるのか――ガーナ農村部の追跡研究
マラリアは今も多くの国で重い公衆衛生上の課題で、患者の大半はサハラ以南のアフリカに集中しています。妊娠中のマラリアは、母親の貧血や低出生体重、胎児の発育遅延などにつながることが知られています。一方でこの地域では、糖尿病や心臓・血管の病気といった生活習慣に関わる病気(非感染性疾患)も増えています。感染…
公開日: 2026年10月12日 06:51
状態の安定した肺移植後の患者における、たんぱく質摂取量と握力・消化器症状との関連
肺移植を受けた人は、栄養状態が悪くなったり、筋肉の働きが落ちたりするおそれがあることが知られています。しかし、たんぱく質を十分にとれていない場合に、体のどのような状態と結びついているのかは、はっきりしていませんでした。
公開日: 2026年10月12日 06:44
栄養知識は超加工食品を食べる行動とどう関わるか:サウジアラビアの大学生を対象にした調査
炭酸飲料、インスタント麺、スナック菓子、ナゲットなど、工業的に強く加工された「超加工食品」は手軽で安く、おいしいことから、世界的に食事の中で占める割合が高まっています。先行研究では、超加工食品を多く摂ることと心血管・代謝系の病気などとの関連が報告されており、人々がなぜこうした食品を選ぶのかを理解する…
公開日: 2026年10月12日 06:09
ベルリンの高齢者と若い世代の栄養摂取とサプリメント利用を比べた研究
高齢になると、食欲や味覚・嗅覚の変化、消化機能の変化、日光を浴びる機会の減少による皮膚でのビタミンD合成の変化などから、栄養の摂り方や体内での利用が変わる可能性があります。ドイツでは、介護施設の入所者や入院中の高齢者の栄養不足については多くのデータがあります。一方、自宅で自立して暮らす比較的健康な高…
公開日: 2026年10月12日 06:01
サルデーニャのブルーゾーンに暮らす90歳以上の人々の食習慣とその後の生存期間
イタリア・サルデーニャ島の中東部は、100歳を超える人が特に多い「ブルーゾーン」として知られています。ブルーゾーンとは、非常に高齢まで生きる人の割合が高い地域を指し、日本の沖縄やギリシャのイカリア島なども代表例に挙げられます。こうした地域の伝統的な食事は長寿に寄与してきたと考えられがちですが、著者ら…
公開日: 2026年10月12日 05:58
砂糖入り飲料の物品税割合の変化と、飲料の買いやすさや食料へのアクセスとの関連:2022〜2024年の各国データの分析
砂糖入り飲料は体重増加や心臓・代謝の病気と関連することが知られており、消費を抑えるために課税する国が増えています。ただし、税率、課税対象となる商品、インフレへの対応は国によって大きく異なります。課税によって購入が減ることを示す研究はありますが、家計への影響は、もともとの消費量、課税後の購買行動、税収…
公開日: 2026年10月12日 05:56
気分障害のある女性を対象に、個別の食事指導と症状・食習慣の変化を調べた小規模パイロット研究
うつ病や双極性障害などの気分障害は、再発を繰り返しやすく、生活の質を大きく損なう病気です。薬物療法や精神療法が治療の中心ですが、論文によると、患者の30〜40%程度は症状が十分に、また持続的に改善しないとされています。そのため、標準的な治療に上乗せできる、薬以外の補助的な方法への関心が高まっています…
公開日: 2026年10月12日 05:46