研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
インドネシアの思春期における食事パターンとうつ症状の関連を調べた研究
思春期は心も体も大きく変化する時期であり、この時期のメンタルヘルスは生涯にわたる健康の土台になるといわれています。近年、食生活とメンタルヘルスの関連に関心が集まっていますが、インドネシアの思春期を対象に、日々の食事パターン全体とうつ症状との関連を調べた研究はまだ限られていました。今回紹介するのは、イ…
公開日: 2026年08月22日 08:35
ナイジェリアの子どもの『食事パターン』と血圧、関連は見られるのか——イバダンでの横断研究
子どもの頃の食習慣は、その後の健康にどうつながっていくのか。脂肪や塩分、糖分の多い食事が、子どもや青年期の早いうちから血圧を高めるリスクと関係しているのではないか、という指摘は以前からあります。とはいえ「何をどれだけ食べているか」を個々の栄養素ではなく、日常の食べ方全体の傾向、つまり「食事パターン」…
公開日: 2026年08月22日 08:31
料理起業家は「食の遺産」の守り手になれるか——インドネシアの飲食店に学ぶ現象学的研究
郷土料理や伝統的な食文化は、その土地らしさを伝える大切な資源として、観光の分野でも注目されてきました。ただしこれまでの研究の多くは、ガストロノミー(美食・食文化)を「観光の目玉」として扱うものが中心で、実際にお店を営む料理起業家たちが、その食文化の保存にどう関わっているのかは、あまり深く掘り下げられ…
公開日: 2026年08月22日 07:29
食器がやさしく教えてくれる「ゆっくり食べる」感覚——一人食を支える多感覚フィードバック食器の試み
近年、一人で食事をとる「孤食」の機会が増えているといわれています。一人だと食べる速度に気を配る人が少なくなりがちで、早食いや、ながら食べのような不注意な食べ方につながりやすいとされます。こうした食べ方の癖は、消化のしにくさや食べ過ぎ、望ましくない食習慣の一因になりうると考えられています。今回紹介する…
公開日: 2026年08月22日 05:38
食料不安と地中海食、そして腸内代謝物は2型糖尿病とどう関わるのか──横断研究からの知見
糖尿病の管理というと、食事の「質」に注目が集まりがちです。しかし、そもそも十分な食料を安定的に入手できるかどうか、つまり「食料不安」の有無も、血糖コントロールに影響する可能性が指摘されています。今回紹介する研究は、2型糖尿病の成人を対象に、食料不安と地中海食(Mediterranean Diet)へ…
公開日: 2026年08月22日 05:32
保健系学生の『過体重』、時間栄養学・睡眠・家族の支えとどう関係する?インドネシアの調査
大学で医療や看護などを学ぶ「保健系学生」は、将来、人の健康を支える立場になる人たちです。ところが皮肉なことに、彼ら自身が過密な授業スケジュールや大量の課題に追われ、不規則な生活習慣に陥りやすいことが知られています。実際、インドネシアの医学生を対象にした2023年の調査では、過体重・肥満の割合が35.…
公開日: 2026年08月22日 05:32
超加工食品を減らしても、タンパク質はちゃんと摂れるのか?
コンビニやスーパーに並ぶ加工度の高い食品——いわゆる「超加工食品(UPF)」——は、私たちの食事の中でかなりの割合を占めていると言われています。UPFは一般的にタンパク質が少ない食品として知られていますが、近年はタンパク質を強化したUPFも増えており、実は日々のタンパク質摂取の一部をUPFが支えてい…
公開日: 2026年08月22日 05:27
ストレスで食べる量は増える?減る?変わらない? ― ストレス時の食行動を測る尺度の日本語版を検証した研究
「ストレスがたまると、つい食べ過ぎてしまう」という話をよく耳にします。しかし実際には、ストレスを感じたときに食べる量が増える人もいれば、逆に食欲が落ちる人、あるいはほとんど変わらない人もいることが、これまでの研究で指摘されています。つまり「ストレス=過食」と単純には言い切れず、人によって反応のパター…
公開日: 2026年08月22日 05:16
幼少期の砂糖摂取制限と成人期の不安・うつリスク:英国バイオバンクを用いたコホート研究
「幼い頃の食生活が、大人になってからの心の健康に影響するかもしれない」——そんな仮説を検証したユニークな研究が報告されました。手がかりとなったのは、かつて英国で実施されていた「砂糖配給制」です。第二次世界大戦後のイギリスでは食料が配給制となっており、砂糖もその対象でした。生まれた時期によって、人生の…
公開日: 2026年08月22日 04:29
超低カロリー食でも「タンパク質多め」なら筋肉は守れる? 7日間の比較試験
短期間で体重を落としたいとき、真っ先に食事量を大きく減らす方法を思い浮かべる人は多いはずです。しかし極端にカロリーを制限すると、体脂肪だけでなく筋肉などの「除脂肪軟部組織(LST)」まで一緒に失われてしまうことが知られています。では、その食事の中身、特にタンパク質の量を工夫すれば、この筋肉の減少を防…
公開日: 2026年08月19日 01:38
スイスの食卓は地球にやさしい食事の基準からどれだけ離れているのか——国民栄養調査から見えたギャップ
私たちが日々何を食べるかは、自分の健康だけでなく地球環境にも影響を与えます。2019年、国際的な研究チームが「EAT-Lancet地球健康食事(Planetary Health Diet、PHD)」という食事の指針を発表しました。これは、生活習慣病など食事に関連する病気が増え続けていることと、食料生…
公開日: 2026年08月16日 21:26
青年期の食事と『体の炎症』の関係を探る ― 摂食行動・肥満との関連は?
「炎症」と聞くと、けがや感染症のときに起こる一時的な反応を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし近年、日々の食事内容が体内で慢性的な軽い炎症状態を促したり抑えたりする可能性が注目されており、これは肥満をはじめとする様々な慢性疾患と関わりが深いとされています。特に、大人になってからの生活習慣病リス…
公開日: 2026年08月16日 17:27