掲載誌:Journal on Education
ライセンス: CC BY-SA 対象: 公開論文 確認元: OpenAlex
郷土の食を観光体験につなげるには
研究チームは、The Natsepa Resort & Conferenceを対象に、インドネシア・マルク地方の食を生かした商品の管理・開発状況を調べ、観光の魅力につなげるための戦略を検討しました。
調査では、料理長、飲食部門の責任者、地元の食を使った商品を利用した宿泊客5人の計7人を、研究目的に沿って選びました。詳しい聞き取りに加え、現場に参加しながらの観察と関連資料の調査を行い、得られた情報を整理して結論を導きました。
多様な商品と取り組みはあるが、つながりに課題
著者らによると、ホテルではパペダ、魚料理、ガンダリアやナツメグのジュース、ナツメグの砂糖漬け、サゴを使った加工品など、マルクのさまざまな食を取り入れていました。地元食材の使用、商品写真の活用、客の前での調理実演、月ごとの販促、SNSでの発信、文化をテーマにした催しも行われていました。
一方、こうした取り組みは個別に進められており、食を通じて地域を楽しむ一体的な観光体験には、十分に結び付いていないと報告しています。
料理と文化を一体として伝える戦略
研究チームがまとめた開発戦略は、商品と看板メニューの強化、地元食材の活用の最適化、提供方法や調理実演の工夫、デジタル媒体での宣伝強化、マルクの文化を物語として伝えることの5点です。
著者らは、これらを組み合わせることで、地域らしさを感じられる食体験を充実させ、ホテルの観光上の魅力を高めることを期待しています。効果を実証したという報告ではなく、既存の料理や催しを結び付け、地域の文化まで伝える体験として整える方向性を示した研究です。
原著論文の著者・所属:Claudia CH. Elake、Elviaty Helinda Tauran、Neltji Siahaya、Medelin Olivia Nahakleky、Indra Junen Belseran
※本記事は原著論文をもとに、日本語で要約・説明を加えた研究紹介です。 出典(原著論文):Claudia CH. Elake, Elviaty Helinda Tauran, Neltji Siahaya, Medelin Olivia Nahakleky, Indra Junen Belseran Strategi Pengembangan Produk Gastronomi Lokal Sebagai Daya Tarik Wisata di The Natsepa Resort & Conference. Journal on Education 2026-09-14. DOI: 10.31004/.v9i1.9666. 原著ライセンス:CC BY-SA 4.0.
本紹介記事の文章(題名・見出しを含む)は、CC BY-SA 4.0で提供します。原著論文をもとにNutriMap Japanが日本語で要約・説明を加えています。対象は本紹介記事の文章に限り、ヒーロー画像・サイトのロゴ・画面デザイン・他の記事・データベース全体は含みません。