研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
術後の腸内環境を支える新しい乳酸菌?Leuconostoc属菌の可能性を探る研究
手術のあと、体力の回復とともに気になるのが「感染症」のリスクです。実は、手術によって腸内細菌のバランスが乱れることが、術後の感染合併症につながる可能性があると考えられており、これを防ぐ手段としてプロバイオティクス(体によい影響を与えるとされる生きた微生物)やシンバイオティクス(プロバイオティクスと、…
公開日: 2026年08月14日 06:32
カカオポリフェノールと脳の健康:気分・腸内環境・認知機能をめぐる研究の現状
チョコレートの原料であるカカオには、ポリフェノールと呼ばれる植物由来の成分が豊富に含まれています。近年、この成分が脳の働きにどう関わるのかについて、うつ症状や記憶力、さらには腸内細菌との関係まで、さまざまな角度から研究が進められてきました。今回紹介するのは、これまでに発表された臨床試験や動物実験の結…
公開日: 2026年08月14日 06:30
乳酸発酵野菜と『脳腸相関』——微生物が作る成分に注目したミニレビュー
キムチや漬物、ザワークラウトのような乳酸発酵野菜は、世界各地に伝わる伝統的な発酵食品です。乳酸菌をはじめ、酵母などさまざまな微生物が野菜の成分を変化させることで作られます。近年、発酵食品が腸内細菌や脳の働きに関わる『脳腸相関(微生物-腸-脳軸)』にどう影響しうるかが注目されていますが、これまでの研究…
公開日: 2026年08月13日 00:26
腸内マイクロバイオータの知識はあるのに発酵食品はあまり食べない?大学生調査からみえたギャップ
腸内細菌叢(マイクロバイオータ)への関心は近年高まり、ヨーグルトやキムチ、納豆といった発酵食品が健康との関連で話題になることも増えました。では、マイクロバイオータについて詳しく知っている人ほど、実際に発酵食品をよく食べているのでしょうか。今回紹介する論文は、この『知識』と『行動』の関係を大学生を対象…
公開日: 2026年08月09日 20:27
トマトやリンゴの搾りかすを乳酸菌で発酵、AIが最適条件を予測する研究
ジュースやピューレを作る過程で出る野菜や果物の搾りかす、皮、種などの「副産物」は、食品業界で大量に発生しています。こうした副産物は多くの場合廃棄されていますが、ビタミンやポリフェノールなどの成分をまだ含んでいることが多く、有効活用できれば環境負荷の軽減と資源の有効利用の両方につながる可能性があります…
公開日: 2026年08月08日 23:32
新生子ロバの腸内細菌叢は生後1ヶ月でどう変わる?母ロバとの比較研究
動物の赤ちゃんは生まれた瞬間、腸の中はほぼ無菌に近い状態です。そこから母乳や周囲の環境を通じてさまざまな微生物を取り込み、腸内細菌叢(腸内フローラ)が少しずつ形づくられていきます。この腸内細菌叢は、栄養の吸収や体の発達、代謝の調節に深く関わっていると考えられており、人だけでなく家畜や動物園動物などさ…
公開日: 2026年08月08日 18:27
乳がんと腸内細菌叢の関係とは?最新レビュー論文を紹介
近年、乳がんの罹患率は世界的に増加傾向にあり、ウズベキスタンでもその傾向が指摘されています。しかし、年齢や遺伝、生活習慣といった従来知られてきたリスク要因だけでは、すべての発症例を説明できないことが課題となっています。そこで近年、新たな注目を集めているのが「腸内細菌叢(腸内フローラ)」です。私たちの…
公開日: 2026年08月08日 14:31
ケフィアの風味はどう作られる? 乳酸菌と酵母のゲノムから探る発酵の仕組み
ケフィアは、乳酸菌と酵母が複雑に共生する「ケフィアグレイン」を使って作られる発酵乳製品です。独特の風味を持つことで知られていますが、その風味がどのような微生物の働きによって生み出されているのかは、まだ十分に解明されていません。今回紹介する研究では、ケフィア発酵に関わる乳酸菌と酵母のゲノム情報を解析し…
公開日: 2026年08月08日 14:28
乳酸菌の力でヨーグルトはどう変わる? 新規株がもたらす食感と香りの変化を検証した研究
ヨーグルトは私たちにとって身近な発酵乳製品ですが、その味や食感、保存性は使用する乳酸菌の種類や量によって大きく左右されます。伝統的なスターター菌(乳酸菌の種菌)だけでは、風味や栄養、機能性の面で限界があるとも指摘されてきました。そこで今回紹介する研究では、Limosilactobacillus fe…
公開日: 2026年08月07日 18:29
雑穀は生活習慣病対策の味方になるか?栄養と腸内環境から見直すレビュー研究
白米やパンなど精製された穀物が主食の中心になって久しい一方で、近年「雑穀」が再び注目を集めています。ヒエ、アワ、キビ、シコクビエといった雑穀は、もともと世界各地の伝統的な食生活で親しまれてきた穀物ですが、心血管疾患や2型糖尿病、肥満といった慢性生活習慣病が世界の死因の3分の2以上を占めるようになった…
公開日: 2026年08月07日 13:26
肺がん免疫療法の効き目、腸内細菌がカギを握る?——現時点でわかっていることの整理
近年、非小細胞肺癌(肺がんの主要なタイプの一つ)の治療では「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれる薬が使われるようになりました。これは、体がもともと持っている免疫の力を引き出してがん細胞を攻撃させる治療法です。ただし、この薬がよく効く人もいれば、効果が続かなくなる人、あるいは免疫が過剰に働いて副作用…
公開日: 2026年08月07日 04:28
腸内細菌のバランス異常と炎症性腸疾患―その関わりと治療研究の最前線
お腹の中には、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)と呼ばれる無数の微生物が暮らしています。これらは消化を助けるだけでなく、腸の壁を健康に保ったり、免疫の働きを調整したりと、私たちの体調に幅広く関わっていると考えられています。今回紹介する総説論文は、この腸内細菌叢が「炎症性腸疾患(IBD)」という慢性の腸…
公開日: 2026年08月07日 02:28