研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
スリランカ産キリンサイからのカラギーナン抽出:抽出方法の違いが収量と品質に与える影響を調べた研究
カラギーナンという成分をご存じでしょうか。海藻から抽出される多糖類で、ゲル化(とろみを固める)作用や増粘作用、粘性を高める性質を持つことから、食品、医薬品、化粧品など幅広い産業で利用されている成分です。この身近な素材が、実際にどのように海藻から取り出されているのか、またその方法によって出来上がる製品…
公開日: 2026年08月22日 05:25
コンブチャの健康効果、科学的にはどこまで分かっている?発酵茶飲料の臨床研究を紹介
紅茶や緑茶に砂糖を加え、細菌と酵母の共生培養体(SCOBYと呼ばれます)を使って発酵させた飲み物「コンブチャ」。独特の酸味とわずかな炭酸感を持つこの発酵茶は、世界的に人気が広がっており、健康によいイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。お茶自体、水に次いで世界で最も飲まれている飲料とされています…
公開日: 2026年08月22日 05:20
ワカメ粉末を主食に加えると食後の血糖上昇がゆるやかに?健常者対象の試験結果を紹介
カレーライスやどんぶりなど、ご飯を中心とした食事をとると、食後に血糖値が急上昇することがあります。この食後血糖の急上昇(食後高血糖)は、2型糖尿病や肥満、心血管疾患などのリスク要因の一つとして知られています。そのため、食事の内容や食べ合わせによって食後血糖の上がり方を穏やかにできないか、さまざまな食…
公開日: 2026年08月22日 05:15
ザクロ種子油、抽出法で変わる品質と環境負荷ーどの方法がベストなのか
ザクロの種に含まれる油には、プニカ酸という珍しい脂肪酸をはじめ、体に良いとされる脂溶性の成分が豊富に含まれていることが知られています。健康志向の高まりとともに注目される食品油ですが、実は「どうやって油を搾り出すか」という抽出方法によって、できあがる油の質が大きく変わることをご存知でしょうか。今回、サ…
公開日: 2026年08月20日 01:30
カラシナの葉に豊富なタンパク質とポリフェノール、抗菌作用の可能性を報告する研究
カラシナ(Brassica juncea)は、独特の風味を持つ葉物野菜として世界各地で食べられている植物です。近年、こうした緑黄色葉野菜は単なる食材としてだけでなく、体に有用な成分を含む「機能性食品」としての側面からも研究が進んでいます。今回紹介する研究では、在来種のカラシナの葉を対象に、栄養成分や…
公開日: 2026年08月19日 01:34
カフェイン飲料を飲む「動機」は緑茶・コーヒーで違う?日本語版アンケートの検証研究
コーヒーは眠気覚ましに、緑茶はほっと一息つくために——なんとなく、そんな飲み分けをしている人は多いのではないでしょうか。カフェインを含む飲み物を飲む理由(動機)を測るための「カフェイン摂取動機質問票(MCCQ)」という調査票が海外で作られていますが、これを日本語に翻訳して使ったところ、データへの当て…
公開日: 2026年08月17日 23:26
ビタミン・サプリメント、なぜ飲む? 免疫サポートと薬局購入が目立った実態調査
ビタミン剤や栄養補助食品(サプリメント)は、いまや世界中の薬局やドラッグストアの棚に並び、多くの人が日常的に手に取る存在になっています。しかし、その利用は本当に体が必要としているものに基づいているのでしょうか。それとも、テレビやSNSなどメディアの情報に影響されて選ばれているのでしょうか。この素朴な…
公開日: 2026年08月14日 23:30
妊娠中・産後の女性の『皮膚カロテノイド』を測ってわかったこと 日本人女性を対象にした予備的研究
ルテインやゼアキサンチンといったカロテノイドは、緑黄色野菜などに多く含まれる色素成分の一種です。これらは子どもの網膜の発達に重要とされており、胎児は臍帯(へその緒)を通じて、乳児は母乳を通じてこれらの成分を受け取ると考えられています。つまり、母親の栄養状態が子どもの網膜発達に影響する可能性があるとい…
公開日: 2026年08月14日 12:26
海苔の代わりにウキクサ?ふりかけの植物性タンパク質強化を検証した研究
おにぎりやご飯にパラパラとかける「ふりかけ」は、海苔や魚介の風味を手軽に楽しめる食品として親しまれています。近年は健康志向の高まりから、植物由来のタンパク質を食品に取り入れる試みが世界的に注目されていますが、今回紹介する研究では、意外な素材が主役として登場します。それが「ウォーターミール(Wolff…
公開日: 2026年08月14日 06:31
アグアミエルシロップ入り発酵乳、乳酸菌の元気とペプチドの働きにどう関わる?
近年、腸内環境を整える「プロバイオティクス(善玉菌)」と、その働きを助ける「プレバイオティクス(善玉菌のエサになる成分)」を組み合わせた「シンバイオティクス」食品への関心が高まっています。人口の増加や健康志向の広がりを背景に、基本的な栄養に加えて付加価値を持つ発酵乳製品の開発が進められているそうです…
公開日: 2026年08月13日 04:27
エラグ酸を水になじみやすくする海藻由来多糖の可能性——固体分散体で腸内変換も促進?
ザクロやベリー類などに含まれるポリフェノールの一種「エラグ酸(EA)」は、抗酸化作用をはじめとした多様な生理活性が報告されている注目の食品成分です。しかしエラグ酸には大きな弱点があります。水にほとんど溶けず、水中で凝集してしまうため、腸内細菌がうまく働きかけにくいという課題です。エラグ酸は腸内細菌に…
公開日: 2026年08月12日 23:29
海藻から作った『カーボンドット』、エビの鮮度保持に役立つ可能性 ― 抗酸化・UV遮蔽の基礎研究
海藻といえば、食物繊維やミネラルが豊富な食材というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。実は近年、海藻に含まれる多糖類やポリフェノールを原料にして、ナノサイズの炭素材料「カーボンドット(CDs)」を作る研究が進められています。カーボンドットは直径10ナノメートル以下という非常に小さな粒子で、抗…
公開日: 2026年08月12日 23:28