研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
大学生の食生活と食料不安の関係を探る―フランス・グルノーブル大学の調査から
大学進学は、実家を離れて自炊を始めたり、生活費のやりくりに追われたりと、食生活が大きく変わりやすい時期です。こうした生活の変化は、必要な食料を十分かつ安定的に入手できない状態を指す「食料不安」のリスクを高める可能性があるとされています。今回紹介する研究は、フランスのグルノーブル大学(UGA)の学生を…
公開日: 2026年09月05日 19:44
スマホで毎日ミニ質問に答えるだけ:食習慣を『その場で』記録する新しい方法を検証
食事の内容を正確に把握することは、栄養と健康の関係を調べるうえで欠かせません。しかし従来の食事調査法、たとえば食事日記や24時間思い出し法、頻度調査票などは、記憶違いや「実際より健康的に見せたい」という心理(社会的望ましさバイアス)の影響を受けやすく、参加者にも記録の負担がかかることが課題とされてき…
公開日: 2026年09月05日 19:38
歯科医療者は若者の『甘い飲み物』習慣を変えられるか——英国での聞き取り調査から
炭酸飲料やスポーツドリンク、フルーツドリンクなど、砂糖が添加された飲料(Sugar-Sweetened Beverages、SSB)は、むし歯や酸による歯の表面の損傷(酸蝕症)と関連することが知られています。それだけでなく、2型糖尿病や肥満といった全身の健康問題との関わりも指摘されています。英国では…
公開日: 2026年09月05日 19:32
食物繊維オオバコが腸を守るしくみ、免疫細胞の連携から見えてきた新経路
食物繊維は腸内細菌のエサとなり、その発酵を通じて腸の健康に関わると考えられてきました。しかし、日本の広島大学大学院統合生命科学研究科の研究グループ(Yoshiki Ishii氏ら)は、京都女子大学、東京農業大学の研究者と共同で、食物繊維の一種であるオオバコ(サイリウム)が、腸内細菌の発酵とは別の経路…
公開日: 2026年09月05日 05:40
見た目は「普通体重」でも体脂肪率は高め? 中国人女子大学生を対象にした「隠れ肥満」と食生活の関係
体重や体格指数(BMI)が正常範囲であっても、体脂肪率だけが高い状態は「正常体重肥満(Normal Weight Obesity、NWO)」と呼ばれ、見た目では気づきにくい一方で代謝の異常と関連することが知られています。中国人の女子大学生ではこのNWOの割合が高いとされていますが、これまで生活習慣、…
公開日: 2026年09月05日 05:30
健康なカタール人でも「健全型」の食事は体脂肪やインスリン値と関係している可能性――カタールバイオバンクの分析から
肥満や2型糖尿病、心血管疾患といった心代謝系の病気は、世界的に見ても死亡や障害の主要な原因のひとつとされています。中東の産油国カタールでも、成人女性の約46%、男性の約36%が肥満に該当し、2型糖尿病の割合は2021年時点で人口全体の約17%と推計されるなど、その負担は急速に増しています。カタールで…
公開日: 2026年09月05日 04:58
2025-2030年版アメリカ食事ガイドラインを実践すると食費はいくらかかるのか
アメリカでは5年ごとに国の「食事ガイドライン(Dietary Guidelines for Americans)」が改定され、健康的な食生活の指針として広く参照されています。2025-2030年版では、加工度の低い栄養密度の高い食品が重視され、動物性たんぱく質や脂質が推奨される一方、糖類や精製穀物、…
公開日: 2026年09月05日 02:38
低炭水化物を続ける筋トレ愛好者、体脂肪は少ないが筋力にも差?研究が示した意外な関係
糖質制限というと減量目的のイメージが強いですが、日常的に筋力トレーニングをしている人が長期間にわたって低炭水化物の食事を続けた場合、体組成や筋力にどんな違いが見られるのでしょうか。これまでの研究の多くは、数週間程度の短期的なケトジェニックダイエット(極端な糖質制限食)を対象にしたものが中心で、日常生…
公開日: 2026年09月05日 02:33
ヨルダンの消費者は「機能性食品」をどう見ているか——300人調査から浮かんだ知識と関心のギャップ
健康を意識した食品選びが世界的に広がる中で、ビタミンや食物繊維、たんぱく質を強化した「機能性食品」への関心も高まっています。しかし、こうした食品が実際にどれくらい消費者に理解され、選ばれているのかは国や地域によって大きく異なります。今回紹介する研究は、ヨルダン・ハシェミット王国の消費者を対象に、機能…
公開日: 2026年09月05日 02:23
食生活と慢性疾患予防の関係を整理した研究レビューが公開
心臓病や糖尿病といった慢性疾患は、多くの人にとって「食生活が関係している」と何となく感じられているテーマです。しかし、実際にどのような食習慣が予防に関連づけられ、どこまで研究で裏付けられているのかを整理した情報はそれほど多くありません。今回紹介する研究は、成人における食習慣と慢性疾患予防の関係につい…
公開日: 2026年09月05日 01:48
サウジアラビアの食生活データはどこまで実態を映しているのか——複数の公開統計を突き合わせた研究
ある国の人々が何をどれだけ食べているかを知ろうとするとき、私たちは食料の供給量統計、本人への聞き取り調査、血液検査などの生体指標といった、複数の異なる種類のデータに頼ることになります。しかし、これらは本当に同じ実態を映し出しているのでしょうか。サウジアラビアで公開されている栄養関連データを対象に、こ…
公開日: 2026年09月05日 01:47
大腸がんのリスクに関わる食習慣や生活習慣とは──中国湖南省での症例対照研究から
大腸がんは世界的に患者数が多いがんの一つで、2020年には世界で193万件以上が新たに診断され、全がんの9.4%を占めたとされます。中国国内でも患者数の増加が見込まれており、南部に位置する湖南省では大腸がんの罹患率が10万人あたり年間23.91人とされ、罹患率・死亡率ともに省内でがんの中で上位に入り…
公開日: 2026年09月04日 04:59