研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
オメガ3系油脂に生じる「オフフレーバー」——そのしくみと対策技術をまとめた総説
魚油や微細藻類由来の油に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)は、心血管系や神経系への働きが知られる機能性脂質です。しかし著者らは、世界人口の76%がEPA+DHAの推奨摂取量に達していないとする報告(成人の推奨量の中央値は1日313mg)を引きながら、栄養学的な必…
公開日: 2026年09月14日 16:21
超加工食品とエネルギー密度は、その後の食事量を変えるか——予備食を用いたランダム化クロスオーバー試験
超加工食品(工業的に配合され、添加物などで風味や食感を高めた製品群。研究では国際的に使われるNova分類に従って定義されています)は、自由に食べられる状況下で摂取エネルギーが増えやすいことと関連づけられてきました。ただし著者らは、その背景に「エネルギー密度」、つまり食品1グラムあたりに含まれるエネル…
公開日: 2026年09月14日 15:38
チリの大学生を対象に、食習慣と体格の指標の関係を調べた研究
食事の質は、若い成人の健康を左右する重要な要因のひとつと考えられています。しかし著者らによれば、大学生において、日々の食習慣と体格に関する指標がどのように結びついているのかは、まだ十分に解明されていません。
公開日: 2026年09月14日 14:20
「自分は健康的に食べている」という感覚は何に支えられているのか——イタリアの成人1,000人を対象とした調査
普段の食生活について「自分はわりと健康的に食べているほうだ」と感じている人は少なくありません。しかし、その自己認識が実際の食べ方とどこまで一致しているかは、必ずしも明らかではありません。研究チームは、この「自己認識」と「実際の行動」の間にある隔たりを重要な空白と位置づけ、そこに焦点を当てました。
公開日: 2026年09月14日 02:57
食の文化と「食がもつ文化的価値」は同じか——ギリシャと英国での聞き取り調査
著者らは、スーパーマーケット以外の流通経路である「オルタナティブ・フード・ネットワーク(AFN)」と、そこで事業を営む中小企業が、人々を食と、そして食を介して他者と結び直す役割を果たしうるのかを検討しました。あわせて、食に関わる文化的価値がどのように生まれるのかを問い、地域や国としての「食の文化」が…
公開日: 2026年09月14日 01:07
「低脂肪」「オーガニック」「砂糖不使用」表示は買い物をどう変えるか——バングラデシュの消費者調査
食品や飲料のパッケージには「低脂肪」「砂糖不使用」「オーガニック」といった健康を連想させる言葉がよく並びます。著者らは、こうした表示による販売手法が世界各地の消費者行動に大きな影響を与え続けており、バングラデシュも例外ではないと述べています。
公開日: 2026年09月14日 00:28
米国と韓国の大学生を比べた「食物依存」と「感情的摂食」の研究
この研究が扱うのは、食べ方に関わる二つの心理的な考え方です。一つは「食物依存(フードアディクション)」で、食べる量を自分で制御できない、強い渇望が続く、悪い結果が分かっていても食べ続ける、といった、薬物やアルコールへの依存に似た特徴を食べ物に対して示す状態を指します。もう一つは「感情的摂食(エモーシ…
公開日: 2026年09月13日 23:43
肥満のある成人における三つの食事法と鉄の代謝——地中海食・ケトン食・間欠的断食を比較した系統的文献レビュー
肥満は世界で6億5000万人を超える成人に及ぶ健康課題です。著者らはその一方で、食事から十分な、あるいは過剰なほどのエネルギーを摂っている人々のあいだで、標準体重の人に比べて鉄不足が多いという「逆説」に注目しました。論文によれば、この鉄不足は食事から摂る鉄の量の違いでは説明できず、慢性的な軽度の炎症…
公開日: 2026年09月13日 23:33
地中海食と健康的な睡眠の組み合わせと肺がん発症リスク——英国の大規模追跡調査からの報告
がんは世界的に大きな健康課題であり、著者らは、世界保健機関の報告として2020年に約1000万人ががんで亡くなり、これは世界の全死亡のおよそ6分の1にあたると紹介しています。なかでも肺がんは最も多く診断され、がんによる死亡の最大の原因とされています。病期や地域によって異なるものの、肺がんの5年生存率…
公開日: 2026年09月13日 20:53
超加工食品の摂取と動脈硬化のリスク——英国の大規模追跡データを分析した研究
動脈硬化は、血管の壁に脂質や炎症にかかわる細胞、線維成分がたまっていく状態で、心血管疾患の主な病理的な土台とされています。研究チームは、世界的に死因の上位を占める心血管疾患の予防のためには、生活のなかで変えられる危険因子、とりわけ食事のあり方を見きわめることが重要だと述べています。
公開日: 2026年09月13日 19:15
オンライン食料品店の『スワップ提案』は健康的な買い物を後押しできるか、米国での実験結果
オンラインでスーパーの買い物をしていると、「こちらの商品はいかがですか」といったおすすめ表示を目にすることがあります。こうした提案の仕組みを応用し、より健康的な商品や環境負荷の低い商品への「置き換え(スワップ)」を勧めたら、実際に人々の買い物の中身は変わるのでしょうか。米国スタンフォード大学医学部や…
公開日: 2026年09月10日 09:23
安静時のエネルギー消費量、計算式で推定すると実測値とどれくらいずれる? 日本人36人での検証
ダイエットや栄養管理の指導現場では、何もしていない状態で体が消費するエネルギー量、いわゆる安静時エネルギー消費量(REE)を知ることが出発点になります。ただしREEを正確に測るには専用の間接熱量計という機器が必要で、誰もが使えるわけではありません。そこで広く使われているのが、身長・体重・年齢・性別な…
公開日: 2026年09月10日 09:16