研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
薬剤抵抗性てんかんでケトン食療法を受ける子どもの食習慣と食行動を健康な子どもと比較した研究
この研究は、薬剤抵抗性てんかん(抗てんかん薬による治療で発作が十分に抑えられない状態)の子どもたちが、ケトン食療法を受けながらどのような食習慣や食べにくさを抱えているのかを、健康な子どもと比べて明らかにすることを目的としています。ケトン食療法とは、脂質を多くとり糖質を大きく制限する食事による治療法で…
公開日: 2026年09月17日 07:02
慢性腎臓病の「栄養の逆説」——食べても筋肉が戻らない仕組みを整理した展望論文
慢性腎臓病(CKD)が進行して末期腎不全に至ると、体のたんぱく質とエネルギーの蓄えが失われていく状態が起こります。これは「たんぱく質・エネルギー消耗(PEW)」と呼ばれ、論文によれば進行したCKDの患者の11〜54%に見られ、病気の悪化や死亡のリスクを強く予測する要因だとされています。
公開日: 2026年09月16日 05:45
多内分泌代謝性卵巣症候群(PMOS)の食事支援をめぐる栄養士の実践——妨げとなる要因と支えとなる要因の調査
多内分泌代謝性卵巣症候群(PMOS)は、生殖年齢の女性にみられる頻度の高い内分泌(ホルモン)の疾患です。国際的な根拠にもとづく診療指針では、食事や栄養を含む生活習慣への働きかけが第一に選ばれる対応として位置づけられています。そのため、栄養の専門資格をもつ管理栄養士・栄養士(ダイエティシャン)は、こう…
公開日: 2026年09月15日 18:54
目の健康と天然の油脂 ― 成分・研究の現状を整理した総説の紹介
植物や陸上動物、海洋生物に由来する天然の油脂は、単一の物質ではなく複数の成分が混ざった「脂質の集合体」です。その主成分はトリアシルグリセロール(脂肪酸が三つ結びついた脂質の基本形)で、どのような脂肪酸が含まれるかは原料によって異なります。さらに、リン脂質(水になじむ部分と油になじむ部分を併せ持つ脂質…
公開日: 2026年09月15日 18:47
果糖の摂取と若年発症の大腸がん——代謝・腸内細菌の観点から研究を整理した総説
50歳未満で見つかる大腸がん(若年発症大腸がん)が世界的に増えています。年齢や遺伝のように変えられない要因だけでは説明しにくいため、食生活のように後から変えられる要因が関わっているのではないか、という関心が高まっています。
公開日: 2026年09月15日 18:39
ラブアンバジョの飲食店で「アップセリング」はどう実践されているか——接客スタッフの実務を探る質的研究
アップセリング(upselling)とは、飲食やホテルなどのホスピタリティ産業で用いられる販売手法で、客のニーズや好みに合わせて、より価格の高いメニューや追加の一品をすすめることを指します。著者らは、これが単なる売り込みではなく、客に合った提案を通じて食事体験そのものを高めうる接客の一部でもあると位…
公開日: 2026年09月14日 22:01
腸の炎症を鎮める方向へ――細菌とω-3脂肪酸を組み合わせた発酵物を、潰瘍性大腸炎患者の組織で試した研究
潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が続く病気で、クローン病などとともに炎症性腸疾患(IBD)と総称されます。論文によれば、IBDは世界で680万人が罹患しており、サリチル酸製剤やステロイドが第一選択の治療として使われてきましたが、これらは病気の自然経過そのものを変…
公開日: 2026年09月14日 19:29
超加工食品の摂取と子どもの感情調整・社会性との関連を調べた研究
超加工食品とは、工場での加工度が高く、さまざまな添加物を含む食品を指す分類の呼び名です。スナック菓子、加糖飲料、ソーセージなどの加工肉、揚げ物などがこれにあたります。著者らは、こうした食品の摂取が世界的に急増しており、とくに中南米を含む低・中所得国で顕著だと述べています。論文によれば、メキシコは一人…
公開日: 2026年09月14日 18:40
超加工食品への政策対応をめぐるラテンアメリカの経験と持続可能な食生活
この論考は、超加工食品(UPF)の拡大に対して、ラテンアメリカ地域がどのような政策上の工夫を重ねてきたかを取り上げています。著者らは、この地域が概念面でも、根拠にもとづく政策の面でも、重要な革新の源になってきたと述べています。
公開日: 2026年09月14日 16:44
オメガ3系油脂に生じる「オフフレーバー」——そのしくみと対策技術をまとめた総説
魚油や微細藻類由来の油に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)は、心血管系や神経系への働きが知られる機能性脂質です。しかし著者らは、世界人口の76%がEPA+DHAの推奨摂取量に達していないとする報告(成人の推奨量の中央値は1日313mg)を引きながら、栄養学的な必…
公開日: 2026年09月14日 16:21
超加工食品とエネルギー密度は、その後の食事量を変えるか——予備食を用いたランダム化クロスオーバー試験
超加工食品(工業的に配合され、添加物などで風味や食感を高めた製品群。研究では国際的に使われるNova分類に従って定義されています)は、自由に食べられる状況下で摂取エネルギーが増えやすいことと関連づけられてきました。ただし著者らは、その背景に「エネルギー密度」、つまり食品1グラムあたりに含まれるエネル…
公開日: 2026年09月14日 15:38
チリの大学生を対象に、食習慣と体格の指標の関係を調べた研究
食事の質は、若い成人の健康を左右する重要な要因のひとつと考えられています。しかし著者らによれば、大学生において、日々の食習慣と体格に関する指標がどのように結びついているのかは、まだ十分に解明されていません。
公開日: 2026年09月14日 14:20