研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

食文化の変化を人類学から考える:フリン効果と食・栄養をめぐる論考 研究論文OpenAlex

食文化の変化を人類学から考える:フリン効果と食・栄養をめぐる論考

この論文は、社会・文化人類学がこれまであまり扱ってこなかった「食と栄養」の領域に目を向けようとする論考です。著者は、とりわけ健康的な食事への意識がまだ低いとされる発展途上国において、この問題が大きな意味を持つと述べています。

公開日: 2026年10月17日 05:01

ご飯と一緒に炊くと黒大豆の糖・アミノ酸・香り成分はどう変わるか:12品種での比較 研究論文OpenAlex

ご飯と一緒に炊くと黒大豆の糖・アミノ酸・香り成分はどう変わるか:12品種での比較

韓国では、種皮が黒く中身(子葉)が緑色の黒大豆「ソリテ(Seoritae)」を、米と一緒に炊いて食べる習慣があります。豆の味わいには、甘みのもとになる糖、うま味などに関わる遊離アミノ酸(たんぱく質に組み込まれず単独で存在するアミノ酸)、そして香りのもとになる揮発性成分が関わっています。

公開日: 2026年10月17日 04:55

大麦とβグルカンがコレステロールや代謝に与える影響を整理した総説 研究論文OpenAlexパキスタン

大麦とβグルカンがコレステロールや代謝に与える影響を整理した総説

食生活や生活習慣は、近代化や工業化の影響を受けて変化し、人々の健康を損なう要因になってきたと著者らは指摘しています。なかでも、血液中のコレステロールが高い状態である高コレステロール血症は、脂肪分の多い食事や揚げ物の摂取、体を動かさない生活によって起こり、心血管疾患の大きな危険因子とされています。生活…

公開日: 2026年10月17日 04:51

大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化と腸内発酵でどう変化するか:試験管内モデルによる探索的研究 研究論文OpenAlexブラジル

大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化と腸内発酵でどう変化するか:試験管内モデルによる探索的研究

コンブチャは、砂糖を加えた紅茶や緑茶を、酢酸菌・乳酸菌・酵母が共生する培養物(SCOBY)で発酵させた飲料です。茶由来のポリフェノールや有機酸を含み、近年は健康との関わりにも関心が集まっています。研究チームは、ブラジルの大西洋岸森林に自生する果実を加えると、果実特有の成分によって飲料の性質がさらに変…

公開日: 2026年10月17日 02:55

お茶の健康への影響を幅広く整理した総説:成分の働きから傷の治癒、動物でのがん研究まで 研究論文OpenAlexジョージア

お茶の健康への影響を幅広く整理した総説:成分の働きから傷の治癒、動物でのがん研究まで

お茶は、チャノキ(学名カメリア・シネンシス)の葉からつくられ、世界で水に次いでよく飲まれている飲み物とされます。古くから薬のような効き目があると言い伝えられてきましたが、近年はそうした言い伝えを科学的に確かめる研究が増えています。この論文は、お茶の飲用や茶の抽出物が体にどのような影響を与えるかについ…

公開日: 2026年10月17日 01:42

古代サンスクリット料理書『パーカダルパナ』を章ごとに読み解く書評 研究論文OpenAlex

古代サンスクリット料理書『パーカダルパナ』を章ごとに読み解く書評

『パーカダルパナ』(「料理の鏡」の意)は、ニシャダ国のナラ王の作と伝えられるサンスクリット語の料理書です。アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)の文献のなかで、家庭の衣食住を扱う「家政学」分野の最古の書とされ、全11章から成ります。調理の基本原則から始まり、季節ごとの食事の決まり、菓子、乳がゆ、飲み物…

公開日: 2026年10月16日 23:24

日本人の食事の質は年齢と性別でどう変わるか:1〜79歳の8日間秤量記録による分析 研究論文OpenAlex

日本人の食事の質は年齢と性別でどう変わるか:1〜79歳の8日間秤量記録による分析

食事の質は、肥満や代謝の病気、心血管疾患などのリスクに関わります。年齢とともに変わることも知られています。欧米の調査では、中年期から高齢期にかけて食事の質が高まる一方、子ども、思春期、若い成人では不十分な食事が目立つと報告されてきました。しかし、どの年齢で特に低くなるのか、どの食品や栄養素がその差を…

公開日: 2026年10月16日 23:20

カボチャの種の粉を使った食事介入と血糖値の変化:シエラレオネの2型糖尿病女性を対象とした研究 研究論文OpenAlexシエラレオネ

カボチャの種の粉を使った食事介入と血糖値の変化:シエラレオネの2型糖尿病女性を対象とした研究

2型糖尿病は世界的に増えている病気で、特に低・中所得国で大きな健康上の負担になっています。糖尿病の管理では食事療法が重要な柱とされ、現在の指針では、ナッツや種子類のように栄養が豊富な食品を取り入れた、一人ひとりに合った食事のとり方が支持されています。

公開日: 2026年10月16日 23:14

アーユルヴェーダの調理食品群「クリターンナ・ヴァルガ」を現代の食品科学から読み解く文献レビュー 研究論文OpenAlexインド

アーユルヴェーダの調理食品群「クリターンナ・ヴァルガ」を現代の食品科学から読み解く文献レビュー

インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、食事が健康や活力、病気の予防を左右する重要な要素とされています。古典には、穀物、豆類、乳、ギー(精製バター)、砂糖、香辛料などを使った調理済み食品をまとめた「クリターンナ・ヴァルガ」という分類があります。洗う、煮る、挽く、炒る、揚げる、乾かす、混ぜるといった工程…

公開日: 2026年10月16日 23:10

食事から皮膚へ:栄養性皮膚疾患をアーユルヴェーダの考え方から捉え直す総説 研究論文OpenAlexインド

食事から皮膚へ:栄養性皮膚疾患をアーユルヴェーダの考え方から捉え直す総説

皮膚は体の中で最も大きな臓器で、外界から体を守るだけでなく、体温調節や免疫、水分の保持などにも関わっています。皮膚の細胞は絶えず入れ替わり、その維持にはたんぱく質、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどが継続的に必要です。そのため、栄養状態の乱れは皮膚の状態にも表れることがあります。こうした栄養の不足や…

公開日: 2026年10月16日 23:01

ナイジェリア北西部で食べられている天然塩「カンワ」の重金属と健康リスクの評価 研究論文OpenAlexナイジェリア

ナイジェリア北西部で食べられている天然塩「カンワ」の重金属と健康リスクの評価

ナイジェリア北部では、「ナトロン」と呼ばれる天然のアルカリ性の塩が、現地で「カンワ」の名で広く使われています。料理の添加物や肉を柔らかくする材料として、また伝統的な治療にも用いられ、食文化に深く根づいています。

公開日: 2026年10月16日 22:57

ポリフェノール摂取量と体組成指標の関連を調べたブラジルの住民調査 研究論文OpenAlexブラジル

ポリフェノール摂取量と体組成指標の関連を調べたブラジルの住民調査

肥満は脂肪組織が異常に、または過剰に蓄積した状態で、糖尿病や心血管疾患、高血圧などの慢性疾患の重要な危険因子とされています。体組成には遺伝や生活習慣などさまざまな要因が関わりますが、なかでも食事は中心的な役割を果たします。研究チームが注目したのは、果物や野菜に多く含まれる植物由来の化合物であるポリフ…

公開日: 2026年10月16日 22:47