研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
慢性便秘の食事指導の後、ニンジン中心の食生活で手のひらが黄色くなった症例報告
慢性便秘は、硬い便や残便感、腹部の張りなどの症状を通じて、日常生活や心身の生活の質を大きく損なうことがあります。治療ではまず、食物繊維を増やすといった生活習慣の見直しを勧められることが多いとされています。
公開日: 2026年10月20日 07:53
孤発性レム睡眠行動障害の患者で、普段の食事・腸内細菌と神経変性疾患への移行の関係を調べた研究
レム睡眠行動障害は、夢を見ている時期の睡眠(レム睡眠)中に、夢の内容に合わせて体が動いてしまう病気です。ほかの神経の病気がないのにこの症状だけがある状態を「孤発性レム睡眠行動障害(iRBD)」と呼びます。iRBDは、αシヌクレインというたんぱく質の異常が関わる神経変性疾患(αシヌクレイノパチー)の前…
公開日: 2026年10月20日 07:34
水を飲んだあとの尿量は同じ人でも毎回同じか:水分保持指標の再現性と無糖カフェイン入り電解質飲料の検証
飲み物によって体に水分がとどまりやすいかどうかを比べる方法に、「飲料水分補給指数(BHI)」があります。水1リットルを飲んだあとの尿量を、試験する飲み物1リットルを飲んだあとの尿量で割って求める比率です。値が1.0より大きければ、その飲み物は水よりも体に水分が残りやすいことを示します。1.0より小さ…
公開日: 2026年10月20日 06:02
フランスの持続可能で健康的な食事における牛乳・ヨーグルト・チーズの位置づけ
持続可能で健康的な食事は、健康、経済、社会、環境という四つの柱で考えられています。この論考で著者らは、牛乳、ヨーグルト、チーズといった乳製品が、フランスの食生活においてこの四つの柱のそれぞれでどのような位置を占めるのかを検討しました。抄録によると、この論文は「Perspective(見解)」として、…
公開日: 2026年10月20日 04:50
3種類のフラボノールが口の中の細菌群集に与える影響を調べた研究
口の中には700を超える種類の細菌がすみ、歯や粘膜の表面で「バイオフィルム」と呼ばれる細菌の集合体を作っています。細菌どうしは栄養をやり取りしたり競い合ったりしながら複雑なネットワークを形づくっており、このバランスが崩れると歯周病やむし歯などにつながると考えられています。また、口の細菌は動脈硬化など…
公開日: 2026年10月19日 06:01
紅茶ポリフェノールの一種を粒子に組み込み、ピッカリングエマルションの酸化を抑える試み
油と水が細かく混ざり合った状態を「エマルション」と呼び、多くの食品に見られる身近な仕組みです。一方で、中に含まれる油が酸素と反応して劣化する「脂質酸化」が起こりやすく、品質低下の原因になることが知られています。
公開日: 2026年10月18日 07:13
加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析
膀胱がんは世界で9番目に多いがんで、男性では6番目に多いとされています。喫煙、ヒ素などで汚染された飲み水、職場での特定の化学物質への曝露などが、すでに知られている危険因子です。食べ物に含まれる発がん性物質やその代謝物は尿として排出され、膀胱の内側に触れるため、食事も膀胱がんのリスクに関わる可能性が指…
公開日: 2026年10月18日 06:44
食べ物への依存的な食行動を面接で評価する「FASI」のイタリア語版を摂食障害の患者で検証した研究
「フードアディクション(食べ物依存)」とは、主に超加工食品について、強い渇望、食べる量が増えていく、抑えがきかない、悪影響があっても食べ続けるといった、依存症に似た食べ方のパターンを指す考え方です。これを独立した病気として扱うべきかはまだ議論が続いています。一方で、むちゃ食い障害や神経性過食症などの…
公開日: 2026年10月17日 21:33
2025〜2030年版「アメリカ人のための食生活指針」をめぐる賛否を整理した論文
米国では、国民向けの栄養に関する公式な推奨として「アメリカ人のための食生活指針」が定期的に改訂されています。2025〜2030年版の指針には、栄養の専門家から評価された推奨がある一方で、裏付けとなる根拠が乏しいとして疑問視された推奨もありました。
公開日: 2026年10月17日 19:38
ナイジェリア北西部で食べられている天然塩「カンワ」の重金属と健康リスクの評価
ナイジェリア北部では、「ナトロン」と呼ばれる天然のアルカリ性の塩が、現地で「カンワ」の名で広く使われています。料理の添加物や肉を柔らかくする材料として、また伝統的な治療にも用いられ、食文化に深く根づいています。
公開日: 2026年10月16日 22:57
「持続可能な食事」と健康影響の研究はどう行われてきたか:97件の研究を整理したスコーピングレビュー
環境への負荷が小さく、健康にもよい「持続可能な食事」への関心が高まっています。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を背景に、食生活の見直しを政策に取り入れる動きもあり、各国の食事指針に持続可能性の観点を加える機関も出てきました。
公開日: 2026年10月16日 21:44
大豆粉をテンペ菌で最長20日間固体発酵させたときの成分と機能の変化:L-カルニチンの蓄積とイソフラボンの変換
大豆はたんぱく質や食物繊維、イソフラボンなど多様な成分を含む食材です。一方で、消化を妨げる酵素阻害物質や、特有の青臭さが利用の妨げになることもあります。微生物で大豆を発酵させると、栄養や成分の構成が変わることが知られています。その一例が、インドネシアの伝統食テンペです。テンペは、リゾプス属のカビ(テ…
公開日: 2026年10月16日 09:06