研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
仕立て方と副梢管理の組み合わせが生食用ブドウの品質に与える影響を、樹の生理反応から調べた研究
生食用ブドウを高品質に育てるには、枝葉の茂り方(樹冠)をどう整えるかが重要になります。研究チームは、きめ細かな樹冠管理の方法を確立するため、ブドウを支える棚の仕立て方と、主な枝から伸びる脇芽(副梢)の管理方法を組み合わせたとき、房の周りの環境、葉の働き、果実の品質がどう変わるかを調べました。
公開日: 2026年10月20日 07:43
孤発性レム睡眠行動障害の患者で、普段の食事・腸内細菌と神経変性疾患への移行の関係を調べた研究
レム睡眠行動障害は、夢を見ている時期の睡眠(レム睡眠)中に、夢の内容に合わせて体が動いてしまう病気です。ほかの神経の病気がないのにこの症状だけがある状態を「孤発性レム睡眠行動障害(iRBD)」と呼びます。iRBDは、αシヌクレインというたんぱく質の異常が関わる神経変性疾患(αシヌクレイノパチー)の前…
公開日: 2026年10月20日 07:34
中国の通販で「タラ(鳕)」として売られる冷凍魚の種類と栄養の違い DNAによる種の判定と栄養成分の比較
タラは高たんぱく・低脂肪で味にくせが少ない白身魚として世界中で取引されています。生物学的にはタラ目の魚、特にマダラやタイセイヨウダラなどのタラ属が「本来のタラ」とされます。一方、商取引上の「タラ」は国や制度によって範囲が異なる呼び名で、分類上まったく別の魚が同じ名前で売られることがあります。中国でも…
公開日: 2026年10月20日 06:57
二酸化硫黄のくん蒸は収穫後のドリアンの品質と病気への抵抗性にどう影響するか
ドリアンは独特の香りで知られる熱帯果実ですが、呼吸が盛んでエチレン(果実の成熟を進める植物ホルモン)を多く出すため、収穫後の日持ちが短い果物です。過熟、果皮の割れ、微生物による傷み、風味の劣化が早く進み、遠方への流通の妨げになっています。
公開日: 2026年10月20日 06:52
運動中の脱水は運動後のホエイプロテイン摂取後の血中アミノ酸の上昇を弱めるか――健康な若年男性での比較研究
ホエイプロテインは、牛乳由来のたんぱく質で、体内で作れない必須アミノ酸をそろって含み、なかでも分岐鎖アミノ酸(BCAA:ロイシン、イソロイシン、バリン)が多く、消化・吸収が速いことから、運動後の回復を目的に広く使われています。一方で、運動中は汗によって体の水分が失われ、練習中に体重の1%程度が失われ…
公開日: 2026年10月20日 05:51
市販しょうゆ28製品の香り成分と感じ方の違いを調べた研究
しょうゆは、たんぱく質やでんぷんを多く含む原料を微生物で発酵させて造る、東アジアを代表する調味料です。発酵や加工の過程では、酵素による分解、微生物の代謝、加熱で起こる反応などが重なり、多数の揮発性成分(においのもとになる、空気中へ広がりやすい成分)が生まれます。市販品は原料や製法、商品の位置づけがさ…
公開日: 2026年10月20日 05:45
殻をむきやすく、生に近い品質を保つ:上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)の部位別の短時間蒸し処理を比較した研究
チュウゴクモクズガニ(いわゆる上海ガニ)は、中国で年間約89万トン生産される淡水養殖の重要な種です。著者らによると、流通はこれまで主に活ガニの販売に頼ってきましたが、生産量が増えるにつれ、売り切れずに傷んでしまうカニが多く出て経済的損失につながっています。冷凍や塩漬けといった一次加工も広く行われてい…
公開日: 2026年10月20日 05:30
重曹(炭酸水素ナトリウム)の濃度が豚肉ミオシンの分子間の力と流動特性に与える影響
肉の主要なたんぱく質であるミオシンは、筋原線維たんぱく質の50〜55%を占めます。加熱するとゲル(ゼリー状の構造)をつくる性質があり、食肉製品の品質に深く関わります。ミオシンの構造は、溶液のpHやイオン強度(溶けている塩類の濃さ)によって変わることが知られています。
公開日: 2026年10月20日 05:23
尿のナトリウム・カリウム比を目安にした減塩支援は、地域の高血圧患者の血圧と食塩摂取量を下げたか――中国農村部での比較試験
塩分のとり過ぎは心臓や脳の血管の病気のリスクを高めます。中国では食塩の多くが家庭の調理から来ており、とくに研究の舞台となった山東省は、漬物などをよく食べる塩分の多い食習慣で知られています。中国には高血圧患者を地域で継続的に管理する公的な保健サービスがあり、減塩指導も含まれています。しかし研究チームは…
公開日: 2026年10月20日 04:59
サルコペニア肥満の高齢者を対象に、食事管理アプリを生活習慣プログラムに加えた効果を探る小規模試験
「サルコペニア肥満」とは、筋肉量の低下と体脂肪の過剰が同時に起きている状態を指します。著者らによると、世界の高齢者のおよそ11%が該当し、サルコペニアや肥満が単独の場合より、転倒、身体機能の障害、心臓や代謝の病気、死亡などのリスクが高いとされています。
公開日: 2026年10月19日 11:32
メラトニンなど3種類の処理が食べ頃のキウイフルーツの品質に与える影響を比較した研究
キウイフルーツは、収穫後に追熟させてから食べる果物です。収穫した時点ではまだ硬く、追熟が進むと味と食感が最もよい「食べ頃」の時期に入ります。論文では、この時期を糖度の目安となる可溶性固形分が14〜21%、果肉の硬さが10〜20ニュートンの範囲と説明しています。
公開日: 2026年10月19日 10:21
ハダカオオムギを米と一緒に炊ける「予備糊化米」に加工する際の浸水・乾燥条件を探った研究
ハダカオオムギ(青稞)は、殻が実から簡単に外れる大麦の一種です。中国の青海・チベット高原などで古くから主食として食べられてきました。たんぱく質や食物繊維が多く、水溶性食物繊維のβ-グルカンや、ポリフェノール、フラボノイドといった成分も含んでいます。一方で、果皮が硬くでんぷんの粒が密に詰まっているため…
公開日: 2026年10月19日 10:10