研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
超音波の速さと弱まり方で桃の熟度と内部品質を推定できるかを調べた研究
桃は収穫後に日持ちしにくく、熟すにつれて果肉が急速に軟らかくなります。熟度の判断に使われる糖度や硬さなどの多くは、果実を切ったり押しつぶしたりしなければ測れません。そのため、果実を傷つけずに一つずつ品質を見分ける方法が求められてきました。
公開日: 2026年10月20日 05:04
イチゴ果汁に超音波と電気パルスを順に当てる非加熱処理:色素・色・品質への影響を調べた研究
果汁の安全性と保存性を確保する標準的な方法は加熱殺菌(パスチャライゼーション)です。ただし熱をかけると、栄養や風味、色に関わる成分が損なわれることがあります。果汁が褐色に変わる褐変や、糖が分解してできるヒドロキシメチルフルフラール(HMF)という化合物の生成も起こりやすくなります。そこで、熱を使わな…
公開日: 2026年10月19日 11:12
学校周辺の屋外食品広告は何を宣伝しているのか:イラン・シーラーズの高校周辺調査と生徒の体格との関連
子どもや若者の過体重・肥満は世界的に増えています。著者らは、その背景として、安価でおいしく高エネルギーの食品が手に入りやすく、さまざまな宣伝で売り込まれている「食環境」に注目しました。子どもは広告を単なる便利な情報と受け取りやすく、不健康な食品の広告が食の好みや「買ってほしい」という要求に影響しうる…
公開日: 2026年10月18日 07:40
大腸がんの手術を控えた患者の栄養状態を多面的に調べた研究
がん患者では栄養不良がよく起こり、なかでも大腸がんを含む消化器のがんで多いことが知られています。研究チームは、手術前に栄養状態が悪いと術後の合併症や入院期間の長期化などにつながる恐れがあり、手術自体も炎症や代謝の負担を通じて栄養状態を悪化させうることから、手術前の段階で栄養の問題を見つけることが重要…
公開日: 2026年10月15日 06:46
収穫前の塩化カルシウム散布は、冷蔵中のモモの品質変化をどう変えるか――応答曲面法による検討
モモは味がよく、ポリフェノールなどの抗酸化成分も含む、経済的に重要な果物です。一方で、果肉がやわらかく収穫後も代謝が活発なため傷みやすく、流通の間に品質を保つことが大きな課題になっています。低温での貯蔵は最も一般的な対策ですが、長く冷蔵すると低温障害や変色、風味や栄養の低下が起こることがあります。
公開日: 2026年10月12日 10:24
ビタミンB1・B2・B3・B6の食事からの摂取量と胃がんの関係:国際共同データを統合した解析
胃がんは今も世界的に大きな健康課題です。ピロリ菌感染のほか、塩蔵食品、赤肉や加工肉、飲酒などの食習慣が危険因子として知られていますが、ビタミンなどの微量栄養素がどう関わるかについては、これまでの研究結果が一致していませんでした。
公開日: 2026年10月11日 08:40
イランの高血圧の成人で、赤身肉の頻繁な摂取は裕福な層に偏っていた:格差の要因を分解した研究
高血圧は世界の30〜79歳の成人のおよそ3人に1人に見られ、心血管の病気や脳卒中、早すぎる死の大きな要因とされています。高血圧の管理では食事の見直しが柱の一つで、赤身肉や加工肉の多い食事は高血圧のリスク要因になるという報告もあります。一方で、何をどれだけ食べるかは、収入や学歴、仕事、住む場所などの社…
公開日: 2026年10月10日 06:33
プロバイオティクスの歴史・仕組み・応用研究を整理した総説
プロバイオティクスへの関心は、研究と商業の両面で大きく高まっています。プロバイオティクスとは、適切な量を取り入れたときに宿主、つまりそれを取り込んだ人や動物の健康に役立つとされる、病原性のない生きた微生物を指します。
公開日: 2026年10月09日 05:27
過熱水蒸気で取り出すマスティック樹脂の精油と抗酸化活性
研究チームは、マスティックの木として知られるPistacia lentiscusの樹脂から精油を取り出す際に、抽出方法や条件が抗酸化活性にどう影響するかを調べました。植物由来の抗酸化成分を食品などに利用することを念頭に、精油の酸化反応を抑える働きを高める条件を見つけることが目的です。
公開日: 2026年10月06日 05:02
イランの乳児用調製粉乳に含まれる硝酸塩と健康リスクの評価
研究チームは、イランの乳児にとって硝酸塩を摂取する主な経路となり得る乳児用調製粉乳に着目し、その含有量と健康リスクを調べました。広く消費されている6ブランドの計60試料を対象に、成分を分離して測定するイオンクロマトグラフィーという方法で分析しました。
公開日: 2026年10月05日 11:57
魚ゼラチンとカルボキシメチルセルロースに「ペルシャガム」を加えた食べられるフィルムの性質を調べた研究
プラスチック廃棄物の蓄積が世界的な課題となる中、再生可能な原料からつくられる生分解性フィルムや食べられる(可食)フィルムが代替包装材として注目されています。著者らは、魚ゼラチン(FG)とカルボキシメチルセルロース(CMC)という2種類の天然素材を組み合わせたフィルムを基礎に、そこへ「ペルシャガム」(…
公開日: 2026年10月02日 15:48
カボチャの葉面散布とホウ素 ― 収量・油質と果実内発芽をめぐる報告
シュタイリッシュ油カボチャ(Cucurbita pepo subsp. pepo var. styriaca)は、果実ではなく種子を目的に栽培される植物です。論文によれば、その種子は油分が42〜54%に達し、オレイン酸やリノール酸といった不飽和脂肪酸、植物ステロール、トコフェロールを多く含み、搾られ…
公開日: 2026年10月02日 10:11