研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析 研究論文OpenAlexイギリス

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析

膀胱がんは世界で9番目に多いがんで、男性では6番目に多いとされています。喫煙、ヒ素などで汚染された飲み水、職場での特定の化学物質への曝露などが、すでに知られている危険因子です。食べ物に含まれる発がん性物質やその代謝物は尿として排出され、膀胱の内側に触れるため、食事も膀胱がんのリスクに関わる可能性が指…

公開日: 2026年10月18日 06:44

2025〜2030年版「アメリカ人のための食生活指針」をめぐる賛否を整理した論文 研究論文OpenAlexイギリス

2025〜2030年版「アメリカ人のための食生活指針」をめぐる賛否を整理した論文

米国では、国民向けの栄養に関する公式な推奨として「アメリカ人のための食生活指針」が定期的に改訂されています。2025〜2030年版の指針には、栄養の専門家から評価された推奨がある一方で、裏付けとなる根拠が乏しいとして疑問視された推奨もありました。

公開日: 2026年10月17日 19:38

抗がん剤治療を外来で受ける患者の栄養リスクと、届いていない栄養支援 研究論文OpenAlexイギリス

抗がん剤治療を外来で受ける患者の栄養リスクと、届いていない栄養支援

抗がん剤などの全身的ながん薬物療法を受けている患者では、栄養不良がよく見られます。栄養不良は、治療に耐えにくくなること、生活の質の低下、死亡の増加と関連することが知られています。それでも、外来での栄養状態のチェック(栄養スクリーニング)は推奨されているにもかかわらず、実施は医療現場によってまちまちで…

公開日: 2026年10月17日 05:42

大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化と腸内発酵でどう変化するか:試験管内モデルによる探索的研究 研究論文OpenAlexイギリス

大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化と腸内発酵でどう変化するか:試験管内モデルによる探索的研究

コンブチャは、砂糖を加えた紅茶や緑茶を、酢酸菌・乳酸菌・酵母が共生する培養物(SCOBY)で発酵させた飲料です。茶由来のポリフェノールや有機酸を含み、近年は健康との関わりにも関心が集まっています。研究チームは、ブラジルの大西洋岸森林に自生する果実を加えると、果実特有の成分によって飲料の性質がさらに変…

公開日: 2026年10月17日 02:55

ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査 研究論文OpenAlexイギリス

ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査

ヨーグルトやチーズ、パン、ワイン、ビール、コーヒー、チョコレートなど、微生物の働きを利用して作られる発酵食品は、ヨーロッパの食生活に深く根付いています。しかし、ヨーロッパ全体で人々がどの発酵食品をどれくらい口にしているのかを、同じ基準でまとめたデータはほとんどありませんでした。著者らによれば、これま…

公開日: 2026年10月16日 21:38

英国の家庭向け料理レシピに登場する魚の種類は100年でどう変わったか 研究論文OpenAlexイギリス

英国の家庭向け料理レシピに登場する魚の種類は100年でどう変わったか

魚介類はたんぱく質や微量栄養素の大切な供給源です。しかし英国では一人あたりの魚の消費量が国の健康指針に届いておらず、購入される魚もごく限られています。中心はタラ、ハドック(タラの仲間の白身魚)、サケ、エビ、マグロの5種類で、「ビッグファイブ」と呼ばれています。論文によると、これらの多くは海底を傷つけ…

公開日: 2026年10月16日 05:50

国際スポーツ栄養学会が示す減量のための食事法に関する公式見解 研究論文OpenAlexイギリス

国際スポーツ栄養学会が示す減量のための食事法に関する公式見解

国際スポーツ栄養学会(ISSN)は、体重を減らすための食事法について、学会としての公式な見解をまとめました。この論文は既存の研究を批判的に分析したもので、指導者やコーチ、トレーニングに取り組む人々が主な食事法の効果を判断するための科学的な土台を示すことを目的としています。

公開日: 2026年10月15日 06:39

緑茶を飲む習慣と若年成人の空腹時血糖・ヘモグロビン濃度の関連を検討した横断研究 研究論文OpenAlexイギリス

緑茶を飲む習慣と若年成人の空腹時血糖・ヘモグロビン濃度の関連を検討した横断研究

緑茶はカメリア・シネンシス(チャノキ)の葉から作られる飲み物です。紅茶に比べて製造時の酸化が少ないため、ポリフェノールの一種であるカテキンが多く残ります。なかでもエピガロカテキンガレート(EGCG)は、糖の代謝や酸化ストレスとの関わりが研究されてきました。一方、緑茶と空腹時血糖の関係について、人を対…

公開日: 2026年10月14日 09:53

プロバイオティクスの利用と心の状態・物忘れ・おなかの症状の関係を地域の成人で調べた横断研究 研究論文OpenAlexイギリス

プロバイオティクスの利用と心の状態・物忘れ・おなかの症状の関係を地域の成人で調べた横断研究

腸と脳は神経やホルモンなどを通じて互いに影響し合っていると考えられており、この結びつきは「腸脳相関」と呼ばれます。研究チームはこの考え方を背景に、プロバイオティクスの利用が気分、認知、消化器の状態とどう関係しているかを調べました。プロバイオティクスとは、適切な量をとったときに健康上の利益をもたらす生…

公開日: 2026年10月14日 04:48

早産の赤ちゃんに最適な補充栄養は何か 英国全土で行う臨床試験「COLLABORATE」の計画 研究論文OpenAlexイギリス

早産の赤ちゃんに最適な補充栄養は何か 英国全土で行う臨床試験「COLLABORATE」の計画

妊娠29週未満で生まれた赤ちゃんにとって、母親自身の母乳は脳の発達を助け、壊死性腸炎(NEC)のリスクを下げる標準的な栄養とされています。NECは未熟な腸に起こる炎症で、高所得国では極めて早く生まれた赤ちゃんの主な死因であり、生涯にわたる障害の原因にもなります。ただし、早産の赤ちゃんは妊娠33〜34…

公開日: 2026年10月13日 06:45

ザンビア農村部の6〜23か月児は何を食べているのか:母親や家族、地域の声から離乳期の食事の実態を探った研究 研究論文OpenAlexイギリス

ザンビア農村部の6〜23か月児は何を食べているのか:母親や家族、地域の声から離乳期の食事の実態を探った研究

生後6か月から23か月までの時期は、母乳だけの栄養から、母乳に加えてほかの食べ物を与える「補完食」(いわゆる離乳食)へ移る大切な時期です。成長が速いため、エネルギーや鉄、亜鉛などの栄養素を十分に含む食事が必要になります。しかし、資源の限られた多くの地域では、食事に含まれる食品の種類の幅(食事の多様性…

公開日: 2026年10月13日 05:33

公衆栄養を「文脈」から捉える:根拠、公平性、説明責任をめぐる特集号の巻頭論説 研究論文OpenAlexイギリス

公衆栄養を「文脈」から捉える:根拠、公平性、説明責任をめぐる特集号の巻頭論説

この論文は、公衆栄養学の専門誌の編集者らが、ある号に収められた21本の寄稿を紹介し、その全体に共通する論点を整理した巻頭論説です。新たな実験や調査の結果を報告するものではありません。原著研究、総説、論評、意見、政策論考といった多様な寄稿を束ね、今日の栄養問題をどう捉えるべきかを示しています。

公開日: 2026年10月13日 05:24