研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
大腸がん・ポリープの早期発見に腸内細菌を活用する試み――便検査の新たな可能性を検証した総説
大腸がんは世界で罹患数が3番目に多く、がん死亡数では2番目に多いとされています。年間190万人が新たに診断され、90万人以上が亡くなっているとの報告があります。日本を含むアジアや東ヨーロッパでは罹患率が高く、5年生存率もアジアでは46.5%とヨーロッパの89%以上に比べて低いとされ、その差は診断時の…
取得日: 2026年08月29日 04:44
白ゴマを『発芽』させると栄養はどう変わる?発芽時間ごとの成分変化を調べた研究
ゴマといえば料理の風味づけや搾油の原料として馴染み深い食材ですが、実はまだ十分に活用しきれていない『underutilized(活用不足の)』作物だと指摘されています。今回紹介する研究は、豆類や穀類でよく行われる『発芽』という加工を白ゴマの種子に施すと、含まれる成分や抗酸化の働きがどう変化するのかを…
取得日: 2026年08月29日 04:44
妊娠中の高血糖と食生活、子どもの体格との関連は―PANDORAコホート研究
妊娠中に血糖値が高くなる状態(妊娠糖尿病や、妊娠前からの2型糖尿病)は、母体だけでなく生まれてくる子どもの健康にも影響しうることが知られています。では、そうした女性が妊娠中にどのような食事をとっていたかは、子どもがその後どのように成長するかと関係しているのでしょうか。オーストラリアで行われた「PAN…
取得日: 2026年08月29日 01:25
東南アジアの果物・野菜46種類をAIで見分ける:健康アプリ向け画像分類モデルの開発研究
スマートフォンで食事の写真を撮るだけで栄養管理ができるアプリが広がっています。タイでは「ThaiSook」という健康増進アプリが開発されており、体重や野菜・果物の摂取量、運動量、血圧、血中脂質、血糖値、喫煙習慣といった生活習慣病(非感染性疾患)のリスクに関わる指標をユーザー自身が記録し、チーム対抗の…
取得日: 2026年08月27日 07:25
診断前の血中ビタミンD濃度と前立腺がんの生存率の関連を調べた大規模統合解析
ビタミンDは骨の健康に関わる栄養素として知られていますが、がんとの関係についても長年研究が続けられてきました。これまでの研究では、血中のビタミンD濃度が高い男性ほど前立腺がんと診断されるリスクが高いという報告もあり、ビタミンDと前立腺がんの関係は単純ではないことが示唆されています。しかし、すでに前立…
取得日: 2026年08月23日 19:26
レモンマートルとリバーミント、超音波抽出とマイクロカプセル化でポリフェノールをどう守るか
ハーブティーには、ポリフェノールと呼ばれる植物由来の成分が含まれていることが知られています。ただし、こうした成分は熱や光、酸素などの影響を受けやすく、抽出してから粉末などの形に加工する過程で失われてしまうことも少なくありません。今回紹介する研究では、オーストラリア原産のハーブであるレモンマートル(B…
取得日: 2026年08月23日 18:26
465本の嚥下研究を分析してわかったこと──「食品のかたさ・とろみ」を扱う論文の現状とは
ものを飲み込む力、いわゆる「嚥下(えんげ)」は、加齢や病気によって弱まることがあり、食事の安全に直結する重要なテーマです。研究の現場では、液体のとろみや食品のかたさ(テクスチャー)を変えたときに嚥下がどう変化するかを調べる論文が数多く発表されてきました。今回紹介するのは、そうした研究そのものを一段上…
取得日: 2026年08月23日 06:25
腸内細菌の力でアレルギー性鼻炎を和らげられる? 乳酸菌BGI-N6をラットで検証した研究
花粉やハウスダストなどが引き金となるアレルギー性鼻炎は、世界的に患者数が増えている慢性の炎症性疾患です。既存の薬には効果や使い心地の面で限界があるとされ、新しい対策の必要性が指摘されてきました。近年注目されているのが、腸内細菌のバランスを整えることで免疫の働きに働きかける「プロバイオティクス」という…
取得日: 2026年08月22日 09:25
コンブチャの健康効果、科学的にはどこまで分かっている?発酵茶飲料の臨床研究を紹介
紅茶や緑茶に砂糖を加え、細菌と酵母の共生培養体(SCOBYと呼ばれます)を使って発酵させた飲み物「コンブチャ」。独特の酸味とわずかな炭酸感を持つこの発酵茶は、世界的に人気が広がっており、健康によいイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。お茶自体、水に次いで世界で最も飲まれている飲料とされています…
取得日: 2026年08月22日 05:08
とろみ調整食で栄養は本当に足りているのか?高齢者の嚥下障害と『摂取量ギャップ』を考える
飲み込みにくさ(嚥下障害)を抱える高齢者は、長期療養の現場で決して珍しくありません。誤嚥(食べ物や飲み物が気管に入ってしまうこと)を防ぐために、食事は「テクスチャー変更食(TMF)」と呼ばれる、とろみをつけたりペースト状にしたりした形態に調整されることがよくあります。国際的な基準であるIDDSI(国…
取得日: 2026年08月19日 01:24
子どもの『食べる力』をどう見極める?摂食評価ツールを整理したスコーピングレビュー
離乳食が思うように進まなかったり、特定の食感を極端に嫌がったりと、子どもの「食べること」に関する悩みは珍しくありません。医学的・栄養的・摂食スキル・心理社会面のいずれか、あるいは複数の領域で年齢相応の食事摂取が難しい状態は「小児摂食障害(Paediatric Feeding Disorder)」と呼…
取得日: 2026年08月19日 01:24
食品保存料は使われたあと、環境中でどうなるのか——排水や土壌への影響を整理したレビュー
ソルビン酸や亜硝酸塩、EDTA、合成の酸化防止剤——これらはいずれも食品の腐敗を防いだり、色や風味を保ったりするために広く使われている食品保存料です。私たちは日々の食事を通じてこうした添加物の「食品としての安全性」を気にしますが、では使われた保存料が排水や生ごみとして環境中に出たあと、どこへ行き、ど…
取得日: 2026年08月09日 21:24