研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

食事の炎症・抗酸化・腸内細菌に関する指標と胃がんリスクの関連を調べた症例対照研究 研究論文OpenAlex中国

食事の炎症・抗酸化・腸内細菌に関する指標と胃がんリスクの関連を調べた症例対照研究

食事の傾向は、体内の炎症、酸化ストレス、腸の透過性、腸内細菌といった経路を通じて胃がんの発生に関わる可能性があると考えられています。しかし著者らは、炎症・抗酸化・腸内細菌に着目した複数の食事指標を同時に評価し、あわせて複数の生物学的指標(バイオマーカー)も測定した包括的な研究は、胃がんの分野ではまだ…

公開日: 2026年09月17日 12:37

インド人の「出たお腹」をめぐる説明——腸内細菌・食生活の変化・体組成から論じた記事 研究論文OpenAlexインド

インド人の「出たお腹」をめぐる説明——腸内細菌・食生活の変化・体組成から論じた記事

インド人に多いとされる、なかなか引っ込まない腹部の膨らみは、食べすぎや運動不足のせいだと説明されることが多い。この論考の著者は、そうした説明は進化的・微生物学的・食事に関する根拠に照らすと十分に成り立たないとして、別の説明の筋道をたどろうとしている。

公開日: 2026年09月17日 12:15

サワードウ(天然酵母)パンと市販パン酵母のパンは、おなかの症状と腸内細菌に違う影響を与えるか——無作為化比較試験の報告 研究論文OpenAlexノルウェー

サワードウ(天然酵母)パンと市販パン酵母のパンは、おなかの症状と腸内細菌に違う影響を与えるか——無作為化比較試験の報告

食物繊維を多くとることが健康に役立つことはよく知られていますが、西ヨーロッパ諸国では摂取量が推奨に届いていないと研究チームは述べています。パンはこうした国々で食物繊維の重要な供給源である一方、小麦粉に含まれるフルクタンなどにより「FODMAP(フォドマップ)」と呼ばれる糖類の供給源でもあります。FO…

公開日: 2026年09月17日 11:44

白ワインの「果皮ごと発酵」と発酵後の酸素接触が成分と味わいに与える影響 研究論文OpenAlexイタリア

白ワインの「果皮ごと発酵」と発酵後の酸素接触が成分と味わいに与える影響

白ワインの伝統的な造り方では、搾ったぶどう果汁を果皮からすばやく分け、香りを守りつつ渋みのもととなる成分(フェノール化合物)が出すぎないようにしてきました。しかし近年、果皮を漬け込んだまま発酵させる「発酵中のスキンコンタクト(醸し)」が実践と研究の両面で関心を集めています。研究チームは、この手法が白…

公開日: 2026年09月17日 11:13

慢性ストレスが腸内細菌のバランスと脳の炎症に与える影響を調べたマウス実験 研究論文OpenAlex中国

慢性ストレスが腸内細菌のバランスと脳の炎症に与える影響を調べたマウス実験

長く続くストレスが、腸内に住む細菌の集まり(腸内細菌叢)の乱れや、脳内の炎症(神経炎症)と関わることは以前から知られていました。しかし、その間をつなぐ仕組みについては、まだよく分かっていないと著者らは述べています。

公開日: 2026年09月17日 09:57

アガベ樹液を発酵させて得た「ポストバイオティクス」──乳酸菌とバチルスによる細胞・動物実験と粉末化の報告 研究論文OpenAlexメキシコ

アガベ樹液を発酵させて得た「ポストバイオティクス」──乳酸菌とバチルスによる細胞・動物実験と粉末化の報告

メキシコの研究チームは、アガベ(リュウゼツラン)から採取される樹液「アグアミエル」を発酵させて得られる成分に注目し、その生物学的な働きと、食品素材として扱える形に加工できるかどうかを調べました。

公開日: 2026年09月17日 09:22

土壌から見つかった乳酸菌の安全性を多角的に調べた研究 研究論文OpenAlexトルコ

土壌から見つかった乳酸菌の安全性を多角的に調べた研究

Lactiplantibacillus plantarum(ラクティプランティバチルス・プランタルム)は、乳製品や発酵野菜、人の消化管など幅広い環境に生息する乳酸菌です。発酵食品での長い利用の歴史からプロバイオティクス研究でよく取り上げられますが、研究チームは、同じ菌種であっても株ごとの性質の差が大…

公開日: 2026年09月17日 07:12

ブドウの熟度が蒸留酒の香り成分と官能品質に与える影響を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

ブドウの熟度が蒸留酒の香り成分と官能品質に与える影響を調べた研究

生食用ブドウ「ヘティエンホン(和田紅)」を原料に蒸留酒をつくるとき、収穫時の熟し具合が仕上がりの品質をどう左右するのか。研究チームはこの点を明らかにするため、糖度の異なる3つの熟度段階でブドウを収穫し、それぞれから得た蒸留液を比較しました。

公開日: 2026年09月17日 06:45

エルゴチオネインが実験的大腸炎を和らげる――腸のバリア・炎症・腸内細菌への多面的な働きを報告 研究論文OpenAlex中国

エルゴチオネインが実験的大腸炎を和らげる――腸のバリア・炎症・腸内細菌への多面的な働きを報告

炎症性腸疾患(IBD)は腸に炎症が起こる病気で、腹痛や下痢、体重減少といった症状が現れます。研究チームによれば、世界で約800万人が影響を受けており、都市化や生活様式の変化を背景に有病率は上昇し続けているとされています。腸の上皮バリアの機能低下、腸内細菌のバランスの乱れ、免疫応答の異常が中心的な病態…

公開日: 2026年09月16日 05:11

ザクロの搾りかす由来成分とプロバイオティクスを一緒に包んだマイクロカプセル——胃酸に耐えて腸へ届ける工夫 研究論文Europe PMC中国

ザクロの搾りかす由来成分とプロバイオティクスを一緒に包んだマイクロカプセル——胃酸に耐えて腸へ届ける工夫

プロバイオティクスは、十分な量を摂ったときに腸内で定着し、腸内細菌のバランスを整えて健康に寄与するとされる生きた微生物です。ただし論文によれば、腸に届く生菌数は1グラムあたり10の6乗〜10の7乗個以上が必要とされる一方で、菌は高温、低いpH、酸素、胃酸、胆汁酸塩、消化酵素といった過酷な環境にさらさ…

公開日: 2026年09月15日 20:29

腸内細菌由来の代謝物が肝臓の脂肪蓄積を抑える仕組みを報告した研究 研究論文OpenAlex中国

腸内細菌由来の代謝物が肝臓の脂肪蓄積を抑える仕組みを報告した研究

代謝機能障害に関連する脂肪性肝疾患(MASLD)は、肝臓に脂肪がたまる病気です。これまでの研究から、腸内細菌叢(腸にすむ細菌の集まり)がこの病気の発生や進行に重要な役割を果たすことが知られていました。しかし、そこでどのような分子レベルの仕組みが働いているのかは、十分に解明されていませんでした。

公開日: 2026年09月15日 07:39

妊娠中の機能性便秘はどれくらい多いのか——食事内容や身体活動との関連を調べた横断研究 研究論文OpenAlexイラン

妊娠中の機能性便秘はどれくらい多いのか——食事内容や身体活動との関連を調べた横断研究

妊娠中によくみられる不調のひとつに便秘があります。この研究が扱っているのは「機能性便秘」と呼ばれるもので、腸や体の病気といった明らかな原因が見つからないのに、排便の回数が少ない、便が硬い、強くいきむ必要があるといった症状が続く状態を指します。

公開日: 2026年09月15日 07:31