研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
血糖値だけじゃない――糖尿病と生きることが心と生活の質に与える影響とは
糖尿病というと、まず思い浮かぶのは「血糖値のコントロール」かもしれません。食事に気をつけ、薬を欠かさず飲み、数値を管理する――そんなイメージが強い病気です。しかし、実際に糖尿病とともに生きる人々にとっての課題は、血糖値の数字だけにとどまりません。日々の自己管理を続けることの精神的な負担や、周囲からの…
公開日: 2026年08月14日 00:26
共役リノール酸を強化した発酵乳がMASLD患者の腸内環境と代謝物に与える影響を調べた研究
脂肪肝というと「お酒の飲みすぎ」というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、近年は飲酒とは関係なく、肥満や糖尿病などの代謝異常に伴って肝臓に脂肪がたまる「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」が世界的に増えていることが知られています。MASLDは腸内細菌叢と肝臓の働きが密接に関わり合う「腸肝…
公開日: 2026年08月12日 16:27
幼児教育の先生たちは『食』をどれだけ理解している?ブラジルでの調査から見えた現状
子どもたちが最初に「食べること」について学ぶ場のひとつが、保育園や幼稚園といった早期の教育現場です。そこで日々子どもたちと向き合う教員自身は、食や栄養についてどれくらい理解し、実践できているのでしょうか。この問いに取り組んだのが、ブラジルの公立幼児教育教員を対象にした今回の研究です。
公開日: 2026年08月09日 18:35
麺類中心の食生活と腸内細菌「アッカーマンシア」の関係——日本人高齢者786人の調査から
近年、腸内細菌のなかでも「Akkermansia muciniphila(アッカーマンシア・ムシニフィラ)」という菌が注目されています。腸の粘膜を覆う粘液(ムチン)を分解して暮らす菌で、海外の研究では健康との関連が話題になることが多い菌です。ただし、その存在量は人種や地域によって差があることが知られ…
公開日: 2026年08月08日 23:31
経口セマグルチドで2型糖尿病患者の食事に変化は?食塩摂取量にも注目した観察研究
2型糖尿病の治療薬として使われるGLP-1受容体作動薬は、血糖値を下げる効果に加えて体重を減らす効果があることが知られています。しかし、実際に薬を使い始めた患者さんの「何を、どれくらい食べているか」という食事の中身や、体の中の脂肪と筋肉のバランスがどう変わるのかについては、まだよくわかっていない部分…
公開日: 2026年08月08日 13:38
山東省の学齢児童8万人超を調査、過体重・肥満に関わる生活習慣とは
子どもの過体重・肥満は世界的な健康課題として関心を集めており、中国でもその割合が増加していると報告されています。今回紹介するのは、中国・山東省で9〜12歳の児童を対象に行われた大規模な横断研究です。人口が多く経済発展の進んだ地域である山東省を舞台に、どのような要因が子どもの体格と関連しているのかを調…
公開日: 2026年08月04日 23:32
米食文化と血糖コントロール—アジアの2型糖尿病患者はなぜ食事療法が難しいのか
2型糖尿病の治療において、食事管理は中心的な柱の一つとされています。しかし実際には、医療者が示す「望ましい食事」と、患者が日々の暮らしの中で実践する食事のあいだには、しばしば大きなギャップが存在します。特にアジアの国々では、主食である米への強い思い入れや、家族関係、職場の慣習といった社会文化的な背景…
公開日: 2026年08月02日 01:27
精神科入院患者の食事、何が重視される?専門家26名への調査から
入院中の食事というと、多くの人は「治療の合間に出てくる給食」というイメージを持つかもしれません。しかし近年、病院食は単なるカロリー補給の手段ではなく、治療そのものを支える臨床ケアの一部として捉え直されつつあります。特に、重度の精神疾患を抱える患者は栄養失調や心血管代謝疾患のリスクが高いことが知られて…
公開日: 2026年07月30日 01:33
低脂肪食にすると「食事性AGE」の摂取量はどう変わる? WHI試験の解析から
「終末糖化産物(AGE)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。AGEはタンパク質や脂質が糖と結びつくことでできる物質で、体内でつくられるだけでなく、食品にも含まれています。特に高温で焼いたり揚げたりした食品には多く含まれるとされ、食品から摂取するAGEは「食事性AGE(dAGE)」と呼ばれます。…
公開日: 2026年07月30日 01:32
若い女性の「調理頻度」は何で決まる?食リテラシーを測るアンケート調査から
忙しい毎日の中で、自炊をするかどうかは人によって大きく異なります。家庭で調理した食事を食べる頻度が高いほど食生活の質が良い傾向にあると言われていますが、では「どんな要因が調理の頻度を左右するのか」については、まだわかっていないことが多くあります。今回紹介する研究は、食や食品に関する知識・行動を測る「…
公開日: 2026年07月26日 02:29
コンビニの多さと高血圧に関連?韓国250地区を対象にした空間分析研究
コンビニエンスストアは、忙しい毎日の中で手軽に食事や飲み物を調達できる便利な存在です。一方で、コンビニで売られている食品にはエネルギー密度が高く栄養価が偏りがちなものも多く、身近にコンビニが多いことが食生活や健康にどのような関わりを持つのかは、これまであまり詳しく調べられてきませんでした。今回紹介す…
公開日: 2026年07月24日 02:33
非糖尿病の成人を対象に「CHG指数」と脂肪肝リスクの関連を調べた研究
健康診断で「肝機能」や「脂質」の数値を見て、コレステロールや血糖、肝臓の状態がどう関係しているのか気になったことはないでしょうか。近年、コレステロール・HDL(善玉コレステロール)・血糖値を組み合わせた「CHG指数」という新しい指標が、糖代謝や脂質代謝の乱れを反映する可能性がある指標として注目されて…
公開日: 2026年07月24日 02:27