研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ニンニクの成分の違いは外見のタイプよりも由来地域と栽培年度に関係していた:77系統の比較
ニンニクは種子ではなく、球根の一片(りん片)を植えて増やす作物です。そのため、各地で受け継がれてきた在来の系統を保存することが、品種の多様性を守るうえで重要になります。近代的な農業や単一作物の大規模栽培、環境の悪化、気候変動によって遺伝的な多様性が失われつつあるなか、優れた性質を持つ可能性がある伝統…
公開日: 2026年10月19日 06:07
3種類のフラボノールが口の中の細菌群集に与える影響を調べた研究
口の中には700を超える種類の細菌がすみ、歯や粘膜の表面で「バイオフィルム」と呼ばれる細菌の集合体を作っています。細菌どうしは栄養をやり取りしたり競い合ったりしながら複雑なネットワークを形づくっており、このバランスが崩れると歯周病やむし歯などにつながると考えられています。また、口の細菌は動脈硬化など…
公開日: 2026年10月19日 06:01
冷凍イチゴの解凍方法は品質にどう影響するか:家庭で使われる5つの方法を比較した研究
イチゴは水分が多く皮も傷みやすいため、収穫後に長く保存しにくい果物です。そのため、季節を問わず流通させたり加工に使ったりする場合には、冷凍イチゴが広く利用されています。冷凍品は食べる前や加工する前に必ず解凍が必要で、その方法は最終的な品質を左右する重要な工程です。
公開日: 2026年10月19日 05:54
食事の「工業化度」とブラストシスチス保有は腸内細菌のどの側面と関係するか:メキシコの大学生41人を対象にした探索的研究
腸内細菌叢は、食事、体格や年齢などの体の特徴、腸にすむ微生物の存在が互いに関わり合って形づくられると考えられています。食事は腸内細菌に影響する大きな要因とされ、加工度の低い食品や食物繊維の多い食事は細菌の多様性の高さと、高度に加工された食品中心の食事は多様性の低さと関連すると報告されてきました。
公開日: 2026年10月19日 05:47
傷ついたイチゴにエチレンが加わると何が起こるか:棚持ち期間中の品質・代謝・遺伝子発現の変化
イチゴは見た目や香り、味に優れる一方、収穫後に傷みやすい果物です。果肉が柔らかく皮が薄いため、軽くぶつかったり押されたりするだけで傷がつきます。傷ができると水分が抜けやすくなり、軟化が進み、店頭や家庭で品質を保てる期間(棚持ち期間)が短くなります。
公開日: 2026年10月19日 05:35
12週間の持久運動と時間制限食で、気分とトリプトファン代謝はどう変わったか
食事の内容だけでなく、食べる時間帯も健康に関わるのではないかという考えから、1日の食事を一定の時間内に収める「時間制限食(TRE)」が注目されています。この方法は定期的な運動と組み合わせて研究されることも増えていますが、そうした生活習慣の変化に伴って、心の状態と体内の物質の変化がどう関係するのかは、…
公開日: 2026年10月19日 05:26
脳卒中後の嚥下調整食をどれだけ食べられたかと、退院時・90日後の生活機能との関連を調べた研究
脳卒中のあとには、飲み込む力が弱まる「嚥下障害」がよく起こります。嚥下障害があると、食べ物や飲み物が気管に入って起こる誤嚥性肺炎の危険が高まり、食事量が減って脱水や低栄養にもつながりやすくなります。そこで病院では、食べ物のかたさや粘り、まとまりやすさを調整した「嚥下調整食」がよく処方されます。
公開日: 2026年10月19日 05:21
乳製品の消費を妨げる要因と情報の役割:ポーランドの医師への調査
乳製品は、良質なたんぱく質やカルシウム、ビタミンなどを含む食品として食生活で重要な位置を占めてきました。一方で論文によると、多くの先進国では飲用牛乳の消費が減っており、健康や環境、動物福祉への関心の高まりや、植物性の代替飲料への関心の広がりが、乳製品を控える理由になり得ると指摘されています。
公開日: 2026年10月19日 05:16
ラガービール酵母を12回続けて再利用したとき、アミノ酸の使われ方はどう変わるか
ビールの発酵では、酵母が麦汁に含まれるアミノ酸を主な窒素源として取り込みます。アミノ酸は酵母の増殖や発酵の進み方に関わるだけでなく、ビールの香りや味に影響する高級アルコールやエステルといった成分のもとにもなります。
公開日: 2026年10月19日 05:09
緑色のスサビノリ変異株「Y-G001」の生育・色素・うま味成分を調べた研究
海苔の原料となる紅藻スサビノリ(学名 Neopyropia yezoensis)は、中国・日本・韓国で広く養殖されています。中国では、収穫した藻体を洗って刻み、乾燥させて紙状の板海苔にします。板海苔は色・つや・形・風味で等級が決まり、その等級が価格を左右します。中国ではこれまで、成長が速く収量の多い…
公開日: 2026年10月19日 05:01
ルーマニア産雌雄同株ヘンプ6品種の種子に含まれる栄養成分と抗酸化成分の比較
ヘンプ(産業用大麻、Cannabis sativa L.)の種子は、たんぱく質や脂質、食物繊維、ミネラルなどを多く含む植物性の食品素材として利用が広がっています。欧州連合で栽培が認められている産業用ヘンプは、精神作用をもつ成分THCの含有量が低い品種に限られます。著者らによれば、種子の成分は品種によ…
公開日: 2026年10月19日 04:52
2種のゴミムシダマシ幼虫の消化物が腸の培養細胞に与える影響を調べた研究
持続可能なたんぱく源として、食用昆虫を飼料や食品に使うことへの関心が高まっています。昆虫は、従来の家畜に比べて少ない水・飼料・土地で生産でき、温室効果ガスの排出も少ないとされています。一方で、昆虫を食べたときに消化の過程で生じる成分が、腸の表面を覆う細胞にどう作用するのかは、まだ十分に分かっていませ…
公開日: 2026年10月19日 04:46