研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
便を『壊す前』と『壊した後』で分けて調べたら見えてきた、腸内細菌どうしの物質のやりとり
私たちの腸の中には無数の細菌がすみ、互いに作った物質を分け合いながら生きています。ある菌が作った代謝物を別の菌が利用する『クロスフィーディング』と呼ばれる関係は、腸内細菌が織りなす生態系の重要な仕組みとされていますが、便を調べる従来の代謝物分析には大きな弱点がありました。便に含まれる物質の総量を測る…
取得日: 2026年08月28日 12:45
森・居酒屋・ビーチ…映像と音の「環境」はお茶やビールのおいしさをどう変える?
同じ飲み物でも、飲む場所や雰囲気によっておいしさの感じ方が変わるという経験は多くの人にあるのではないでしょうか。これまでの研究では、特定の環境がおいしさに単独で影響することや、季節感と食べ物・飲み物の一致(合っている感じ)がおいしさに関わることが示されてきました。しかし、森やビーチ、居酒屋といった場…
取得日: 2026年08月28日 02:27
東南アジアの果物・野菜46種類をAIで見分ける:健康アプリ向け画像分類モデルの開発研究
スマートフォンで食事の写真を撮るだけで栄養管理ができるアプリが広がっています。タイでは「ThaiSook」という健康増進アプリが開発されており、体重や野菜・果物の摂取量、運動量、血圧、血中脂質、血糖値、喫煙習慣といった生活習慣病(非感染性疾患)のリスクに関わる指標をユーザー自身が記録し、チーム対抗の…
取得日: 2026年08月27日 07:25
肥満対策とアレルギー緩和に役立つ?キノコ由来成分の可能性を探る総説
キノコは古くから食用として親しまれてきましたが、近年では多糖類やテルペン類、フェノール化合物、フラボノイドなど、多様な生理活性化合物を含む食材としても注目されています。肥満は代謝異常や慢性炎症、糖尿病や心血管疾患のリスク上昇と関わる世界的な健康課題であり、副作用の少ない天然由来の対策への関心が高まっ…
取得日: 2026年08月25日 22:27
ユーグレナの日常摂取が免疫の働きと風邪様症状に関わる可能性を検討した研究
「腸活」や「免疫ケア」という言葉が身近になる中、食物繊維、特に消化されにくい多糖類が免疫の働きを支えるうえで重要だと考えられてきました。しかし多くの人でその摂取量は推奨レベルに届いていないのが実情です。こうした背景から、持続可能な多糖類の供給源として注目されているのが微細藻類です。今回紹介する研究で…
取得日: 2026年08月23日 20:29
スマホの食事記録アプリ、高齢者の栄養チェックにどこまで使える? 秤量調査との比較で妥当性を検証
「今日は何をどれだけ食べたか」を正確に記録するのは、実は簡単なことではありません。特に高齢者の食生活を見守る場面では、食べたものをすべて計量して記録する「秤量食事記録法」が精度の高い方法として知られていますが、食品を一つひとつ量って書き留める作業は本人にとって大きな負担になります。もっと手軽に、日々…
取得日: 2026年08月23日 18:26
食物繊維の摂取量によって、タンパク質摂取とBUN(血中尿素窒素)の関係は変わるのか——慢性腎臓病患者を対象にした研究
慢性腎臓病(CKD)の食事療法では、タンパク質の摂取量が話題になることが多くあります。タンパク質を摂りすぎると、その代謝産物である尿素が増え、血液中の尿素窒素(BUN)という指標が上昇しやすくなると考えられているためです。一方で、食物繊維は腸内環境などを通じて代謝に影響を与える可能性が指摘されてきま…
取得日: 2026年08月23日 00:25
ケニア沿岸部の妊婦、8割超で「アフラトキシン」曝露の痕跡——鍵は住んでいる場所だった
アフラトキシンという言葉を聞いたことがあるでしょうか。これはトウモロコシや落花生などの穀物・豆類に生えるカビ(アスペルギルス属)が作り出す天然の毒素の一種で、特に高温多湿な熱帯・亜熱帯地域では、収穫後の保存状態によって食品中に混入しやすいことが知られています。今回、東アフリカ・ケニアの沿岸部に暮らす…
取得日: 2026年08月23日 00:25
有機食品はなぜ高くても選ばれる、あるいは選ばれないのか——「信頼」と「価格」を分けて考えた研究
スーパーの棚で「有機野菜」と「通常の野菜」が並んでいるとき、多くの人は値段の高さに一瞬立ち止まります。有機食品は「体によさそう」「環境にやさしそう」というイメージがある一方で、パッケージの表示だけでは本当に基準を満たしているのかを消費者が直接確かめることはできません。このように売り手と買い手の間で持…
取得日: 2026年08月23日 00:25
酢飲料を4週間、便秘傾向の成人が飲むと排便はどう変わる? 二重盲検試験の報告
お腹の調子を整える食習慣として、酢を使った飲み物を思い浮かべる方もいるかもしれません。ただ、こうした食品由来の飲料が実際の排便状況にどの程度関わるのかは、科学的な検証を経て初めて確かなことが言えます。今回紹介するのは、軽い便秘傾向がある健康な成人を対象に、酢飲料を4週間毎日飲んでもらい、排便の状態や…
取得日: 2026年08月22日 09:25
柿の断面に潜むポリフェノールを『光』で見る——蛍光指紋イメージングが映し出したもの
柿にはポリフェノールと呼ばれる機能性成分が含まれていますが、その分布は場所によって異なります。これまで、果実のどこにどれだけポリフェノールがあるかを調べるには、部位ごとに切り出して抽出・分析する破壊的な方法が主流でした。もし果実を壊さずに、断面のポリフェノール分布を『見える化』できれば、品質評価や研…
取得日: 2026年08月22日 05:08
ストレスで食べる量は増える?減る?変わらない? ― ストレス時の食行動を測る尺度の日本語版を検証した研究
「ストレスがたまると、つい食べ過ぎてしまう」という話をよく耳にします。しかし実際には、ストレスを感じたときに食べる量が増える人もいれば、逆に食欲が落ちる人、あるいはほとんど変わらない人もいることが、これまでの研究で指摘されています。つまり「ストレス=過食」と単純には言い切れず、人によって反応のパター…
取得日: 2026年08月22日 05:08