研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
母乳バンクはどう運営されているのか——世界の研究をまとめたアンブレラレビュー
体調や出産の事情で自分の母乳を十分に与えられない赤ちゃんのために、他の女性が余った母乳を提供する仕組みがあります。それが「母乳バンク」です。提供された母乳(ドナーミルク)は「ヒューマンミルクバンク」と呼ばれる施設を通じて、必要とする赤ちゃんに届けられます。こうした仕組みを継続的かつ公平に運営していく…
取得日: 2026年07月29日 01:24
学校給食は「ケア」の場所? フェミニズムの視点で読み解く学校給食の裏側
学校給食というと、栄養バランスの取れた食事を子どもたちに提供する仕組み、というイメージを持つ人が多いかもしれません。実際、学校給食は子どもの食に関する病気の予防や、家庭の食料不安への対応、さらには食と農の環境負荷といった課題に応えるものとして期待を寄せられてきました。その一方で、多くの国で学校給食は…
取得日: 2026年07月16日 05:25
チアシード、キヌア、カボチャの種、亜麻仁、トリティケール ― 市販植物性食品の栄養・フィトケミカル成分を比較調査
チアシード、キヌア、カボチャの種、亜麻仁、そしてトリティケール(ライ小麦)。近年、健康志向の高まりとともにスーパーやオンラインで見かける機会が増えたこれらの植物性食品ですが、実際にはどのような栄養成分やフィトケミカル(植物由来の機能性成分)を含んでいるのでしょうか。同じ「チアシード」でも産地や加工方…
取得日: 2026年07月13日 23:29
伝統的な中国食の摂取と心血管疾患・死亡リスクの関連は? CHNS縦断研究から
「伝統的な食事は体によい」というイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。実際に、地中海食など特定の地域の伝統的な食事パターンと生活習慣病との関連を調べる研究は世界各地で行われてきました。今回紹介するのは、中国の伝統的な食事パターン(Traditional Chinese Diet、TCD)に注目…
取得日: 2026年07月13日 17:25
魚介類はどれくらい食べると良い?浙江省の大規模コホートが示した「男女差」
魚や貝、エビなどの魚介類は健康によいというイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。実際、これまでにも魚介類の摂取と脳卒中リスクとの関連を調べた研究はいくつか行われてきましたが、その結果は一致しておらず、はっきりした結論は出ていませんでした。今回紹介するのは、中国・浙江省で5万人を超える人々を長期…
取得日: 2026年07月12日 21:29
妊娠期の「コリン」と「ビタミンB群」、胎児の発育とどう関わる? 最新レビュー論文を紹介
妊娠中の食事といえば「葉酸を摂りましょう」という話はよく耳にします。しかし、葉酸以外にも、胎児の発育に関わるとされる栄養素が複数あることをご存じでしょうか。今回紹介する論文は、コリンやビタミンB群(B1、B2、B6、葉酸(B9)、B12)といった栄養素が、それぞれ単独ではなく互いに関連し合いながら胎…
取得日: 2026年07月10日 18:24
伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」には、貧困や飢餓の解消、健康、教育、平等、気候変動対策など幅広いテーマが含まれています。今回紹介するのは、こうしたSDGsの達成と、心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)をはじめとする慢性疾患の予防とを結びつけて論じた、国際栄養学会と第28回世界臨床栄養学…
取得日: 2026年07月08日 21:23
食物繊維(多糖類)は血糖や脂質のコントロールに役立つのか? 21研究をまとめたレビュー論文を読む
白米よりも玄米、精製された小麦粉よりも全粒粉のパンのほうが体によさそうだ、という話を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。こうした食品に多く含まれているのが「食物繊維」や「レジスタントスターチ(消化されにくいでんぷん)」といった、消化管を通過する際にゆっくりと分解される多糖類です。これらは…
取得日: 2026年07月04日 19:22
高齢期の『蛋白質摂取』は筋肉だけでなく脳にも関係する?――サルコペニアと認知機能をめぐるレビュー論文
年齢を重ねると誰もが気になる「もの忘れ」や「筋力の衰え」。この2つは一見別の問題に見えますが、実は同じ食生活、特に「蛋白質の摂取量」と関わっているかもしれない、という視点を整理したレビュー論文が学術誌ニュートリエンツに2026年07月に掲載予定です。今回は、高齢者の認知機能低下と、加齢に伴う筋肉量・…
取得日: 2026年07月04日 18:23
ブラックカラント抽出物はランニング中の代謝にどう影響するのか──エリート女性長距離選手1名の症例研究
果物由来の色素成分「アントシアニン」は、ブルーベリーやカシスなど濃い紫色の果物に多く含まれることで知られています。近年、スポーツ栄養の分野では、こうしたアントシアニンを豊富に含むブラックカラント(カシス)抽出物が、運動中の体内の代謝反応に影響を与える可能性が研究されてきました。今回紹介する論文は、東…
取得日: 2026年07月04日 01:23
皮ごと食べると変わる?ぶどうとブルーベリーの新研究
果物の皮を剥く、その一手間が、実は栄養の観点から見ると「何かを手放している」行為かもしれない——そんな視点を提供する研究が2026年6月、栄養学誌ニュートリエンツに発表されました。
取得日: 2026年06月21日 08:38
ミトコンドリアの「効率」に迫る——ユビキノールの補充研究から見えてきたこと
運動中に筋肉がエネルギーをつくる仕組みは、細胞の中にある「ミトコンドリア」と呼ばれる小さな器官が担っています。そのミトコンドリアの働きに関わる成分として、近年注目を集めているのがコエンザイムQ10(CoQ10)です。体内で合成される脂溶性の成分で、エネルギー産生の代謝に関与するとされています。
取得日: 2026年06月08日 20:20