研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ラッカーゼに似た働きをもつナノ材料と食品の品質・安全性検査への応用をまとめた総説 研究論文OpenAlex中国

ラッカーゼに似た働きをもつナノ材料と食品の品質・安全性検査への応用をまとめた総説

ラッカーゼは、銅を複数含む酵素の一群で、フェノール類などの物質を酸化します。このとき空気中の酸素を電子の受け手として使い、水に変えるため、過酸化水素などの酸化剤を外から加える必要がありません。この性質から、センサー、食品、医療、環境浄化など幅広い分野で利用されてきました。一方で、天然の酵素は周囲の条…

公開日: 2026年10月12日 05:13

潰瘍性大腸炎を「代謝の切り替え」から捉え直す総説:食事・腸の細胞・腸内細菌のつながり 研究論文OpenAlex中国

潰瘍性大腸炎を「代謝の切り替え」から捉え直す総説:食事・腸の細胞・腸内細菌のつながり

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が起こる病気で、原因はまだ分かっていません。著者らによると、欧米で多い病気とされてきましたが、近年は東アジアの新興工業国でも患者が急速に増えています。発症には、生まれつきの体質(遺伝的な感受性)と環境要因の両方が関わると考えられています。

公開日: 2026年10月12日 04:47

ビタミンB1・B2・B3・B6の食事からの摂取量と胃がんの関係:国際共同データを統合した解析 研究論文OpenAlex中国

ビタミンB1・B2・B3・B6の食事からの摂取量と胃がんの関係:国際共同データを統合した解析

胃がんは今も世界的に大きな健康課題です。ピロリ菌感染のほか、塩蔵食品、赤肉や加工肉、飲酒などの食習慣が危険因子として知られていますが、ビタミンなどの微量栄養素がどう関わるかについては、これまでの研究結果が一致していませんでした。

公開日: 2026年10月11日 08:40

乾燥時間で豚肉ジャーキーの性質と香り成分はどう変わるか:GC-IMSと説明可能な機械学習による分析 研究論文OpenAlex中国

乾燥時間で豚肉ジャーキーの性質と香り成分はどう変わるか:GC-IMSと説明可能な機械学習による分析

豚肉ジャーキーは、味付けした肉を乾燥させて作る保存性の高い食品です。乾燥の時間は、水分の抜け方、色の付き方、加熱で糖とアミノ酸が反応して色や香りを生む「メイラード反応」、そして香りのもとになる揮発性有機化合物(VOC)に影響します。

公開日: 2026年10月11日 08:35

中等度以上の栄養リスクがある神経芽腫の子どもでの経腸栄養サポートと、手術・化学療法後の合併症や栄養状態の関係 研究論文OpenAlex中国

中等度以上の栄養リスクがある神経芽腫の子どもでの経腸栄養サポートと、手術・化学療法後の合併症や栄養状態の関係

神経芽腫は、副腎や背骨の近くにある神経のもとになる未熟な細胞から生じる、子どもに多いがんです。治療では手術や化学療法などを組み合わせることが多く、その過程で食事が十分にとれなくなり、栄養状態が悪化しやすいことが知られています。著者らによると、栄養リスクが中等度以上の子どもは免疫の働きが弱まりやすく、…

公開日: 2026年10月11日 08:28

ファイトケミカルを多く含む食品からのエネルギー割合(ファイトケミカル指数)と大腸がん、血液中の指標との関連を調べた症例対照研究 研究論文OpenAlex中国

ファイトケミカルを多く含む食品からのエネルギー割合(ファイトケミカル指数)と大腸がん、血液中の指標との関連を調べた症例対照研究

大腸がんは世界で多くみられるがんの一つです。論文によれば、食生活や生活習慣が急速に変化している国々を中心に、その負担は増え続けています。これまでの研究では、果物、野菜、豆類、全粒穀物、ナッツなど植物由来の食品を多くとる食事パターンほど、大腸がんになりにくい傾向が報告されてきました。こうした食品には、…

公開日: 2026年10月11日 08:16

関節炎・骨粗しょう症の患者のビタミンD状態を外来と入院で比べた研究 研究論文OpenAlex中国

関節炎・骨粗しょう症の患者のビタミンD状態を外来と入院で比べた研究

ビタミンDは、カルシウムやリンの代謝に関わり、骨や筋肉、免疫の健康に重要な栄養素です。世界的に不足している人が多いことが知られています。成人で不足すると骨の石灰化が妨げられ、骨粗しょう症や骨折のしやすさにつながることも指摘されています。

公開日: 2026年10月11日 08:10

間欠的断食が大腸がんを抑える仕組みとタウリンの関わりをマウスと細胞で調べた研究 研究論文OpenAlex中国

間欠的断食が大腸がんを抑える仕組みとタウリンの関わりをマウスと細胞で調べた研究

食べる時間と食べない時間を周期的に繰り返す「間欠的断食」は、動物実験などで大腸がんの増殖を抑えることが報告されてきました。ただ、栄養を制限すると、がん細胞の中で何が起き、それがなぜ免疫による攻撃の強まりにつながるのかは、よく分かっていませんでした。大腸がんの多くは免疫が働きにくい「冷たい」腫瘍とされ…

公開日: 2026年10月11日 05:20

低濃度レスベラトロールが魚の腐敗菌シュワネラ・プトレファシエンスの腐敗能に与える影響 研究論文OpenAlex中国

低濃度レスベラトロールが魚の腐敗菌シュワネラ・プトレファシエンスの腐敗能に与える影響

魚などの水産物は良質なたんぱく質源ですが、傷みやすいことが課題です。中でも、シュワネラ・プトレファシエンス(Shewanella putrefaciens)という細菌は、水産物の腐敗を主導する「特定腐敗菌」として知られています。この菌は冷蔵温度の4℃でも活発に代謝を続け、食品に触れる表面にバイオフィ…

公開日: 2026年10月11日 04:59

オクラ抽出物と乳酸菌を組み合わせたサプリメントの便秘への効果と安全性を調べた単群試験 研究論文OpenAlex中国

オクラ抽出物と乳酸菌を組み合わせたサプリメントの便秘への効果と安全性を調べた単群試験

便秘は世界の成人の約10〜15%にみられるとされる、身近な消化器の不調です。命に関わることはまれですが、生活の質や仕事の効率を下げ、不安や腹部の不快感にもつながると研究チームは指摘しています。下剤などの治療は短期的には効果があるものの、長く使うと効きにくくなる、依存が生じる、張りやけいれん、体内のミ…

公開日: 2026年10月10日 21:56

ゴーヤーの果実が育つにつれサポニンが減る時期に、どの遺伝子が働きを弱めるのか:代謝物と遺伝子発現を合わせた解析 研究論文OpenAlex中国

ゴーヤーの果実が育つにつれサポニンが減る時期に、どの遺伝子が働きを弱めるのか:代謝物と遺伝子発現を合わせた解析

ゴーヤー(ニガウリ)は広く栽培される野菜です。苦味や薬理的な価値の多くは、果実に含まれる「トリテルペノイドサポニン」と呼ばれる成分群によると考えられています。この成分群は、炭素の骨格に糖が結合した化合物の仲間です。

公開日: 2026年10月10日 06:58

ビワの果肉・果皮・種子・葉・花に含まれる成分と活用の可能性を部位ごとに整理した総説 研究論文OpenAlex中国

ビワの果肉・果皮・種子・葉・花に含まれる成分と活用の可能性を部位ごとに整理した総説

ビワはバラ科の常緑果樹で、中国では2000年以上の栽培の歴史があり、食品と薬の両面で使われてきた植物です。中国では果肉に加えて葉と花も新しい食品原料として認められ、2014年と2019年にそれぞれ公的な目録に掲載されました。

公開日: 2026年10月10日 06:40