ブラッククミンと発芽ソラマメ粉を強化したパンの栄養および官能評価
トルコ農業・食品科学技術ジャーナル
精製小麦粉に発芽ソラマメ粉とブラッククミン粉を配合したパンを16種類作製し、物理化学的・官能的特性を評価した。最適な配合比率(小麦72.5%、発芽ソラマメ25.6%、ブラッククミン1.9%)では、全体的な嗜好性を損なうことなくタンパク質・食物繊維・鉄・亜鉛・カルシウムなどの栄養価が向上した。
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トルコ農業・食品科学技術ジャーナル
精製小麦粉に発芽ソラマメ粉とブラッククミン粉を配合したパンを16種類作製し、物理化学的・官能的特性を評価した。最適な配合比率(小麦72.5%、発芽ソラマメ25.6%、ブラッククミン1.9%)では、全体的な嗜好性を損なうことなくタンパク質・食物繊維・鉄・亜鉛・カルシウムなどの栄養価が向上した。
モレキュラー・ニュートリション・アンド・フード・リサーチ
イリドイド配糖体であるモノトロペインとそのエステル2種について、Caco-2:HT29-MTX-E12共培養モデルを用いて腸管取り込み・輸送・初期代謝を検討した。透過性は低く、エステル化によっても改善されず、SGLT1やOATPが取り込みに部分的に関与することが示唆され、全身曝露は限定的で結腸・肝臓での代謝が重要である可能性が示された。
プロスワン
タイの全国健康調査データ(14万人超)を用い、9つの非感染性疾患の潜在クラス分析を行った結果、低負担・高血圧代謝型・高血圧優位型・多疾患高負担型の4クラスが同定された。年齢、性別、BMI、喫煙、都市居住、食習慣(高脂肪・インスタント食品、果物・野菜摂取など)がクラス所属と有意に関連していた。
フロンティアーズ・イン・マイクロバイオロジー
妊娠糖尿病患者では腸内細菌叢の構成異常が特徴的に見られ、短鎖脂肪酸や胆汁酸などの代謝産物の変化を介してインスリンシグナルや炎症に影響することが示唆される。生活習慣改善やプロバイオティクス、糞便微生物移植などの介入が有望だが、因果メカニズムの解明と臨床応用にはさらなる研究が必要である。
スカラリー・ジャーナル・オブ・サイエンス・アンド・テクノロジー・リサーチ・アンド・デベロップメント
ミレットとアフリカパンノキを原料とした複合食に対する発芽処理の影響を調べたところ、発芽により水分・灰分・粗繊維・炭水化物・還元糖・食物繊維が増加する一方、脂肪・タンパク質・でんぷんは減少した。また発芽によりリン酸塩・ビタミンA/C/Eが増加し、フィチン酸・タンニン・シュウ酸などの抗栄養素は減少し、官能評価でも良好な受容性が示された。
フロンティアーズ・イン・スポーツ・アンド・アクティブ・リビング
パリ2024オリンピック日本代表候補選手800名を対象に、栄養サポート経験とサプリメント摂取の関連を調査した。栄養サポート経験のある選手は全体的にサプリメント摂取率が高く、特にエビデンスに基づくスポーツフード(グループA)の摂取率が有意に高かった。
フロンティアーズ・イン・ニュートリション
中国の高齢者7,187人を対象とした10年間の追跡調査で、19歳未満での飲酒開始(早期飲酒)は全死因死亡リスクの16%上昇と関連していた。早期飲酒者の中では飲酒量に応じた用量反応関係もみられ、特に75歳未満や心疾患・認知症を有する者でリスク上昇が顕著であった。
フロンティアーズ・イン・ニュートリション
40〜69歳の健常者を対象に、抗炎症成分(ターメロノールA・B、ビサクロン)を含むウコン抽出物(CLE)を24週間摂取させ、認知機能への効果を検討した。CLE群はプラセボ群と比較して24週時点で見当識と注意力のスコアが有意に高く、認知機能改善の可能性が示唆された。
フロンティアーズ・イン・ニュートリション
ポリフェノールやアントシアニンを豊富に含むセイヨウミザクラスモモ粉末をヨーグルトに配合し、貯蔵期間による物性・色・抗酸化活性の変化を評価した。粉末濃度の増加に伴い総ポリフェノール量と抗酸化活性が上昇し、機能性乳製品開発への応用可能性が示された。
ダイエタリー・サプリメンツ・アンド・ニュートラシューティカルズ
本総説は緑豆由来のタンパク質、ペプチド、生理活性化合物ががん患者の栄養管理・機能性食品への応用可能性について、抗酸化・抗炎症・免疫調節・抗増殖・腸内細菌叢調節作用などのメカニズムを中心にまとめている。ただし多くの根拠はin vitroや動物実験によるもので、臨床的検証はまだ限定的であるとしている。
モレキュールズ
食物繊維58.0%、タンパク質6.2%、糖分18.0%を含む押出加工てん菜パルプ(ESBP)副産物を、通常版および高タンパク版グルテンフリーパスタの新規機能性素材として検討した。15%添加でフェノール含量が72%増加し抗酸化活性も向上したが、10%を超えると土臭さや調理損失増加により消費者受容性が大きく低下し、10%添加が機能性と品質のバランスとして最適であることが示された。
モレキュールズ
本研究はリンゴ、サワーチェリー、モモのポマース(5〜15%)を小麦粉に代替添加したビスケットのミネラル組成と色特性を評価し、モモポマース添加ビスケットについて理化学的・官能的評価を詳細に行った。ポマース添加によりミネラル含量や色調が改善し、5〜10%添加のモモポマースビスケットで最も高い官能評価が得られた。これは果実加工副産物の持続可能な有効利用を支持する結果である。
フーズ
ポルトガル・テージョ川で生態系を脅かす外来種ヨーロッパナマズを食資源として活用するため、フィレと加工残渣を用いた6種類の付加価値食品を開発し、栄養・微生物・食感・官能特性を評価した。製品はサルモネラ等の病原菌が陰性で、必須アミノ酸を豊富に含み、官能評価もおおむね良好であった。これにより外来種の持続可能な有効利用の可能性が示された。
フーズ
本研究は池養殖と水田養殖の黄顙魚について、成長、筋肉のアミノ酸・脂肪酸組成、メタボローム解析、腸内細菌叢を比較した。水田養殖魚は必須アミノ酸が多い一方、池養殖魚は飽和脂肪酸やn-3系多価不飽和脂肪酸が多く、腸内細菌叢の構成や機能予測にも顕著な違いが見られた。両養殖方式は異なる品質形成経路を促進することが示された。
エヌピージェイ・サイエンス・オブ・フード
発芽大麦抽出物(GBE)に対し、枯草菌(Bacillus subtilis)およびクロコウジカビ(Aspergillus niger)によるバイオプライミングを施した抽出物を比較評価した研究である。枯草菌によるバイオプライミング(GBB)はフェノール酸とビタミンB2・B9・B12を顕著に増強し、MSG誘発ADHD様ラットモデルにおいて運動活性や空間記憶の改善、神経伝達物質恒常性の回復、酸化ストレス・神経炎症の抑制などの神経保護効果を示した。
日本女性医学学会雑誌
年齢を重ねるにつれて、ホットフラッシュ(ほてり)や気分の落ち込み、骨の健康など、さまざまな体の変化に向き合う中高年女性は少なくありません。こうした不調に対して、食事やサプリメントでの栄養素摂取がどう関わっているのか、関心を持つ人も多いのではないでしょうか。今回紹介するのは、女性医学の観点から「統合医…
タリム・ビリムレリ・デルギシ(農業科学誌)
トルコのトカット・ガズィオスマンパシャ大学の圃場で2020~2021年に実施された試験で、トマト・リンゴ・ブドウ由来コンポストや堆肥、NPK肥料の施用が土壌特性、トマトの収量・品質、後作ホウレンソウの生育に与える影響を18区の乱塊法試験で比較した。コンポスト施用は対照区に比べ有意な収量増加をもたらし、特にトマトおよびブドウコンポストは堆肥より効果が高かった。堆肥・コンポスト施用後の無施肥ホウレンソウ栽培でもバイオマスが大幅に増加し、土壌有機物・主要養分含量の向上と果実品質の改善も確認された。
エジプシャン・ジャーナル・オブ・メディカル・ヒューマン・ジェネティクス
本総説はビタミンと植物ポリフェノールの組み合わせが老化に関わるエピジェネティック機構をどのように相乗的に調節するかを概説する。ビタミンCとフラボノイド、ビタミンDとレスベラトロールなど特定の組み合わせがサーチュインシグナルやオートファジー、酸化ストレス応答に有益な影響を与えることを示し、精密栄養学に基づく抗老化戦略の可能性を論じている。
バイオメディカル・レポーツ
1型糖尿病(T1D)患者を対象に、食事要因と炎症・エンドトキシン血症マーカーとの関連を検討した横断研究である。高感度CRP高値は温かい飲み物や豆類の摂取増加、タンパク質・脂質・エネルギー・食物繊維の摂取低下と関連し、赤肉摂取の増加はLPSおよびLPS/HDL比の上昇と、タンパク質摂取増加は便中カルプロテクチン高値と関連していた。
フロンティアーズ・イン・ニュートリション
PLCOがんスクリーニング試験の男性参加者54,517人を対象に、食事性スペルミジン摂取と前立腺がんの罹患率、全死因死亡率、前立腺がん特異的死亡率との関連を検討した前向きコホート研究である。スペルミジン摂取は前立腺がんの罹患率および前立腺がん特異的死亡率と有意な関連を示さなかったが、全死因死亡率とは非線形の逆相関がみられ、残余交絡を反映している可能性がある。