研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

地中海食の個々の食品、SNS利用、不安・抑うつ症状の関連を探った小規模オンライン調査 研究論文OpenAlexスウェーデン

地中海食の個々の食品、SNS利用、不安・抑うつ症状の関連を探った小規模オンライン調査

不安や抑うつの症状は多くの人にみられ、食事はそれらに関わりうる生活要因の一つとして研究されてきました。オリーブオイルや野菜、魚などを中心とする地中海食については、よく守っている人ほど抑うつや不安が少ないとする報告がある一方、関連が弱い、あるいははっきりしないとする報告もあり、結果は一致していません。

公開日: 2026年10月15日 21:39

嚥下障害のある人への食事介助を扱う中国の短編動画:質・情報源の透明性・信頼性・内容の網羅性を調べた横断研究 研究論文OpenAlex中国

嚥下障害のある人への食事介助を扱う中国の短編動画:質・情報源の透明性・信頼性・内容の網羅性を調べた横断研究

嚥下障害とは、あご・唇・舌・のど・食道などの構造や働きに問題が生じ、食べ物を口から胃へ安全に送れなくなる状態です。脳や神経の病気、筋肉の病気、口やのどの病変などさまざまな原因で起こります。栄養状態や生活の質に影響するほか、食べ物などが気管に入る「誤嚥」による肺炎の危険も高めます。そのため、食べ物の硬…

公開日: 2026年10月15日 21:36

ビール製造の副産物「麦芽かす」の粉を全粒チーズビスケットに加える試み 研究論文OpenAlexブラジル

ビール製造の副産物「麦芽かす」の粉を全粒チーズビスケットに加える試み

食品の加工では大量の副産物が出ますが、その中にはたんぱく質や食物繊維などの栄養成分が多く残っているものがあります。研究チームが注目したのは、ビール製造で最も多く出る固形の副産物「麦芽かす」です。論文によると、ブラジルは中国、米国に次ぐ世界第3位のビール生産国で、ビール100リットルあたり最大20キロ…

公開日: 2026年10月15日 21:31

食品に使われるカビ・酵母とその由来成分を、欧州と米国の安全性制度から整理した総説 研究論文OpenAlex韓国

食品に使われるカビ・酵母とその由来成分を、欧州と米国の安全性制度から整理した総説

カビ、酵母、キノコを含む菌類は、食品産業で古くから使われてきました。東アジアではコウジカビ(Aspergillus oryzae)などが伝統的な発酵食品の味や香りに関わり、チーズや醸造ではアオカビの仲間や酵母が使われています。菌類が作る酵素や有機酸も、さまざまな食品の製造に利用されています。

公開日: 2026年10月15日 18:59

夜勤と過体重・肥満の関連を欧州8か国のオンライン調査で調べた研究 研究論文OpenAlexオーストリア

夜勤と過体重・肥満の関連を欧州8か国のオンライン調査で調べた研究

夜勤は、過体重や肥満のリスクが高いことと関連すると指摘されてきました。研究チームは、ヨーロッパの複数の国で、現在夜勤をしている人と過去に夜勤をしていた人の過体重・肥満の割合を、日勤の人と比べました。

公開日: 2026年10月15日 17:11

「イシ・ピリンク(私の皿の中身)」を使った高血圧予防の食事教育 インドネシア・南アチェの村での取り組み 研究論文OpenAlexインドネシア

「イシ・ピリンク(私の皿の中身)」を使った高血圧予防の食事教育 インドネシア・南アチェの村での取り組み

高血圧は、地域でよく見られる生活習慣と関わりの深い病気(非感染性疾患)のひとつです。はっきりした症状がないまま進むこともあり、適切に対処しなければさまざまな合併症につながるおそれがあります。著者らは、塩分のとりすぎや偏った食事、運動不足といった生活習慣が高血圧を起こりやすくする要因になると説明してい…

公開日: 2026年10月15日 08:19

インドネシアの職業高校生を対象とした人工甘味料の健康教育と随時血糖検査の実践報告 研究論文OpenAlexインドネシア

インドネシアの職業高校生を対象とした人工甘味料の健康教育と随時血糖検査の実践報告

インドネシアのプリタ・ハラパン大学の臨床検査技術学科の教員と学生からなるチームが、バンテン州タンゲラン市の公立職業高校(SMK)で地域貢献活動として行った健康教育を報告しました。テーマは、手軽に買える甘い食べ物や飲み物に含まれる「合成甘味料(人工甘味料)」です。

公開日: 2026年10月15日 08:15

腸と脳はどのように「会話」しているのか:栄養学と神経科学の接点を整理した解説論文 研究論文OpenAlexウズベキスタン

腸と脳はどのように「会話」しているのか:栄養学と神経科学の接点を整理した解説論文

緊張するとお腹がそわそわする、悪い知らせを聞くと胃がきゅっと締めつけられる。こうした感覚は昔から比喩として語られてきました。この論文は、腸と脳が実際に互いに情報をやり取りしているという考え方を、一般の読者にも分かる形で整理した解説です。著者らが新たな実験を行ったものではなく、神経消化器病学や腸内細菌…

公開日: 2026年10月15日 07:48

カリウムを加えた減塩用の塩は高血圧予備群の血圧にどう関わるか:ナイジェリアの病院での8週間の検討 研究論文OpenAlexナイジェリア

カリウムを加えた減塩用の塩は高血圧予備群の血圧にどう関わるか:ナイジェリアの病院での8週間の検討

血圧が高めの状態は、本格的な高血圧や心臓・血管の病気につながる重要な危険因子とされています。食塩に含まれるナトリウムのとり過ぎは血圧を上げる要因の一つであり、一方でカリウムを多くとると体からナトリウムが排出されやすくなり、血圧の低下につながる可能性があると考えられています。世界保健機関(WHO)も、…

公開日: 2026年10月15日 07:19

食事・運動・AI相談を医療者の見守りでつなぐ糖尿病支援アプリ「AIDCare」の技術的検証 研究論文OpenAlexトルコ

食事・運動・AI相談を医療者の見守りでつなぐ糖尿病支援アプリ「AIDCare」の技術的検証

糖尿病の管理では、食事の内容、体の動かし方、血糖値などの体の状態を日々把握することが欠かせません。論文によると、食事中の炭水化物は食後の血糖値を大きく左右し、一緒にとる食物繊維やたんぱく質は糖の吸収を緩やかにします。しかし、食事を紙やアンケートで記録する従来の方法では、思い出し違いや量の見誤りが起き…

公開日: 2026年10月15日 07:16

遺伝的な体質と地中海食の関係を代謝疾患ごとに整理した総説 研究論文OpenAlexイタリア

遺伝的な体質と地中海食の関係を代謝疾患ごとに整理した総説

2型糖尿病、肥満、メタボリックシンドローム、そして代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD、代謝の異常を背景に肝臓へ脂肪がたまる病気)は、生まれ持った遺伝的な体質と、食事や生活習慣などの環境要因が複雑に絡み合って起こると考えられています。著者らによれば、これらの代謝疾患の負担はこの30年でおおむね増…

公開日: 2026年10月15日 07:12

AIが作る食事アドバイスをどう評価するか:リスクに応じた評価枠組み「VALID-Diet」の提案 研究論文OpenAlex中国

AIが作る食事アドバイスをどう評価するか:リスクに応じた評価枠組み「VALID-Diet」の提案

生成AIは、献立やレシピ、買い物リスト、食事についての説明を、一人ひとりに合わせたように見える形で作り出せるようになっています。しかし研究チームは、文章が流暢であることは、栄養の数値が正確であるか、安全か、実際に続けられるか、健康に役立つかを示す証拠にはほとんどならないと指摘しています。

公開日: 2026年10月15日 07:09