研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
「静かな食事時間」を栄養教育に活かす——全国レベルのスピードスケート選手を対象にしたPOP掲示の取り組み
2020年以降、スポーツの現場でも新型コロナウイルス感染症対策として様々な制限が設けられてきました。合宿での食事の場面でも、無言での喫食(黙食)やソーシャルディスタンスの確保が求められ、選手とスタッフが食事中に会話をしながら情報交換する機会が失われていました。もともと合宿ではトレーニングスケジュール…
取得日: 2026年07月01日 10:23
日本人の尿中ヨウ素は世界的にも高め? 全国調査でわかった甲状腺機能との関係
ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料となるミネラルで、昆布やわかめなどの海藻類を日常的に食べる日本では、もともとヨウ素の摂取量が多い国とされています。しかし、その摂取量や体内でのヨウ素の状態が、実際に全国規模でどの程度なのか、また甲状腺の働きとどう関係しているのかを詳しく調べたデータは限られていました。今回…
取得日: 2026年07月01日 09:23
90歳以上の「超高齢者」、病院での最期に人工栄養・水分補給はどう変化するか——日本の地域病院での調査
「人生の最終段階で、どこまで栄養や水分の補給を続けるべきか」という問いは、超高齢社会を迎えた日本において、医療現場だけでなく多くの家族にとっても身近なテーマです。点滴や経管栄養といった「人工栄養・水分補給」は、命をつなぐ手段である一方、終末期の患者にとって必ずしも快適さや本人の意向に沿うとは限らない…
取得日: 2026年07月01日 04:25
アオサ(海藻)に秘められた栄養と機能性 ― 慢性疾患研究レビューを紹介
青のりや海藻サラダでおなじみの「アオサ(Ulva lactuca)」は、アジア圏で古くから食べられてきた海藻の一種です。近年、こうした海藻が「栄養価の高いスーパーフード」として世界的に注目されつつあることをご存じでしょうか。今回紹介する論文は、アオサの栄養成分や体への働きについて、これまでの研究をま…
取得日: 2026年06月30日 22:10
水産物の“うまみ”をどう守るか——加工技術の進歩と風味への影響を整理した論文
刺身や干物、燻製など、私たちは魚介類をさまざまな方法で加工して食べています。しかし水産物は栄養価が高い一方で傷みやすく、加工の過程で風味や食感、栄養が損なわれてしまうことも少なくありません。今回紹介する論文は、こうした水産食品の加工技術がどのように進歩してきたのか、そしてそれが「風味」にどう影響する…
取得日: 2026年06月30日 22:10
ワインづくりにブロックチェーンを――サプライチェーンの透明性と循環経済をめぐる研究レビュー
ワインは何世紀にもわたって受け継がれてきた伝統的な発酵飲料であり、その土地の気候や土壌、造り手の技術が味わいに反映される食文化の象徴的存在です。近年では、こうしたワインの生産・流通の過程においても、持続可能性の確保や、産地・品質を保証する「本物であること」の証明、さらには資源を無駄なく循環させる仕組…
取得日: 2026年06月30日 14:44
オレンジ肉サツマイモ×バンバラマメ×ナツメヤシ種子で作る新しい複合粉、栄養と機能性を調べた研究
小麦粉の代わりになる原料として、栄養価の高い作物を組み合わせた「複合粉」の研究が各地で進められています。今回紹介するのは、サハラ以南アフリカでたんぱく質・エネルギー不足やビタミンA欠乏の対策になりうるとされる、オレンジ肉サツマイモ(OFSP)とバンバラマメ(BNF)に、ナツメヤシ種子粉(DSF)を組…
取得日: 2026年06月27日 21:26
フェヌグリークの食物繊維が腸内細菌叢に与える影響とは 論文レビューが整理
フェヌグリーク(コロハ)は古くから料理や伝統医療で用いられてきたマメ科植物の種子です。近年、食事に含まれる成分が腸内細菌叢(腸内フローラ)に働きかけ、健康にさまざまな形で関わることが注目されています。今回紹介するのは、フェヌグリークと腸内細菌叢の関係について、これまでの研究知見を整理したレビュー論文…
取得日: 2026年06月13日 05:26
発酵にんにくは何を変えるのか——腸と栄養をめぐる研究を読む
食べているのに栄養が体に届かない——そんな腸の病態が、世界の低・中所得国の子どもたちの間で深刻な問題になっています。「環境性腸管機能不全(EED)」と呼ばれるこの状態では、腸の粘膜がダメージを受け、食事から摂った栄養素をうまく吸収できなくなります。栄養不足の問題は、単に「何をどれだけ食べるか」だけで…
取得日: 2026年06月11日 15:26
アブラヤシ花粉を乳酸菌で発酵させると栄養価が変わる? ミツバチの餌としての可能性を調べた研究
アブラヤシ(オイルパーム)の農園では、油を採るための果房づくりの過程で大量の花粉が発生しますが、これまであまり活用されてこなかったといいます。花粉はミツバチにとって重要な栄養源になり得る一方で、アブラヤシの花粉はタンパク質含有量が比較的低く、そのままミツバチの餌として使うには限界があると指摘されてい…
取得日: 2026年06月09日 00:30
腸と肝臓をつなぐ軸―多糖類と腸内細菌の最新研究
食べたものが腸でどう変わり、肝臓にどう届くのか。その「腸と肝臓の対話」を解き明かそうとする研究が、いま世界各地で進んでいます。2026年、中国の伝統的な薬用・食用植物であるナルコユリ(学名:Polygonatum cyrtonema)の多糖類(植物が持つ複合糖質の一種)を使った動物実験が、専門誌「フ…
取得日: 2026年06月09日 00:30
便秘・不安・不眠、三つの悩みをつなぐ腸の働き
便秘で悩む日は、なんとなく気分も沈み、夜もうまく眠れない——そんな経験をした人は少なくないはずです。これら三つの不調は「別々の問題」ではなく、腸と脳が互いに信号を送り合う「腸脳軸」と呼ばれる経路でつながっている可能性が、近年の研究で注目されています。そのつながりに、ヨーグルトが作用するかもしれないと…
取得日: 2026年06月08日 20:20