研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
発酵大豆抽出物はゼブラフィッシュの鉛毒性による代謝異常を和らげるか──代謝物解析による検討
鉛(Pb)は昔から知られる有害金属で、体内に取り込まれると炎症など様々な悪影響を及ぼすことが知られています。鉛中毒の治療には「キレート療法」と呼ばれる、体内の鉛と結合させて排出を促す方法がありますが、副作用が伴うことが課題とされています。そこで注目されているのが、食品由来の成分による代替的なアプロー…
公開日: 2026年07月22日 23:36
柑橘の皮を捨てずにパンへ?ガルガル果皮粉末を使った食物繊維強化パンの研究
みかんやレモンの皮は、食べたあとにそのまま捨てられることがほとんどです。しかし近年、こうした果物の皮には食物繊維やポリフェノールなどが含まれていることに注目が集まり、食品廃棄物を減らしながら栄養価の高い食品を作る試みが世界各地で進められています。今回紹介する研究は、柑橘の一種であるガルガル(Citr…
公開日: 2026年07月22日 23:35
牛乳を乳酸菌で発酵させると、抗酸化・降圧に関わるペプチドが生まれる? 品種と菌の組み合わせを調べた研究
牛乳は栄養バランスの良い食品として知られていますが、そこに含まれるタンパク質は、分解されることで新たな働きを持つ「ペプチド(アミノ酸がいくつかつながった小さな断片)」に変わることがあります。乳酸菌によって牛乳を発酵させると、タンパク質が分解されてこうした機能性ペプチドが生まれ、もとのタンパク質にはな…
公開日: 2026年07月22日 23:34
豆腐の日持ちを延ばす新しい包装技術とは?国際的な研究をまとめた総説論文を紹介
豆腐は日本だけでなく、アジア各地で親しまれている大豆加工食品です。国や地域によって製法や食感が異なるさまざまな豆腐製品が存在しますが、実は豆腐は傷みやすく、賞味期限が短い食品としても知られています。今回紹介するのは、こうした豆腐製品の種類や特徴を整理しつつ、日持ちを延ばすための新しい包装技術について…
公開日: 2026年07月22日 23:33
腸管の炎症を食品成分でやわらげる研究、その『測り方』を整理したガイドライン論文を紹介
アスタキサンチンやポリフェノール、食物繊維、プロバイオティクス、短鎖脂肪酸——健康に関心のある人なら一度は耳にしたことがある成分ではないでしょうか。これらは食品由来の栄養素として、腸の炎症をやわらげる働きが研究されてきました。腸の炎症は、いわゆる『不調(サブヘルス)』な状態から生じるとされ、大腸炎や…
公開日: 2026年07月22日 23:32
パールミレットと豆乳で作る発酵飲料、乳酸菌の生存性を検証した研究
ヨーグルトや乳酸菌飲料のように、生きた微生物と食物繊維などの働きを組み合わせた「シンバイオティック」食品は近年注目を集めています。ただし従来の多くは乳製品をベースにしており、乳製品を摂りにくい人には選択肢が限られていました。今回紹介する研究では、雑穀の一種であるパールミレット(真珠状の穀物で知られる…
公開日: 2026年07月22日 23:32
雑穀の種類が変えるインド発酵飲料の細菌群集——5種の雑穀で比較した研究
雑穀(ミレット)は栄養価の高さやグルテンフリーであることから、近年世界的に注目を集めている穀物です。発酵によって雑穀の栄養や機能性が高まる可能性を示す研究はこれまでにも報告されてきましたが、雑穀を使った発酵食品そのものについては、まだ十分に解明されていない部分が多いとされています。インドでは伝統的に…
公開日: 2026年07月22日 23:31
副産物ココナッツ果肉から作る「ココナッツフラワー」、魚肉ソーセージの新素材になるか
ココナッツミルクを作る過程では、しぼった後の果肉が大量に残ります。この残渣は、多くの場合廃棄されてしまう副産物ですが、乾燥させて粉状に加工すれば「ココナッツフラワー」として食品に活用できる可能性があります。今回紹介する研究は、このココナッツフラワーを魚肉ソーセージ(ティラピアを使用)に加える機能性素…
公開日: 2026年07月22日 23:30
小麦ふすまを酵素と発酵でアップグレード――機能性パンづくりへの新しいアプローチ
パンや麺の原料となる小麦粉を作るとき、小麦の外皮部分である「ふすま(麦の表皮や胚芽の部分)」は大量に副産物として出てきます。ふすまは食物繊維やミネラル、ビタミン、そして体に働きかけるとされる成分(バイオアクティブ化合物)を豊富に含む、安価で手に入りやすい素材です。しかし独特の食感や風味の問題から、パ…
公開日: 2026年07月22日 23:27
腸炎ビブリオに挑む新酵素——抗生物質と組む『二刀流』戦略の研究
魚介類の食中毒原因として知られる腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)は、世界各地で食の安全を脅かす存在です。加熱や薬剤による従来の対策には、食品の風味や栄養を損なったり、薬剤耐性菌の出現や環境汚染につながったりする課題があるとされています。こうした背景のもと、ウイルスの一種…
公開日: 2026年07月22日 22:27
水管理と気温が黒米の栄養価と収量を左右する ― フィチン酸・抗酸化活性への影響を調べた研究
黒米は抗酸化物質を豊富に含む栄養価の高い穀物として知られていますが、その一方で「フィチン酸」という成分も含んでいます。フィチン酸は植物が種子の中にリンを蓄えるための物質で、体内でミネラルの吸収を妨げる可能性があるとされ、黒米の栄養価に影響を与えうる成分として研究の対象になっています。近年は気候変動に…
公開日: 2026年07月22日 15:32
発酵キャベツ由来の乳酸菌が作る短鎖脂肪酸、パーキンソン病モデル魚で神経保護の可能性を示唆
パーキンソン病は、脳内のドーパミン神経細胞が徐々に失われていくことで運動機能などに支障が出る、進行性の神経変性疾患です。近年の研究では、酸化ストレスや脳の炎症に加えて、腸内細菌のバランスの乱れ(ディスバイオシス)がこの病気の進行に関わっている可能性が指摘されており、「腸と脳が互いに影響し合う」という…
公開日: 2026年07月22日 15:29