研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
食料価格の上昇は「体に良い食品」ほど遠ざける? メキシコのコロナ前後データから見える栄養格差
新型コロナウイルスの流行は、世界中の食料の生産・流通の仕組みを混乱させ、多くの国で食料品の値上がりを招きました。では、値上がりは「野菜や果物、肉、魚といった素材そのものに近い食品」と、「スナック菓子や清涼飲料などの超加工食品」とで、同じように起きたのでしょうか。それとも、栄養価の高い食品の方がより値…
取得日: 2026年08月28日 02:27
森・居酒屋・ビーチ…映像と音の「環境」はお茶やビールのおいしさをどう変える?
同じ飲み物でも、飲む場所や雰囲気によっておいしさの感じ方が変わるという経験は多くの人にあるのではないでしょうか。これまでの研究では、特定の環境がおいしさに単独で影響することや、季節感と食べ物・飲み物の一致(合っている感じ)がおいしさに関わることが示されてきました。しかし、森やビーチ、居酒屋といった場…
取得日: 2026年08月28日 02:27
塩分依存型の伝統発酵食品、どう減塩する?微生物と風味・安全性から探る研究
醤油や魚醤、キムチ、漬物といった発酵食品には、塩が欠かせない存在として使われてきました。塩は微生物の働きを選び取ることで独特の風味を作り出し、発酵の安定性を保ち、食品の安全性を確保する役割を担っているとされています。一方で、塩分の摂りすぎによる健康リスクが指摘される中、こうした伝統的な発酵食品におい…
取得日: 2026年08月28日 02:27
臭鱖魚(発酵マンダリンフィッシュ)に含まれるニトロソアミン、食事パターン別に健康リスクを評価
発酵食品には独特の風味がある一方、発酵や加工の過程で生成される化学物質にも関心が向けられています。中国の伝統的な発酵魚料理である臭鱖魚(シマヘダイ、発酵させたマンダリンフィッシュ)を対象に、N-ニトロソアミン(NAs)という物質群の含有量を調べ、日常的な食事パターンの違いによって健康リスクがどう変わ…
取得日: 2026年08月28日 02:27
超加工食品と代謝の不調をめぐる関連は?イタリア栄養・臨床栄養学会がまとめたポジションペーパー
スナック菓子や清涼飲料、即席食品など、工業的に高度に加工された「超加工食品(UPF)」の摂取が肥満や糖尿病などの慢性疾患と関連することが近年多く報告されています。イタリア栄養・臨床栄養学会(ADI)は、超加工食品と代謝の健康への影響について、これまでの研究をまとめたポジションペーパー(学会としての見…
取得日: 2026年08月28日 02:27
赤ビートルート粉末で麺の栄養価アップ? アジア式塩味麺への添加を調べた研究
東アジアや東南アジア、さらにヨーロッパやアメリカの一部でも親しまれているアジア式塩味麺(ASN)は、ビタミンやミネラル、食物繊維といった栄養素や、健康に良いとされる生理活性成分が不足しがちな食品だといわれています。そこで、この不足を補う方法として注目されたのが、赤いビートルート(Beta vulga…
取得日: 2026年08月28日 02:27
乳酸菌の『上清』が多剤耐性菌に効く? Lactobacillus由来の無細胞抽出液を調べた研究
抗菌薬や抗真菌薬が効きにくい薬剤耐性菌の増加は、公衆衛生だけでなく食品産業にとっても大きな課題とされています。世界保健機関(WHO)の推計によれば、2019年には薬剤耐性が直接の原因となった死者が世界で127万人にのぼり、有効な対策が取られなければ2050年には年間最大2803万人が死亡する可能性が…
取得日: 2026年08月28日 01:25
動物園の動物の食事に「食物繊維」は足りているか──野生の食生活を模す新たな指標をめぐる考察
動物園で飼育される動物たちは、野生の仲間と同じ種であっても、口にしている食事の中身は大きく異なることがあります。今回紹介する論文は、伴侶動物(ペット)や産業動物、そして動物園動物に共通してみられるある栄養素の不足に着目し、その栄養素こそが「野生の食事をどれだけ再現できているか」を測るものさしになりう…
取得日: 2026年08月28日 00:25
水稲の移植日を変えるとメタン排出量は減らせるか——韓国の2品種で2年間検証
お米づくりの水田は、私たちの主食を支える一方で、メタン(CH4)という温室効果ガスの発生源としても知られています。気候変動の影響で稲の移植(田植え)時期がずれてきている中、収量を大きく落とさずにメタン排出を減らせる移植のタイミングはあるのか——この問いに取り組んだ研究が、韓国の安城(Anseong)…
取得日: 2026年08月27日 12:25
就学前児童のスクリーン利用と生活習慣・こころの健康の関連を調べた研究
テレビやタブレットなどの画面(スクリーン)を見る時間が長い子どもは、睡眠や食事、こころの状態にどのような影響があるのでしょうか。乳幼児期からスマートフォンやタブレットに触れる機会が増える中、スクリーン利用と子どもの生活習慣・メンタルヘルスとの関連は、多くの保護者にとって関心の高いテーマです。今回紹介…
取得日: 2026年08月27日 11:25
穀物を発芽させると何が変わる?フィトケミカルの変化と代謝への影響を調べた総説
もやしやスプラウト、マイクロ野菜は、栄養価の高さや新鮮なまま食べられる手軽さから注目を集めている食材です。この論文によれば、もやし市場は2024年に16.2億ドル規模と評価され、2037年には27.0億ドルに達すると予測されており、マイクロ野菜市場もさらに大きな伸びが見込まれているといいます。豆類・…
取得日: 2026年08月27日 08:25
バナナの皮を捨てずに活かす:食物繊維原料化を阻む「褐変酵素」の正体と対策
バナナは世界で最も広く生産されている作物の一つです。皮をむいて食べるという特徴上、加工の過程で大量の「バナナの皮」が副産物として発生しますが、その多くはこれまで廃棄されてきました。バナナの皮には食物繊維とポリフェノールが豊富に含まれていることが知られており、食品原料としての活用が期待されています。し…
取得日: 2026年08月27日 08:25