研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
超加工食品と非アルコール性脂肪性肝疾患の関連を調べた系統的レビューとメタ解析
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、飲酒が主因ではないのに肝臓に脂肪がたまる状態で、論文によれば成人のおよそ25〜30%が該当する、世界で最も多い慢性の肝疾患です。肥満や2型糖尿病、メタボリックシンドロームと密接に結びついており、食事は数少ない「変えられる」リスク要因とされています。
公開日: 2026年09月28日 22:36
東アジア型の食事を取り入れたケトン食は、肥満を伴う多内分泌代謝性卵巣症候群にどう作用したか
多内分泌代謝性卵巣症候群(PMOS)は、生殖年齢の女性に多い内分泌・代謝の病気で、2026年に国際的な合意の手続きを経て、それまでの「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」から名称が変更されました。論文の説明によれば、この新しい呼び方は、卵巣の嚢胞だけが本質的な特徴であるかのような印象を避け、全身の内分泌…
公開日: 2026年09月28日 20:34
グローバルブランドはトルコ市場でどう「現地化」しているのか——食品を中心とした事例分析
世界規模で展開するブランドは、商品開発やブランドの見せ方を各国共通の基準にそろえようとする圧力にさらされています。一方で食品は、味や習慣、伝統、象徴的なモチーフを通じて、その土地の文化がもっとも目に見える形であらわれる分野でもあります。標準化された世界共通の商品が広がることで、地域ごとの味や食の慣習…
公開日: 2026年09月28日 20:23
超加工食品と健康をめぐる議論――「不確実性を認めた上での政策」を求める論考
2025年11月、医学誌ランセットが超加工食品(UPF)に関する3部構成のシリーズを掲載しました。その第1部でMonteiroらは、超加工食品が長年続いてきた食生活を置き換えることで食事の質が低下し、食事に関連する複数の慢性疾患のリスクが高まるという仮説を示しました。さらに、因果関係を推論するための…
公開日: 2026年09月28日 20:16
摂食障害の地域医療における栄養士の成果measurementツール試行——実行可能性と受け入れやすさの評価
摂食障害は、身体面・心理面・社会生活の広い範囲に深刻な影響を及ぼす疾患です。その治療において管理栄養士(ダイエティシャン)は重要な役割を担っていますが、著者らによれば、栄養士の関わりがどのような成果につながっているのかは十分に報告されてきませんでした。
公開日: 2026年09月28日 20:11
食事の内容と不安・抑うつ症状の関連を調べた、スコットランドの高齢者コホート研究
うつや不安といった一般的な精神疾患は、世界全体の疾病負担・障害・経済的コストの大きな要因のひとつです。遺伝的な要因や幼少期の逆境といった従来からの危険因子に加えて、近年は食事のような「変えられる生活習慣」が予防や治療の手がかりになるのではないかという関心が高まっています。ただし研究ごとに設計や食事の…
公開日: 2026年09月28日 17:10
ハラール認証を取るかどうかを決めるものは何か――インドネシアの小規模事業者200人への調査
インドネシアでは、国内で流通する製品にハラール認証(イスラム法にかなった製品であることを第三者が確認する仕組み)を求める法制度が整えられてきました。しかし論文によれば、認証の取得は業種や規模によって進み方に差があり、とくに食品・飲料分野の大半を占める中小零細企業(MSME)では取得が限られています。…
公開日: 2026年09月28日 17:07
ハイデラバードの大学教員におけるミレット(雑穀)の受容と摂取実態を調べた調査研究
ミレット(雑穀)は、粒の小さい穀物のグループを指し、乾燥地や半乾燥地で何千年も栽培されてきました。少ない水や資材でも育つため、インドの各地域で主要な食料の一つとされてきた作物です。近年は栄養面の利点とあわせて、食料確保や気候変動への対応という観点からも注目されています。
公開日: 2026年09月28日 16:42
中小食品企業で働くムスリム従業員は「ハラーラン・タイイバン」をどこまで理解しているか
この研究は、食品分野の中小企業(SME)で働くムスリム従業員が「ハラーラン・タイイバン」という概念をどの程度理解しているかを調べたものです。
公開日: 2026年09月28日 09:57
地中海食のピラミッド発表から30年 ― 研究の広がりを振り返る論考
1995年、ウィレットらが地中海沿岸の食習慣をまとめた「食のピラミッド」を発表しました。これは、オリーブの栽培地域に古くから伝わる食べ方を図式化したもので、その後の栄養学研究に大きな影響を与えたと論文は述べています。この論考は、発表から30年が経った時点で、この食事パターンをめぐる研究がどこまで広が…
公開日: 2026年09月28日 08:01
アジアの食文化に地中海食の原則を取り入れる「アジア型地中海食」の提案
著者らは、アジアの国々が急速な高齢化と生活様式の変化に直面し、食事に関わる非感染性疾患(NCDs、感染によらない慢性的な病気。2型糖尿病、心血管疾患、脳卒中、がんなど)の負担が増していると指摘しています。世界保健機関(WHO)は、生涯を通じてバランスのとれた食事を保つことが栄養不良やNCDsから身を…
公開日: 2026年09月27日 05:18
健康的な食事と身体活動が2型糖尿病の予防に果たす役割をまとめた総説
この論文は、健康的な食事と定期的な身体活動が2型糖尿病の予防にどのような役割を果たすのかを整理することを目的としています。2型糖尿病は、血糖値を調節するしくみがうまく働かなくなることで血糖が高い状態が続く病気で、生活習慣とのかかわりが深いことが知られています。
公開日: 2026年09月26日 23:22