研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
若い女性の「調理頻度」は何で決まる?食リテラシーを測るアンケート調査から
忙しい毎日の中で、自炊をするかどうかは人によって大きく異なります。家庭で調理した食事を食べる頻度が高いほど食生活の質が良い傾向にあると言われていますが、では「どんな要因が調理の頻度を左右するのか」については、まだわかっていないことが多くあります。今回紹介する研究は、食や食品に関する知識・行動を測る「…
取得日: 2026年07月26日 02:23
「魚をたくさん食べる南アジア」で心血管代謝リスクが高いのはなぜか―論文紹介
魚は心臓や血管の健康によいとされ、特に脂の多い魚を日常的に食べる沿岸地域の集団では、その恩恵が知られています。ところが南アジアでは、世界でも屈指の魚介類消費量を誇るにもかかわらず、欧州の集団であれば病気のリスクが上がるとされる体格指数(BMI)よりもかなり低い段階から、心血管代謝系(心臓病や糖尿病な…
取得日: 2026年07月21日 18:24
慢性膵炎の腹痛に食事療法で介入する試み──空腸栄養と成分栄養食の可能性を探る総説
慢性膵炎は、膵臓に慢性的な炎症が続くことで、つらい腹痛や食後の症状悪化、さらには栄養不良までも引き起こすことがある病気です。治療といえば痛み止めの使用や、膵臓が作る消化酵素を薬で補う『酵素補充療法』が中心に行われてきました。しかし今回紹介する総説では、少し違う切り口から――『そもそも膵臓を刺激しすぎ…
取得日: 2026年07月18日 17:26
HIV陽性男性の腸内環境を調べる:短鎖脂肪酸と脂質代謝の関係とは
私たちの腸には無数の細菌がすみ着いており、食べ物を分解する過程で「短鎖脂肪酸(SCFA)」と呼ばれる物質を作り出しています。この短鎖脂肪酸は、体のエネルギー代謝や健康状態と深く関わっていると考えられている物質です。今回紹介する研究は、抗レトロウイルス療法(HAART)を受けているHIV陽性の男性たち…
取得日: 2026年07月18日 17:26
都市化が腸内細菌に与える影響、南アジア10地域の調査からわかったこと
私たちの腸には無数の細菌が棲んでおり、これらは「腸内マイクロバイオーム」と呼ばれ、食事や生活習慣の変化に応じて変わることが知られています。近年、農村部から都市部への移住のような大きな生活の変化(都市化)が、腸内細菌にどのような影響を与えるのかが注目されていますが、こうした反応が地域や文化が異なっても…
取得日: 2026年07月17日 00:24
コチュジャンが大腸がんモデルマウスで腫瘍抑制に関与か——腸内細菌の多様性回復に頼らない仕組みを報告する研究
キムチや味噌のような発酵食品と腸の健康との関係は、これまでも多くの研究者の関心を集めてきました。腸内細菌が作り出す「短鎖脂肪酸(SCFA)」は、大腸の壁を健やかに保ったり、炎症を抑えたりするうえで重要な役割を果たすとされています。そして大腸がんでは、こうしたSCFAの働きやそれを感知する受容体(GP…
取得日: 2026年07月15日 14:27
ホウレンソウの根の育ちを助ける『バイオスティミュラント』、効果は品種しだい? 温室実験からの報告
野菜の栽培では、土や培地に施す肥料だけでなく、植物の生育を助ける「バイオスティミュラント」と呼ばれる資材が近年注目されています。海藻由来の抽出物やフミン酸をベースにした製品は、根の働きや養分の吸収を高める目的で商業的に広く使われていますが、実際にどの程度、どんな作物に効果があるのかは、作物や品種ごと…
取得日: 2026年07月14日 19:24
がん治療中の栄養サポート、何がわかっている? 15研究をまとめたスコーピングレビュー
がん治療を受けている患者さんにとって、「食べられない」「体重が減っていく」といった悩みは珍しくありません。栄養不良や、治療にともなう体の異化亢進(筋肉や脂肪が分解されやすくなる状態)は、治療の効果や経過に影響しうることが知られています。では、栄養面からのサポートは実際にどのような形で行われ、どんな効…
取得日: 2026年07月12日 04:26
動脈硬化と高血圧に対する「機能性食品成分」研究、この10年の知見を整理したレビュー論文
心血管疾患は、世界の死因の約半数を占めるとされる、非常に大きな健康課題です。近年では都市化の進展や生活習慣の変化、心理社会的ストレス、経済状況、食生活の変化などが、心臓や血管の健康に影響を与える要因として注目されています。中でも「動脈硬化」と「高血圧」は、心血管疾患の発症や進行に深く関わる、生活習慣…
取得日: 2026年07月10日 18:24
モルドバの伝統的発酵乳から見つかった乳酸菌、大腸菌やリステリア菌を抑える力に注目
チーズやヨーグルトなどの発酵乳製品には、昔から乳酸菌の働きが関わっています。乳酸菌が作り出す物質の中には、他の微生物の増殖を妨げるものがあることが知られており、こうした性質は食品を安全に保存するための技術(生物学的保存、バイオプリザベーション)への応用が期待されています。今回紹介する研究では、モルド…
取得日: 2026年07月10日 07:25
皮膚から出る「アセトン」でケトーシスがわかる? ウェアラブル計測の可能性を探る研究
ダイエットや糖質制限に関心がある方なら、「ケトーシス」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。体が糖質の代わりに脂肪を主なエネルギー源として使うようになった状態のことで、糖質を控えた食事(ケトン食)を続けたり、断食などでエネルギー摂取が大きく不足したりすると起こります。ケトーシスの状態になって…
取得日: 2026年07月09日 22:23
植物の『防御物質』フラボノイド、健康への応用と課題を整理したレビュー論文
赤ワインやベリー類、柑橘類、緑茶などに含まれる「フラボノイド」という成分名を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。抗酸化作用があるといった話題を目にする機会も増えていますが、そもそもフラボノイドとは植物にとってどんな役割を持つ物質なのでしょうか。今回紹介する論文は、フラボノイドが植物の中でど…
取得日: 2026年07月08日 23:23