研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
食品加工をシミュレーションで予測する―COMSOLマルチフィジックス活用の現状と課題を整理したレビュー
食品を加熱したり乾燥させたりするとき、食品の内部では温度や水分がどのように変化しているのでしょうか。こうした変化を実験だけで細かく調べるには、多くの時間とコストがかかります。そこで近年、食品工学の分野ではコンピューター上で現象を再現する数値シミュレーションが注目されています。今回紹介する論文は、その…
取得日: 2026年07月19日 21:28
モーリシャスの養殖場に育つ海藻、抗酸化成分の豊富さを分析
アフリカ大陸東方のインド洋に浮かぶ島国モーリシャスは、西インド洋の中でも有数の広さを誇る排他的経済水域を持ち、その海には食用にできる海藻を含む豊かな海洋資源が眠っているとされます。しかし、こうした資源はこれまで十分に調査されてこなかったといいます。今回紹介する研究は、モーリシャスの魚類養殖施設に自然…
取得日: 2026年07月17日 00:24
肉食の意味を科学と文化の両面から読み解く——韓国の食文化を手がかりに
肉は私たちの食卓に古くから欠かせない存在です。栄養源としてだけでなく、お祝いの席や特別な行事の料理としても登場し、時に「誰かをもてなす」「地位を示す」といった社会的な意味を帯びてきました。今回紹介するのは、こうした肉食の多面的な意味を、栄養学・食肉科学・人類学・食文化といった複数の学問分野の視点から…
取得日: 2026年07月16日 06:25
コチュジャンが大腸がんモデルマウスで腫瘍抑制に関与か——腸内細菌の多様性回復に頼らない仕組みを報告する研究
キムチや味噌のような発酵食品と腸の健康との関係は、これまでも多くの研究者の関心を集めてきました。腸内細菌が作り出す「短鎖脂肪酸(SCFA)」は、大腸の壁を健やかに保ったり、炎症を抑えたりするうえで重要な役割を果たすとされています。そして大腸がんでは、こうしたSCFAの働きやそれを感知する受容体(GP…
取得日: 2026年07月15日 14:27
発酵大豆+コラーゲンのタンパク質、筋萎縮への影響を調べた研究とは
加齢とともに筋肉量や筋力が落ちていく「サルコペニア」は、高齢者の生活の質に大きく関わる問題として知られています。ところが、これに対する効果的な薬はまだ確立されておらず、社会や医療の現場にとって負担の大きい課題となっています。そうした中で注目されてきたのが、日々の食事から摂る「タンパク質補給」です。特…
取得日: 2026年07月14日 16:28
酵母を加えると韓国の伝統醤油『カンジャン』の香りはどう変わる?発酵微生物研究
韓国には「カンジャン」と呼ばれる伝統的な発酵醤油があります。大豆を発酵させて作られるこの調味料は、微生物のはたらきによって独特の風味や香りが生まれることが知られています。今回紹介する研究では、カンジャンの発酵に特定の酵母をあえて加えることで、発酵の進み方や香りにどのような変化が起こるのかが調べられま…
取得日: 2026年07月14日 13:30
大豆食品の種類によって血中脂質との関連が異なる可能性、韓国の大規模調査で報告
豆腐や豆乳、味噌のような発酵大豆食品は、健康的な食生活の代表格として語られることが多い食品です。しかし「大豆食品」とひとくくりにしても、豆腐・豆乳・納豆や味噌のような発酵食品では加工方法が大きく異なり、体への影響も同じとは限りません。今回紹介する研究は、韓国の大規模な健康調査データを使って、大豆食品…
取得日: 2026年07月07日 17:25
もち米に玄米とオーツ麦を混ぜて「よもぎ餅」を改良?高齢者向け食感と栄養を調べた研究
お餅は、もちもちとした食感が魅力の一方で、高齢者にとっては喉に詰まらせるリスクがある食品としても知られています。特に韓国の伝統菓子「ヨモギインジョルミ(쑥인절미)」は、ヨモギを練り込んだもち米の餅で、昔ながらの製法では蒸して作られてきました。しかし、血糖値を上げやすい性質(グリセミック指数が高いこと…
取得日: 2026年07月05日 21:25
養殖トラフグの尾びれの色の違いは何が原因? 遺伝子発現から探る研究
お寿司や刺身で親しまれるトラフグ。実はトラフグ(Takifugu rubripes)は、見た目がよく似たカラス(T. chinensis)やショウサイフグ(T. pseudommus)と形態的に区別しづらく、種の同定や食品表示の正確さを保つうえで課題になっているといいます。同じトラフグの中でも、個体…
取得日: 2026年07月05日 19:22
チャーガ茸から糖類を作る過程の“副産物”に、2型糖尿病マウスの血糖改善が報告——腸内細菌叢の変化も観察
キノコの一種であるチャーガ茸(カバノアナタケ)は、多糖類などの機能性成分を含むことで知られ、血糖値に関する研究がこれまでも行われてきました。今回紹介する論文では、チャーガ茸から多糖類を作る際に生じる副産物、いわば“搾りかす”のような存在に着目しています。この副産物は「水抽出エタノール沈殿上清(SWE…
取得日: 2026年07月05日 18:22
卓球選手の食事と栄養知識、体力・体組成との関連は?—横断研究からみえたこと
卓球は素早い動きと瞬時の判断、そして短い時間での回復を繰り返す、高強度かつ間欠的なスポーツです。こうした競技特性から、選手のコンディションやパフォーマンスを支えるうえで栄養が重要と考えられていますが、これまで卓球選手を対象に、食事摂取の内容と栄養に関する知識、体組成、体力パフォーマンスを同時に調べた…
取得日: 2026年07月03日 15:25