研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
食事の『酸性度』は糖尿病リスクと関係する? 日本人約1.9万人を調べたコホート研究
肉や穀類、野菜や果物など、私たちが日々口にする食品は、体内で代謝される過程で酸性またはアルカリ性の性質を残すと考えられています。こうした食事全体の『酸-塩基バランス』を表す指標は「食事性酸負荷(dietary acid load, DAL)」と呼ばれ、糖代謝に影響を与える可能性が指摘されてきました。…
取得日: 2026年07月19日 23:24
紅麹米の水抽出物が脂肪細胞の脂質蓄積を抑える仕組みとは?研究紹介
紅麹(べにこうじ)は、米などをMonascus属のカビで発酵させて作られる、東アジアで古くから食品や調味料の色付けなどに利用されてきた発酵素材です。発酵の過程でさまざまな二次代謝産物が生み出されることが知られており、近年ではその水溶性成分が肥満や体重過多に対する代替的なアプローチとして注目され始めて…
取得日: 2026年07月17日 00:24
モーリシャスの養殖場に育つ海藻、抗酸化成分の豊富さを分析
アフリカ大陸東方のインド洋に浮かぶ島国モーリシャスは、西インド洋の中でも有数の広さを誇る排他的経済水域を持ち、その海には食用にできる海藻を含む豊かな海洋資源が眠っているとされます。しかし、こうした資源はこれまで十分に調査されてこなかったといいます。今回紹介する研究は、モーリシャスの魚類養殖施設に自然…
取得日: 2026年07月17日 00:24
フードデリバリーは食の格差を縮めるのか、それとも広げるのか? 中国・杭州市に見るオンライン配達と都市食環境の関係
スマートフォンひとつで好きな料理が自宅に届く「フードデリバリー」は、この十数年で世界中の都市生活に急速に浸透しました。従来、都市の食環境は「中心地システム」と呼ばれる考え方で説明されてきました。大きな繁華街や駅前には飲食店が集まり、郊外や周辺部にはそれほど多くの店がない、という階層的な分布です。徒歩…
取得日: 2026年07月16日 07:25
食料品店へのアクセス、それとも「買い物のしやすさ」? 高齢者のフレイルとの関連を探る研究
年齢を重ねると、食料品の買い物一つをとっても、店までの距離や移動手段、体力の問題などさまざまな要因が関わってきます。こうした「食へのアクセス」のしやすさは、高齢者の心身の衰え、いわゆる「フレイル」とどのように関係しているのでしょうか。今回紹介するのは、日本のある市に住む65歳以上の高齢者を対象に、食…
取得日: 2026年07月16日 06:25
短腸症候群の危機を回避? クローン病患者の腸瘻に対する栄養補助食品の使用例
手術を繰り返して小腸が短くなった患者さんにとって、追加の手術は大きなリスクを伴います。もしこれ以上腸を切除すれば、栄養の消化・吸収がうまくできなくなる「短腸症候群」につながりかねないからです。今回紹介する症例報告は、そうした状況に置かれた患者に対して、特定の栄養素を含む経口栄養補助食品を用いた保存的…
取得日: 2026年07月12日 04:26
月経周期は食後血糖にどう影響する?夕食後に注目した若年女性の研究
女性の体は月経周期に伴って女性ホルモンの分泌パターンが大きく変化します。この変化が体温や食欲などに影響することはよく知られていますが、では「食事のあとの血糖値の上がり方」にも周期による違いがあるのでしょうか。今回紹介するのは、この疑問を若年女性を対象に調べた研究です。同じ内容の食事をとっても、月経周…
取得日: 2026年07月10日 18:24
コロナ禍で私たちの食卓はどう変わった? 調理力と意識が結ぶ『食リテラシー』と心の状態
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大は世界中の人々の食生活を大きく揺さぶりました。外食が難しくなり、家で過ごす時間が増えるなかで、多くの人が「何をどう選び、どう作り、どう食べるか」を見直さざるを得なくなったのではないでしょうか。今回紹介する論文は、こうした変化を単なる一時的な対応としてではなく、…
取得日: 2026年07月08日 21:23
伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」には、貧困や飢餓の解消、健康、教育、平等、気候変動対策など幅広いテーマが含まれています。今回紹介するのは、こうしたSDGsの達成と、心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)をはじめとする慢性疾患の予防とを結びつけて論じた、国際栄養学会と第28回世界臨床栄養学…
取得日: 2026年07月08日 21:23
AIは食事の写真から栄養素を読み取れるか——微調整した画像認識モデルと管理栄養士を比べた研究
食事管理や糖尿病などの生活習慣病への対応では、日々の食事内容を記録する「食事記録」が重要な手段とされています。しかし、食べたものを毎回自分で記録し、栄養素を計算するのは手間がかかり、続けるのが難しいという課題があります。近年は写真を撮るだけで栄養素を推定できるAI技術が注目されていますが、特に日本食…
取得日: 2026年07月08日 21:23
やせている女性は食事の質が違う? 日本人女性2977人を対象にした横断研究
「やせている人は栄養バランスの良い食事をしているのだろうか、それとも偏った食生活の結果なのだろうか」——そんな素朴な疑問を持ったことがある人は少なくないでしょう。やせ(低体重)は見た目の問題だけでなく、骨粗鬆症や2型糖尿病、さらに妊娠した場合には低出生体重児のリスクを高める可能性がある健康課題として…
取得日: 2026年07月06日 18:23
米粥は炊飯米より血糖値を上げやすい?若年健常者を対象にした比較研究
お粥は消化にやさしい食べ物というイメージがあり、飲み込む力が弱くなった方向けの「嚥下調整食」として広く使われています。しかし、同じ量のごはんをお粥にした場合と普通に炊いた場合とで、食後の血糖値の上がり方に違いがあるのかどうかは、これまで十分にわかっていませんでした。今回紹介する研究は、この素朴だけれ…
取得日: 2026年07月06日 18:23