研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
サワードウパンは血糖に良い?イースト発酵パンとの比較を調べたシステマティックレビュー
パンは私たちの食生活に欠かせない、炭水化物を多く含むエネルギー源です。炭水化物が豊富な食品は血糖値に影響を与えやすいと考えられていますが、実は「どんなパンか」によってその影響は異なるかもしれない、という指摘があります。中でも注目されてきたのが、パン酵母(イースト)ではなく乳酸菌などを使って長時間発酵…
取得日: 2026年08月04日 15:26
トダ族の食生活を調査 ― 社会経済状況と栄養バランスの関係とは
インド南部タミル・ナードゥ州のニルギリ丘陵には、独自の文化と食習慣を持つ先住民族「トダ族」が暮らしています。インドでは近年、先住民族の暮らしにも生活様式や食生活の変化が広がりつつあり、それが健康や栄養状態にどのような影響を与えているのかが関心を集めています。今回紹介する研究は、こうした背景のもと、ト…
取得日: 2026年08月04日 00:24
ヤマブシタケ(ライオンズマン)の生理活性成分を総説論文がまとめて整理
脳の健康や物忘れ対策への関心が高まるなか、キノコの一種「ヤマブシタケ(ライオンズマン)」が話題にのぼることがあります。見た目が白く長い毛のような突起で覆われたこのキノコは、アジアの伝統医療で古くから用いられてきました。今回紹介するのは、このヤマブシタケに含まれる生理活性成分や、それらを取り出す抽出方…
取得日: 2026年07月31日 08:24
『三重の栄養不良』に挑む、インド伝統の樹「マフア」の可能性を探る研究紹介
世界には、栄養が足りていない「低栄養」と、カロリーの摂りすぎによる「過栄養」、そしてビタミンやミネラルが不足する「微量栄養素欠乏」という、一見矛盾するような3つの栄養問題が同時に存在する地域があります。これは「三重の栄養不良負担」と呼ばれ、特に食料へのアクセスが限られる地域社会にとって大きな課題とさ…
取得日: 2026年07月31日 08:24
黒緑豆を発酵させると消化性アップ?小麦との複合粉づくりに関する研究
豆類は植物性タンパク質の重要な供給源ですが、豆に含まれるタンニンやフィチン酸といった成分が、ミネラルの吸収やタンパク質の消化を妨げる場合があることが知られています。こうした課題に対して、発酵という昔ながらの加工方法が、栄養価や機能性を高める手段として注目されてきました。今回紹介する研究は、黒緑豆(ブ…
取得日: 2026年07月27日 23:29
ゲノム編集技術CRISPR/Cas9で進む作物改良の最前線
近年、農業の分野で「ゲノム編集」という言葉を耳にする機会が増えてきました。中でも注目されているのが「CRISPR/Cas9(クリスパー・キャスナイン)」と呼ばれる技術です。これはもともと生命科学の研究で広く使われてきたゲノム編集ツールですが、近年は作物の品種改良にも応用が進んでいます。今回紹介する論…
取得日: 2026年07月25日 13:23
グルテンフリー食に新たな選択肢? 雑穀類・疑似穀類の可能性を探るレビュー
小麦などに含まれるグルテンに対して不耐性やアレルギーを持つ人が食べる「グルテンフリー食」は、近年広く知られるようになりました。しかし、市販のグルテンフリー製品には栄養バランスが偏りがちで、鉄や亜鉛といった微量栄養素が不足しやすいという課題があるといわれています。今回紹介する研究は、この課題に対して「…
取得日: 2026年07月24日 21:26
オーファン作物『ヒエ』が秘める栄養と機能性の可能性、その研究を紹介
気候変動が進む中、干ばつや貧栄養の土地でも育つ雑穀類が、これからの食料システムを支える作物として改めて注目されています。その代表格の一つが「ヒエ」(バーンヤードミレット、Echinochloa属)です。世界的にはまだ十分に活用されていない「オーファン作物」でありながら、気候変動に強い農業を実現する潜…
取得日: 2026年07月24日 02:23
海の仕事と血圧の関係——インド沿岸漁業従事者を対象とした調査から
漁業は世界各地で食料や雇用を支える重要な産業ですが、船上での長時間労働や不規則な食生活、厳しい環境にさらされる働き方は、体にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。今回紹介する研究は、インド・タミルナードゥ州の沿岸漁業従事者を対象に、食生活や生活習慣が血圧にどう関わっているのかを調べたものです。漁…
取得日: 2026年07月23日 01:24
ライチ果樹園でミツバチはどこから花粉を集めているのか―DNAバーコーディングで探る採餌の時空間パターン
甘くみずみずしい果物として知られるライチ。その花が咲く時期、果樹園ではセイヨウミツバチ(Apis mellifera)が忙しく花粉や蜜を集めています。ミツバチはライチの受粉を助ける重要な存在ですが、実際にどの花からどれくらいの花粉を集めているのか、そしてそれが果樹園の場所や時期によってどう変わるのか…
取得日: 2026年07月23日 01:24
紅麹菌でシコクビエを発酵させるとロバスタチンができる? 抽出と抗酸化性を調べた研究
紅麹(Red Yeast Rice、RYR)は、Monascus purpureusというカビの一種(紅麹菌)を米に生やして発酵させた、東アジアで長年利用されてきた発酵食品です。食品としてだけでなく食品添加物としても使われてきました。紅麹には「ロバスタチン」という成分が含まれており、コレステロールを…
取得日: 2026年07月22日 23:27
牛乳を乳酸菌で発酵させると、抗酸化・降圧に関わるペプチドが生まれる? 品種と菌の組み合わせを調べた研究
牛乳は栄養バランスの良い食品として知られていますが、そこに含まれるタンパク質は、分解されることで新たな働きを持つ「ペプチド(アミノ酸がいくつかつながった小さな断片)」に変わることがあります。乳酸菌によって牛乳を発酵させると、タンパク質が分解されてこうした機能性ペプチドが生まれ、もとのタンパク質にはな…
取得日: 2026年07月22日 23:27