研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
ジベレリン処理でクルミの熟すタイミングを遅らせる ― 仁の脂肪酸組成にも変化
クルミは収穫時期が短く、天候不順などで一斉に熟してしまうと収穫や品質管理が難しくなることが知られています。収穫のタイミングを人為的にコントロールできれば、収穫作業に余裕を持たせたり、実の品質を保ちやすくしたりできる可能性があります。今回紹介する研究は、植物ホルモンの一種であるジベレリン(GA3)をク…
取得日: 2026年08月28日 12:45
柑橘由来のフラボノイド「エリオジクチオール」、糖尿病マウスで血糖と臓器障害の改善を示唆する研究
糖尿病は世界で数億人が抱える病気で、血糖値の異常が続くことで肝臓や腎臓、筋肉など複数の臓器に負担をかけることが知られています。治療薬の開発と並行して、食品に含まれる成分が血糖コントロールに役立つ可能性を探る研究も進められてきました。今回紹介するのは、柑橘類などの食用植物に多く含まれる天然フラボノイド…
取得日: 2026年08月28日 12:45
チャ油はマウスの大腸炎を和らげるか、腸内細菌との関係を調べた研究
チャ油(Camellia oleifera oil)は中国南部で広く栽培されているチャノキ科植物の種子から採れる油で、食用油として使われるほか、民間療法では胃腸の不調や炎症性の症状によいとされてきました。しかし、こうした言い伝えを裏付ける科学的な根拠は十分に整理されていませんでした。今回、中国のミン…
取得日: 2026年08月28日 12:45
オオクチバスの二大感染症に挑む二価経口酵母ワクチン、中国の研究チームが開発
オオクチバス(Micropterus salmoides)は北米原産の淡水魚で、中国では年間88万トンが生産される重要な養殖魚種です。しかし近年、さまざまな病原体による疾病がこの養殖業の持続的な発展を脅かしています。中でも大きな問題となっているのが、ラナウイルス科に属するDNAウイルスであるラージマ…
取得日: 2026年08月28日 03:28
食事パターンと自傷念慮の新規発症、その関連を追った縦断研究
食事の内容が心の健康と関係しているのではないか、という視点は近年注目されています。しかし、どのような食事パターンが新たに自傷念慮(自分を傷つけたいという考え)が生じることと関連するのかについて、時間を追って調べた研究はまだ十分ではありませんでした。今回紹介するのは、中国山東省の済寧市・鄒城市・濰坊市…
取得日: 2026年08月28日 02:27
低グルテン小麦の弱点を補う? 食物繊維を加えた蒸しパンの食感変化を調べた研究
中華圏の主食として親しまれている蒸しパン(マントウ)は、小麦粉に含まれるグルテンというタンパク質の網目構造がふくらみや弾力を支えています。しかし、原料となる小麦の種類によってはグルテンの量や質が十分でない「低グルテン小麦粉」があり、こうした粉で作った生地や蒸しパンは、ふくらみにくかったり食感が劣った…
取得日: 2026年08月28日 02:27
肉やコーヒー、発酵食品の風味を決める「含硫香気成分」とは?分子構造から匂いの仕組みを読み解く総説
ステーキの焼ける匂い、コーヒーの香ばしい香り、味噌や醤油といった発酵食品特有の風味。これらの背後には、ごく微量でも強い香りを放つ「含硫香気成分(硫黄を含む香り分子)」が関わっていると考えられています。この総説論文は、こうした含硫香気成分について、これまでの研究の進み方と今後の課題を整理したものです。
取得日: 2026年08月28日 02:27
青年期のメンタルヘルスと食習慣・睡眠・運動の関係を整理 栄養に関する知識や理解力(ヘルスリテラシー)は『上流の標的』になりうるか
思春期から青年期にかけては、体だけでなく心の発達にとっても敏感な時期とされています。世界的に不安や抑うつなど青年期のメンタルヘルスの問題が増えている一方で、朝食の欠食や糖分の多い飲料の摂り過ぎといった不健康な食習慣もこの年代でよく見られます。こうした背景のもと、『栄養に関する情報を入手し、理解し、評…
取得日: 2026年08月28日 02:27
塩分依存型の伝統発酵食品、どう減塩する?微生物と風味・安全性から探る研究
醤油や魚醤、キムチ、漬物といった発酵食品には、塩が欠かせない存在として使われてきました。塩は微生物の働きを選び取ることで独特の風味を作り出し、発酵の安定性を保ち、食品の安全性を確保する役割を担っているとされています。一方で、塩分の摂りすぎによる健康リスクが指摘される中、こうした伝統的な発酵食品におい…
取得日: 2026年08月28日 02:27
臭鱖魚(発酵マンダリンフィッシュ)に含まれるニトロソアミン、食事パターン別に健康リスクを評価
発酵食品には独特の風味がある一方、発酵や加工の過程で生成される化学物質にも関心が向けられています。中国の伝統的な発酵魚料理である臭鱖魚(シマヘダイ、発酵させたマンダリンフィッシュ)を対象に、N-ニトロソアミン(NAs)という物質群の含有量を調べ、日常的な食事パターンの違いによって健康リスクがどう変わ…
取得日: 2026年08月28日 02:27
低食物繊維食による便秘、甜甜カプセルの摂取でラットの排便機能や腸内細菌叢に変化——中国の研究
食物繊維の摂取不足は、便秘と密接に関わることが知られています。便秘に対しては下剤がよく使われますが、長期使用や不適切な使用は下痢や電解質バランスの乱れといった副作用を招くことがあるとされています。今回、中国の清華大学、中国薬科大学、南京中医薬大学附属病院、河北御芝林医薬有限公司の研究者らのグループが…
取得日: 2026年08月27日 22:28
クズの根を2種の微生物で発酵させると栄養・香りはどう変わるか——酵母と枯草菌の共発酵に関する研究
クズ(Pueraria thomsonii)の根はイソフラボン類を豊富に含み、伝統的に薬用・食用として利用されてきました。しかし、その主要成分であるプエラリンやダイジン、ゲニスチンなどは配糖体(糖がくっついた形)として存在しているため、腸での吸収や利用が限られること、また独特の青臭さや渋みがあり、高…
取得日: 2026年08月27日 20:29