研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
アメリカザリガニの殻の色で味や成分は変わる?―青色ソフトシェルと赤色ハードシェルを比較した研究
アメリカザリガニ(Procambarus clarkii)には、殻がやわらかく青みがかった「青色軟殻型」と、殻が硬く赤い「赤色硬殻型」がいることが知られています。市場ではこの二つのタイプで取引価格が大きく異なるとされますが、その背景にどのような生物学的な違いがあるのかは、まだ十分に整理されていません…
取得日: 2026年07月04日 19:22
ピロリ菌感染や年齢、食習慣から高齢者の慢性萎縮性胃炎リスクを予測するAIモデル、中国の病院データで開発
胃がんの前段階として知られる「慢性萎縮性胃炎(CAG)」。これを確認するには内視鏡検査が必要ですが、高齢者にとっては体への負担や費用、検査を受けられる医療機関の少なさが壁になることがあります。もし採血や問診でわかるような身近な情報から、内視鏡を使わずにCAGのリスクをある程度予測できれば、早期の絞り…
取得日: 2026年07月04日 07:23
ナトリウム摂取と心疾患の負担、国や地域でどう違う?―1990〜2023年の多国間データ分析
塩分の摂りすぎが血圧や心臓に良くないというのは、健康情報でよく耳にする話です。しかし、その影響の大きさは国や地域によって本当に同じなのでしょうか。今回紹介する研究は、中国・G20諸国・東南アジア諸国という異なる背景を持つ地域を対象に、高ナトリウム食(塩分の摂りすぎ)に関連する心疾患の負担が、1990…
取得日: 2026年07月04日 02:23
中国市場の牛乳、産地で栄養や風味に違い? 国内産と輸入品を比較した研究
スーパーの牛乳売り場には、国産のものだけでなく海外から輸入された牛乳が並んでいることがあります。産地が違えば、牛の飼育方法や気候、流通の過程も異なるため、同じ「牛乳」でも中身に違いがあるのではないか——そんな疑問を出発点に行われた研究が、学術誌「フードサイエンスオブアニマルリソーシズ」で紹介されてい…
取得日: 2026年07月04日 01:23
卓球選手の食事と栄養知識、体力・体組成との関連は?—横断研究からみえたこと
卓球は素早い動きと瞬時の判断、そして短い時間での回復を繰り返す、高強度かつ間欠的なスポーツです。こうした競技特性から、選手のコンディションやパフォーマンスを支えるうえで栄養が重要と考えられていますが、これまで卓球選手を対象に、食事摂取の内容と栄養に関する知識、体組成、体力パフォーマンスを同時に調べた…
取得日: 2026年07月03日 15:25
大腸菌を工学的に改変し、植物残渣由来の糖からコハク酸を高濃度で作る研究
コハク酸は、食品や医薬品の原料、さらには生分解性プラスチックの一種であるポリブチレンサクシネートの原料としても使われる、応用範囲の広い化学品です。石油ではなく植物由来の資源から作る「バイオベース」の生産方法が注目されていますが、稲わらやトウモロコシの茎葉などの植物残渣(リグノセルロース系原料)を分解…
取得日: 2026年07月03日 02:21
オクラ摂取は血圧や脂質、炎症にどう影響する? 2型糖尿病患者らを対象としたメタ解析
オクラ(Abelmoschus esculentus)は、食物繊維やフラボノイド、抗酸化物質を豊富に含む伝統的な野菜として知られています。血糖コントロールや脂質代謝、炎症を改善する可能性が指摘されてきましたが、これまでの臨床研究の結果は一貫していませんでした。今回、前糖尿病、2型糖尿病、糖尿病性腎症…
取得日: 2026年07月01日 02:01
水産物の“うまみ”をどう守るか——加工技術の進歩と風味への影響を整理した論文
刺身や干物、燻製など、私たちは魚介類をさまざまな方法で加工して食べています。しかし水産物は栄養価が高い一方で傷みやすく、加工の過程で風味や食感、栄養が損なわれてしまうことも少なくありません。今回紹介する論文は、こうした水産食品の加工技術がどのように進歩してきたのか、そしてそれが「風味」にどう影響する…
取得日: 2026年06月30日 22:10
ワインづくりにブロックチェーンを――サプライチェーンの透明性と循環経済をめぐる研究レビュー
ワインは何世紀にもわたって受け継がれてきた伝統的な発酵飲料であり、その土地の気候や土壌、造り手の技術が味わいに反映される食文化の象徴的存在です。近年では、こうしたワインの生産・流通の過程においても、持続可能性の確保や、産地・品質を保証する「本物であること」の証明、さらには資源を無駄なく循環させる仕組…
取得日: 2026年06月30日 14:44
竹の子漬けの乳酸菌は、腸の中で「触媒」だった
自分では酪酸を作らない。それなのに、酪酸を作る腸内細菌を増やす——そんな乳酸菌が、中国・浙江省の山間部で古くから作られてきた「竹の子漬け」の漬け汁から見つかりました。2026年6月、微生物学の国際誌に報告された話です。
取得日: 2026年06月25日 18:23
夏バテの入り口は腸にある――βグルカン研究が示す新たな視点
夏の体調不良は、単なる「暑さで食欲が落ちた」では説明しきれない場合があります。最新の研究が指し示すのは、熱ストレスが腸の壁そのものを傷つけ、そこから全身へ炎症が波及するという連鎖です。そしてその連鎖を食品由来の成分が断ち切れるかもしれない――そんな可能性を示した研究が、2026年6月に栄養学の国際誌…
取得日: 2026年06月21日 08:38
ビタミンCと心臓——50歳・高血圧で変わる研究の景色
ビタミンCは体に良い——そう聞いて異論を唱える人は少ないはずです。コラーゲンの合成に必要な水溶性ビタミンとして、日本人の食事摂取基準でも摂取が推奨されています。ところが、「50歳以上・高血圧がある」という条件に絞ると、研究上の景色がやや違って見えてくる——そんな報告が2026年6月に発表されました。…
取得日: 2026年06月20日 13:45