研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
食塩の摂りすぎと腎機能低下、G20諸国の虚血性心疾患への影響を分析した論文を紹介
「塩分の摂りすぎは体によくない」という話は、健康に関心のある人なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。実は塩分の摂りすぎ(食事性高ナトリウム)は血圧を上げたり血管を傷つけたりすることを通じて、心臓の血管が詰まったり狭くなったりする「虚血性心疾患(IHD)」の一因になると考えられています。ま…
取得日: 2026年08月14日 23:24
セレン食品の"顔かたち"を見分ける ― 食品中セレン形態分析研究の現状と課題を総説
セレンは、私たちの体に必要な微量ミネラルのひとつとして知られています。しかし「セレンを摂る」と一口に言っても、食品中のセレンにはさまざまな化学的な形(セレン化合物の種類、いわゆる「形態」)があり、その働き方は形態によって大きく異なるとされています。今回紹介する総説論文は、この食品中のセレンの形態をど…
取得日: 2026年08月14日 22:23
サマリー型か栄養素別か? 前面パッケージ表示のデザインが食品選びの『考え方』を左右する可能性
スーパーの棚に並ぶ加工食品のパッケージには、健康度を一目で伝えるためのマークやラベルが付いていることがあります。こうした「栄養成分の前面表示(Front-of-Package Labeling、FoPL)」は、健康的な食選択を後押しする公衆衛生の取り組みとして各国で導入が進んでいます。しかし、星の数…
取得日: 2026年08月14日 13:26
カカオポリフェノールと脳の健康:気分・腸内環境・認知機能をめぐる研究の現状
チョコレートの原料であるカカオには、ポリフェノールと呼ばれる植物由来の成分が豊富に含まれています。近年、この成分が脳の働きにどう関わるのかについて、うつ症状や記憶力、さらには腸内細菌との関係まで、さまざまな角度から研究が進められてきました。今回紹介するのは、これまでに発表された臨床試験や動物実験の結…
取得日: 2026年08月14日 06:24
海藻から作った『カーボンドット』、エビの鮮度保持に役立つ可能性 ― 抗酸化・UV遮蔽の基礎研究
海藻といえば、食物繊維やミネラルが豊富な食材というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。実は近年、海藻に含まれる多糖類やポリフェノールを原料にして、ナノサイズの炭素材料「カーボンドット(CDs)」を作る研究が進められています。カーボンドットは直径10ナノメートル以下という非常に小さな粒子で、抗…
取得日: 2026年08月12日 23:26
エラグ酸を水になじみやすくする海藻由来多糖の可能性——固体分散体で腸内変換も促進?
ザクロやベリー類などに含まれるポリフェノールの一種「エラグ酸(EA)」は、抗酸化作用をはじめとした多様な生理活性が報告されている注目の食品成分です。しかしエラグ酸には大きな弱点があります。水にほとんど溶けず、水中で凝集してしまうため、腸内細菌がうまく働きかけにくいという課題です。エラグ酸は腸内細菌に…
取得日: 2026年08月12日 23:26
ヒスタミンはどのくらい食べても大丈夫? 魚や発酵食品の「食べ過ぎリスク」を統計モデルで見積もる研究
青魚やチーズ、しょうゆのような発酵食品には、ヒスタミンという成分が含まれていることがあります。ヒスタミンは本来体内にも存在する物質ですが、食品中に多く蓄積すると、頭痛や発疹、動悸といった症状を引き起こすことが知られており、食品の安全性を考えるうえで注目される成分の一つです。
取得日: 2026年08月12日 23:26
食料システムは目標を達成できるか——44指標で世界の進捗を評価した研究
「食」は健康だけでなく、環境や経済、社会の公正さにも深く関わっています。近年、各国や国際機関は食料システム(生産から流通、消費までの一連の仕組み)を持続可能な形に変えていこうという取り組みを進めてきました。しかし、こうした取り組みがどれだけ進んでいるのかを測る「共通のものさし」は、実はこれまで十分に…
取得日: 2026年08月12日 19:23
全粒小麦粉に含まれる成分が鉛の吸収を抑える仕組みとは? in vitro研究が報告
鉛は環境中に広く存在する重金属で、食事を通じて体内に取り込まれると健康への影響が懸念される物質です。これまでの研究で、全粒小麦粉を摂取すると鉛の排出が促進されることが知られていましたが、その中のどの成分が働いているのか、そしてどのようなメカニズムで作用しているのかは、はっきりとはわかっていませんでし…
取得日: 2026年08月12日 17:27
共役リノール酸を強化した発酵乳がMASLD患者の腸内環境と代謝物に与える影響を調べた研究
脂肪肝というと「お酒の飲みすぎ」というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、近年は飲酒とは関係なく、肥満や糖尿病などの代謝異常に伴って肝臓に脂肪がたまる「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」が世界的に増えていることが知られています。MASLDは腸内細菌叢と肝臓の働きが密接に関わり合う「腸肝…
取得日: 2026年08月12日 16:27
加工食品中心の食事と炎症マーカー、そして閉経の時期に関連はあるか——HRSコホートからの報告
閉経を迎えた女性の体では、女性ホルモンの減少とともに体内の慢性炎症がゆるやかに高まりやすくなると言われています。この慢性炎症は、加齢に伴うさまざまな健康課題との関わりが指摘されてきたテーマですが、では日々の食事のパターンは炎症マーカーとどう関係しているのでしょうか。また、閉経を迎える時期の早さ・遅さ…
取得日: 2026年08月12日 14:27
米のタンパク質・アミノ酸を光でスキャン? ハイパースペクトルイメージングによる非破壊評価の研究
お米に含まれるタンパク質やアミノ酸の量は、栄養価だけでなく、食味や加工適性にも関わる重要な要素です。しかし、これらを正確に測定するには、これまでサンプルを化学的に分解・分析する『破壊検査』が必要で、手間と時間がかかり、多くの品種を一度にスクリーニングするのには向いていませんでした。もし、お米の粒を壊…
取得日: 2026年08月12日 01:23