研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

プライマリ・ヘルスケア受診者における胃食道逆流症の頻度と関連要因を調べた研究 研究論文OpenAlex

プライマリ・ヘルスケア受診者における胃食道逆流症の頻度と関連要因を調べた研究

胃食道逆流症(GERD)は、胃の内容物が食道へ逆流することで胸やけなどの症状が起こる、消化器の病気としてよくみられるものです。研究チームは、この病気が生活の質を大きく損なうことがあり、その現れ方には年齢や性別といった人口学的な背景、体格、生活習慣、食事、既往の病気など多くの要因が関わると述べています…

公開日: 2026年10月01日 11:38

食肉処理場の排水にひそむ細菌に、乳酸菌がつくる抗菌物質はどう働くか 研究論文OpenAlexナイジェリア

食肉処理場の排水にひそむ細菌に、乳酸菌がつくる抗菌物質はどう働くか

食肉処理場(屠畜場)では、血液や胃の内容物、糞などを洗い流すために大量の水が使われ、そこから出る排水は環境汚染の大きな原因になります。論文の著者らは、ナイジェリアの多くの食肉処理場では排水処理の設備や運用が整っておらず、未処理の排水がそのまま土壌や水域へ流れ込んでいると指摘しています。従来の処理方法…

公開日: 2026年10月01日 08:43

四川ジャンロウ(醤肉)の熟成中に起こる風味成分と細菌叢の変化 研究論文Europe PMC中国

四川ジャンロウ(醤肉)の熟成中に起こる風味成分と細菌叢の変化

ジャンロウ(醤肉)は、醤油や甜麺醤などの調味ソースで豚肉を漬け込み、そのまま自然乾燥・熟成させて作る中国の伝統的な食肉製品です。中国西南部の四川で作られるものは、比較的おだやかな温湿度のもとで乾燥と熟成が進む点に特徴があり、長期の塩漬けに頼る生ハムや、燻煙を用いるベーコン、スターターカルチャー(発酵…

公開日: 2026年09月30日 10:54

高タンパク食とプロバイオティクスがラットの体重・脂質・酸化ストレスに与える影響を検証した研究 研究論文OpenAlexブラジル

高タンパク食とプロバイオティクスがラットの体重・脂質・酸化ストレスに与える影響を検証した研究

肥満やそれに関連する脂質異常症、インスリン抵抗性などの代謝の問題は、世界的な健康課題として続いています。こうした状態は過剰なカロリー摂取やエネルギーバランスの乱れ、内臓脂肪の蓄積と結びつくことが多く、食事による介入が体重管理と代謝改善の中心的な方法として位置づけられてきました。

公開日: 2026年09月30日 08:34

食事と機能性ディスペプシアの関係を整理した総説 研究論文OpenAlexイタリア

食事と機能性ディスペプシアの関係を整理した総説

食後の強い膨満感、少量で満腹になる早期飽満感、上腹部の痛みや焼ける感じが続き、日常生活に支障が出ることがあります。検査で説明できる器質的な病気が見つからず、診断基準を満たす場合、この状態は機能性ディスペプシア(FD)と呼ばれます。著者らは、FDの世界的な有病率をローマIV基準で約6.8%と報告された…

公開日: 2026年09月30日 08:19

食べ物は体内で作り変えられる――腸内細菌が生む代謝物と肥満・2型糖尿病をめぐる総説 研究論文OpenAlex韓国

食べ物は体内で作り変えられる――腸内細菌が生む代謝物と肥満・2型糖尿病をめぐる総説

肥満と2型糖尿病は、糖や脂質の代謝の乱れ、エネルギーバランスの崩れ、そして慢性的な弱い炎症が続く状態だと、著者らは整理しています。こうした異常は脂肪組織や肝臓、骨格筋、脳など複数の組織の働きの低下につながるため、栄養面からの介入が予防と管理の重要な手段と位置づけられてきました。

公開日: 2026年09月30日 06:24

高齢者の便秘に対する3種の生きた菌を含む口腔内崩壊錠——8週間の単群試験による安全性と前後比較の報告 研究論文OpenAlex

高齢者の便秘に対する3種の生きた菌を含む口腔内崩壊錠——8週間の単群試験による安全性と前後比較の報告

慢性的な便秘は高齢者によく見られ、排便の習慣だけでなく生活の質や日常生活の動作にも影響しうる問題だと、研究チームは指摘しています。高齢者では便秘が虚弱や複数の持病、多剤併用と重なりやすく、安全で扱いやすく、体に負担の少ない選択肢が日常診療で求められているという問題意識が、この研究の出発点にあります。

公開日: 2026年09月30日 05:01

腸内細菌ハフニア・アルベイとそのタンパク質抽出物がマウス腸管の消化酵素に与える影響 研究論文OpenAlexロシア

腸内細菌ハフニア・アルベイとそのタンパク質抽出物がマウス腸管の消化酵素に与える影響

肥満や糖尿病の広がりを背景に、腸内細菌のバランスを整える手段として、プロバイオティクス(健康によい働きが期待される生きた微生物)への関心が高まっています。その一つが Hafnia alvei(ハフニア・アルベイ)HA4597 という細菌株で、一部のソフトチーズの製造にも使われ、健康な人の腸内にも存在…

公開日: 2026年09月30日 04:56

腸内細菌ラクノスピラ科と食事・免疫の関係を整理した総説 研究論文OpenAlex中国

腸内細菌ラクノスピラ科と食事・免疫の関係を整理した総説

私たちの腸内には多種多様な細菌がすみついています。その中でもラクノスピラ科(Lachnospiraceae)と呼ばれるグループは、健康な人の腸内で最もよく見つかる細菌の一群です。著者らによれば、複数の集団を対象としたメタゲノム研究では、腸内細菌全体のおよそ15〜25%を占めると報告されており、その量…

公開日: 2026年09月30日 03:36

ヤマモモ葉由来プロアントシアニジンと腸内細菌叢―高脂肪食マウスでの糖・脂質代謝を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

ヤマモモ葉由来プロアントシアニジンと腸内細菌叢―高脂肪食マウスでの糖・脂質代謝を調べた研究

糖と脂質の代謝は生命活動を支える基本的なはたらきであり、その乱れは肥満や糖尿病、脂肪肝といった慢性の代謝疾患と深く関わっています。論文によれば、こうした疾患の治療は現在おもに化学合成された薬剤に頼っており、副作用を伴うことが少なくありません。そのため、天然物のなかから有効な成分を探す研究が近年さかん…

公開日: 2026年09月30日 03:32

フレイルのある高齢者にペクチンを4週間補給した無作為化試験の報告 研究論文OpenAlexイギリス

フレイルのある高齢者にペクチンを4週間補給した無作為化試験の報告

加齢とともに心身の働きが少しずつ低下し、転倒や入院などのリスクが高まる状態を「フレイル(虚弱)」と呼びます。論文によれば、世界の60〜69歳では12〜23%がこの状態にあるとされ、慢性的な軽度の炎症や筋力低下、気分の落ち込み、代謝の問題を伴うことが多いと説明されています。運動や栄養を組み合わせた取り…

公開日: 2026年09月30日 01:36

ブドウの搾りかすから機能性成分を取り出す――超音波抽出の条件を探った研究 研究論文OpenAlexスペイン

ブドウの搾りかすから機能性成分を取り出す――超音波抽出の条件を探った研究

ワインを造る過程では、大量の副産物が生じます。著者らは、ブドウ100kgを処理するとおよそ25kgの副産物が出て、そのうち約60%を「グレープポマース(果皮・種子・果肉を主体とする搾りかす)」が占めるという報告を引用しています。ポマースは現在おもに蒸留に回されていますが、抗酸化性や抗菌性をもつフェノ…

公開日: 2026年09月29日 19:41