研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

副産物ココナッツ果肉から作る「ココナッツフラワー」、魚肉ソーセージの新素材になるか 研究論文DOAJインド

副産物ココナッツ果肉から作る「ココナッツフラワー」、魚肉ソーセージの新素材になるか

ココナッツミルクを作る過程では、しぼった後の果肉が大量に残ります。この残渣は、多くの場合廃棄されてしまう副産物ですが、乾燥させて粉状に加工すれば「ココナッツフラワー」として食品に活用できる可能性があります。今回紹介する研究は、このココナッツフラワーを魚肉ソーセージ(ティラピアを使用)に加える機能性素…

公開日: 2026年07月22日 23:30

水管理と気温が黒米の栄養価と収量を左右する ― フィチン酸・抗酸化活性への影響を調べた研究 研究論文DOAJ

水管理と気温が黒米の栄養価と収量を左右する ― フィチン酸・抗酸化活性への影響を調べた研究

黒米は抗酸化物質を豊富に含む栄養価の高い穀物として知られていますが、その一方で「フィチン酸」という成分も含んでいます。フィチン酸は植物が種子の中にリンを蓄えるための物質で、体内でミネラルの吸収を妨げる可能性があるとされ、黒米の栄養価に影響を与えうる成分として研究の対象になっています。近年は気候変動に…

公開日: 2026年07月22日 15:32

「魚をたくさん食べる南アジア」で心血管代謝リスクが高いのはなぜか―論文紹介 研究論文OpenAlexアメリカ

「魚をたくさん食べる南アジア」で心血管代謝リスクが高いのはなぜか―論文紹介

魚は心臓や血管の健康によいとされ、特に脂の多い魚を日常的に食べる沿岸地域の集団では、その恩恵が知られています。ところが南アジアでは、世界でも屈指の魚介類消費量を誇るにもかかわらず、欧州の集団であれば病気のリスクが上がるとされる体格指数(BMI)よりもかなり低い段階から、心血管代謝系(心臓病や糖尿病な…

公開日: 2026年07月21日 20:27

バングラデシュ産アボカドの栄養価を分析、脂肪酸やミネラル含有量に品種差 研究論文OpenAlexバングラデシュ

バングラデシュ産アボカドの栄養価を分析、脂肪酸やミネラル含有量に品種差

森のバター、とも呼ばれるアボカド(Persea americana)。世界的に需要が高まっている果物のひとつですが、実は栽培される品種によって栄養成分に差があることをご存じでしょうか。バングラデシュ農業研究ジャーナルに掲載予定の研究では、同国で栽培されているアボカドの複数の品種を対象に、栄養成分や脂…

公開日: 2026年07月21日 18:35

食料備蓄はどう設計すべきか? 中国・エチオピア・カタールの制度比較からみえてきたこと 研究論文OpenAlexカタール

食料備蓄はどう設計すべきか? 中国・エチオピア・カタールの制度比較からみえてきたこと

食料はいつも安定して手に入るとは限りません。異常気象や紛争、感染症の流行、国際市場の混乱など、予測しづらいリスクが世界中で食料システムを揺さぶっています。こうした「もしも」に備えて、多くの国が食料の一部を国家として蓄えておく「戦略的食料備蓄」という仕組みを持っています。今回紹介する論文は、この食料備…

公開日: 2026年07月21日 18:27

アンデスの雑穀「発芽」を科学で最適化する ― グルテンフリー食品への応用を探る研究 研究論文DOAJペルー

アンデスの雑穀「発芽」を科学で最適化する ― グルテンフリー食品への応用を探る研究

キヌアという名前は最近すっかり定着しましたが、同じアンデス地方には「カニワ」や「キウィチャ」といった、あまり知られていない擬似穀物も存在します。これらは小麦などの穀物とは植物学的に異なるものの、穀物のように調理・加工できることから「擬似穀物」と呼ばれています。今回紹介する論文は、こうしたアンデス擬似…

公開日: 2026年07月19日 21:32

南インドの発酵シコクビエ飲料「ケルヴァラグ・クーズ」、高齢者への聞き取りで伝統の知恵を記録 研究論文DOAJインド

南インドの発酵シコクビエ飲料「ケルヴァラグ・クーズ」、高齢者への聞き取りで伝統の知恵を記録

インドには、地域に根ざした発酵食品が数多く存在します。今回紹介する研究は、南インド・タミル・ナードゥ州で古くから飲まれてきた「ケルヴァラグ・クーズ」という発酵飲料に着目したものです。原料となるシコクビエ(インドでは「ラギ」と呼ばれる)は、ミネラルやカルシウムが豊富な穀物として知られ、消化のよさから「…

公開日: 2026年07月19日 21:28

植物性食品の『買いたい』を左右するのは中身か、パッケージか?—消費者心理を探るパイロット研究 研究論文OpenAlex中国

植物性食品の『買いたい』を左右するのは中身か、パッケージか?—消費者心理を探るパイロット研究

健康や環境への意識の高まりから、植物由来の食品(プラントベースフード)を選ぶ人が増えてきたと言われています。しかし、消費者が実際にこうした食品を「買いたい」と思う気持ちや、それが日々の健康的な食習慣につながるかどうかは、どんな要因によって決まるのでしょうか。今回紹介するのは、この疑問を心理学的なモデ…

公開日: 2026年07月18日 17:49

水耕栽培の葉物野菜、養液の種類で生育や品質に違いが出ることが報告される 研究論文OpenAlexバングラデシュ

水耕栽培の葉物野菜、養液の種類で生育や品質に違いが出ることが報告される

スーパーでよく見かけるレタスやほうれん草などの葉物野菜は、土を使わず水と液体肥料(養液)だけで育てる「水耕栽培」でも生産されています。水耕栽培では土壌の代わりに養液が植物への栄養供給を担うため、養液の種類や濃度が野菜の育ち方や味・品質にどう影響するのかは、栽培の効率を考えるうえで気になるテーマです。…

公開日: 2026年07月17日 19:34

ベネンタロイモを使った麺、食物繊維と低GIで注目される研究結果 研究論文DOAJインドネシア

ベネンタロイモを使った麺、食物繊維と低GIで注目される研究結果

もちもちとした麺は世界中で愛される食品ですが、その原料は小麦粉が中心で、血糖値への影響が気になる方には必ずしも優しい食品とは言えません。そこで注目されているのが、インドネシアなどに自生するサトイモの仲間「ベネンタロイモ(Xanthosoma undipes K. Koch)」です。今回紹介する研究で…

公開日: 2026年07月17日 15:31

未利用スパイスの発酵で機能性は変わるのか——Dorstenia convexa根とMonodora myristica種子を調べた研究 研究論文DOAJスペイン

未利用スパイスの発酵で機能性は変わるのか——Dorstenia convexa根とMonodora myristica種子を調べた研究

アフリカなどで伝統的に使われながらも、栄養科学の研究があまり進んでいない「未利用スパイス」と呼ばれる植物素材があります。今回紹介する研究では、そうした素材のうちDorstenia convexa(ドルステニア・コンベクサ)の根とMonodora myristica(モノドラ・ミリスティカ)の種子とい…

公開日: 2026年07月17日 13:31

エモジン処理でコイの病原菌への抵抗力に変化 腸内細菌叢との関連を多角的に解析 研究論文OpenAlex中国

エモジン処理でコイの病原菌への抵抗力に変化 腸内細菌叢との関連を多角的に解析

魚の養殖では、細菌感染による病気の広がりが大きな課題になっています。中でもAeromonas hydrophila(エロモナス・ハイドロフィラ)という細菌は、養殖魚に腸炎を引き起こす代表的な病原体として知られており、水産物の安全性にも関わる存在です。これまで対策として抗生物質が使われてきましたが、耐…

公開日: 2026年07月17日 02:29