研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
食事の脂肪と乳がんリスク、研究デザインで結果が分かれる? 症例対照研究とコホート研究のメタ解析
「脂肪の多い食事は乳がんのリスクを高めるのではないか」という疑問は、長年にわたって栄養学や疫学の分野で議論されてきました。バターや揚げ物、脂身の多い肉など、脂肪を多く含む食品は身近にあるだけに、多くの人が気になるテーマではないでしょうか。実はこれまでの研究では、調査の方法によって結果が一致しないとい…
取得日: 2026年08月22日 04:50
サケの飼料に使う『つなぎ』成分、糞の量や消化にも影響か 大西洋サケでの検討
養殖魚のエサ(配合飼料)は、粉末原料を粒状(ペレット)に固めて作られます。運搬や取り扱いの際にペレットが崩れたり、水の中でふやけて崩壊したりしないよう、飼料には『バインダー』と呼ばれるつなぎ成分がよく加えられます。今回紹介する研究は、このバインダーが単にペレットの丈夫さを保つだけでなく、魚の糞の性質…
取得日: 2026年08月22日 04:50
水銀の耐容摂取量、米国の新しい評価とEUの基準は今も一致するのか——EFSAが検証
私たちは魚介類などを通じて、ごく微量の水銀を口にする機会があります。こうした食品からの水銀摂取について、欧州では「これ以上は摂り続けないほうがよい」という目安となる量が定められています。一方、アメリカでも独自に水銀の健康影響に関する評価が行われており、その内容が最新の知見を反映して更新されると、欧州…
取得日: 2026年08月22日 04:50
葉緑体は食品原料になるのか──光合成器官の栄養価と食への応用可能性を探るレビュー
葉緑体といえば、学校の理科で「光合成を行う場所」として習った記憶がある人も多いのではないでしょうか。太陽の光エネルギーを、糖という化学エネルギーに変換する、植物にとって欠かせない小さな器官です。今回紹介するのは、この身近でありながら食品としてはほとんど意識されてこなかった葉緑体を、食品原料として活用…
取得日: 2026年08月22日 04:50
「三姉妹農法」由来の伝統食と肥満研究:ミルパ食が体に働く仕組みを整理したレビュー
トウモロコシと豆、カボチャを一緒に育てる「三姉妹(three sisters)」農法を知っていますか。これはメソアメリカ(中南米)に古くから伝わる伝統的な混作の知恵で、この農法から生まれた食事パターンは「ミルパ食」と呼ばれています。トウモロコシ、豆類、カボチャ、唐辛子を中心とする、植物性食品が主体で…
取得日: 2026年08月22日 04:50
抗生物質の代わりに『卵内プロバイオティクス』は使えるか——ブロイラー飼育での可能性を探った研究
鶏肉の生産現場では、成長を促す目的で飼料に抗生物質を添加する方法が長く使われてきました。しかし、薬剤耐性菌の問題などを背景に、抗生物質に頼らない飼育法への関心が高まっています。その代替候補として近年注目されているのが「プロバイオティクス」、つまり健康に良い影響を与えるとされる微生物です。今回紹介する…
取得日: 2026年08月18日 06:21
オカラを電気で加熱すると食肉ゲルの品質が変わる? 豆腐の副産物を活用する新研究
豆腐や豆乳を作るときに大量に出る副産物「オカラ」。食物繊維やタンパク質を含みながらも、多くは廃棄されているのが現状です。近年はこのオカラを食品の材料として再利用しようという研究が世界各地で進められています。今回紹介する論文は、オカラを「オーミック加熱(通電加熱)」という方法で処理したうえで、ハムやソ…
取得日: 2026年07月09日 22:21
大腸菌を工学的に改変し、植物残渣由来の糖からコハク酸を高濃度で作る研究
コハク酸は、食品や医薬品の原料、さらには生分解性プラスチックの一種であるポリブチレンサクシネートの原料としても使われる、応用範囲の広い化学品です。石油ではなく植物由来の資源から作る「バイオベース」の生産方法が注目されていますが、稲わらやトウモロコシの茎葉などの植物残渣(リグノセルロース系原料)を分解…
取得日: 2026年07月03日 02:21