研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
コメの鉄・亜鉛を高める『優良ドナー品種』とは? 有機・無機栽培で探る栄養強化イネ研究
世界の多くの地域で主食となっているコメですが、精米には鉄分や亜鉛といった微量栄養素があまり多く含まれていないことが知られています。鉄や亜鉛の不足は、コメを主食とする地域で栄養面の課題として指摘されており、品種改良によってコメ自体に含まれる鉄・亜鉛の量を高める『バイオフォーティフィケーション(生物学的…
公開日: 2026年07月12日 04:49
セレン強化卵とゼアキサンチン強化卵、2型糖尿病患者の血糖・脂質への影響を比較した12週間試験
卵は手軽に食べられる身近な食品ですが、近年は「特定の栄養素を強化した卵」も登場しています。ミネラルの一種であるセレンを強化した卵や、抗酸化物質として知られるゼアキサンチンを強化した卵は、糖尿病のある人の血糖や脂質の状態にどのような影響を与えるのでしょうか。今回紹介するのは、2型糖尿病の患者を対象に、…
公開日: 2026年07月12日 04:42
妊娠期の「コリン」と「ビタミンB群」、胎児の発育とどう関わる? 最新レビュー論文を紹介
妊娠中の食事といえば「葉酸を摂りましょう」という話はよく耳にします。しかし、葉酸以外にも、胎児の発育に関わるとされる栄養素が複数あることをご存じでしょうか。今回紹介する論文は、コリンやビタミンB群(B1、B2、B6、葉酸(B9)、B12)といった栄養素が、それぞれ単独ではなく互いに関連し合いながら胎…
公開日: 2026年07月10日 18:31
中国北部の健診受診者でビタミンD不足が半数近くに 生活習慣との関連を調査した研究
ビタミンDは骨の健康などに関わる栄養素として知られていますが、実は日光を浴びることで皮膚でも作られるという、他の栄養素とは少し違う性質を持っています。そのため、食事の内容だけでなく、屋外で過ごす時間や運動習慣といった「生活スタイル」が、体内のビタミンD量に影響するのではないかと考えられています。今回…
公開日: 2026年07月09日 23:26
亜鉛不足の土壌で小麦を育てる ― 新品種NWB-50に最適な亜鉛施用量とは
私たちが日々口にするパン、うどん、パスタ。これらの原料となる小麦は、世界中で主食として親しまれている作物です。しかし、小麦を育てる土壌に含まれる「亜鉛」が不足すると、収穫量が減るだけでなく、私たちが食べる穀粒に含まれる亜鉛の量まで少なくなってしまうことをご存じでしょうか。亜鉛は人の体にとっても重要な…
公開日: 2026年07月09日 22:28
妊娠中に鉄不足が進みやすい?ノルウェーの母子を追った縦断研究
妊娠中や産後は、母体や赤ちゃんの発育にとって鉄分の状態がとても重要だと言われています。鉄が不足すると、妊婦さん自身だけでなく、おなかの中で育つ胎児や生まれてくる子どもの健康にも影響が及ぶ可能性があるためです。しかし、こうした鉄の状態がどのように変化していくのかについて、ノルウェーではこれまでデータが…
公開日: 2026年07月06日 19:23
ナトリウム摂取と心疾患の負担、国や地域でどう違う?―1990〜2023年の多国間データ分析
塩分の摂りすぎが血圧や心臓に良くないというのは、健康情報でよく耳にする話です。しかし、その影響の大きさは国や地域によって本当に同じなのでしょうか。今回紹介する研究は、中国・G20諸国・東南アジア諸国という異なる背景を持つ地域を対象に、高ナトリウム食(塩分の摂りすぎ)に関連する心疾患の負担が、1990…
公開日: 2026年07月04日 02:25
セレン・亜鉛を強化したヒヨコマメの消化物、脂肪肝モデル細胞での代謝変化を調べた研究
健康な食生活を考えるうえで「微量栄養素」という言葉を耳にすることが増えています。なかでもセレン(Se)や亜鉛(Zn)は、体内で酸化ストレスに対抗する仕組み(抗酸化防御)に関わるミネラルとして知られています。近年、こうした微量栄養素をあえて豊富に含ませた「バイオフォーティファイド(生物学的強化)食品」…
公開日: 2026年07月04日 01:29
妊婦の貧血とエネルギー・鉄摂取の関係を探る——バンドンでの横断研究から
妊娠中の貧血は、世界的に見ても公衆衛生上の重要な課題のひとつとされています。世界保健機関(WHO)は、ヘモグロビン濃度が11 g/dL未満の状態を妊娠中の貧血と定義しており、世界全体では妊婦のおよそ40%がこの状態にあるとも言われています。貧血は母体だけでなく胎児の健康にも影響を及ぼしうるとされ、栄…
公開日: 2026年07月03日 03:29
英国のビタミンD欠乏、判定基準は今のままでよいのか——専門家グループが見直しを提言
「ビタミンD不足」と聞くと、日照時間の少ない地域や特定の人だけの話だと思う方も多いかもしれません。しかし英国では今、ビタミンDの摂取量低下と深刻な欠乏の増加が指摘されており、その「欠乏」をどう定義するか自体が議論の的になっています。今回紹介するのは、英国の複数の専門分野からなる研究者グループ「ACT…
公開日: 2026年07月01日 23:29
ビタミンCと心臓——50歳・高血圧で変わる研究の景色
ビタミンCは体に良い——そう聞いて異論を唱える人は少ないはずです。コラーゲンの合成に必要な水溶性ビタミンとして、日本人の食事摂取基準でも摂取が推奨されています。ところが、「50歳以上・高血圧がある」という条件に絞ると、研究上の景色がやや違って見えてくる——そんな報告が2026年6月に発表されました。…
公開日: 2026年06月24日 17:16