研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
食事の脂肪と乳がんリスク、研究デザインで結果が分かれる? 症例対照研究とコホート研究のメタ解析
「脂肪の多い食事は乳がんのリスクを高めるのではないか」という疑問は、長年にわたって栄養学や疫学の分野で議論されてきました。バターや揚げ物、脂身の多い肉など、脂肪を多く含む食品は身近にあるだけに、多くの人が気になるテーマではないでしょうか。実はこれまでの研究では、調査の方法によって結果が一致しないとい…
取得日: 2026年08月22日 04:50
養殖オオサンショウウオ皮膚のユーメラニン、術後出血の管理に役立つ可能性は?ラット実験の報告
手術を受けたあと、出血がなかなか止まらないことは患者さんの回復を左右する重要な問題です。現在使われている止血剤は効果がある一方で、血栓ができやすくなるリスクも指摘されており、より安全な栄養学的アプローチが求められてきました。今回紹介する研究は、養殖されたオオサンショウウオの皮膚に含まれる「ユーメラニ…
取得日: 2026年08月20日 01:23
更年期移行期の代謝変化を早期にとらえる意義とは 栄養・生活習慣アプローチを整理した総説
更年期というと「閉経後の体調変化」というイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、実際にはその前段階である「更年期移行期(パリメノポーズ)」の時点で、すでに代謝面での重要な変化が始まっている可能性があります。今回紹介するのは、この更年期移行期におけるホルモン変動と代謝・心血管代謝リスクの変化を整…
取得日: 2026年08月20日 01:23
白サツマイモとエンドウ豆でつくる低GIフレーク——配合の違いが栄養と食感に与える影響とは
朝食用のフレーク製品といえば小麦やとうもろこしを原料にしたものが一般的ですが、近年は食物繊維やタンパク質を強化した「機能性」をうたう食品への関心が高まっています。今回紹介する研究は、白サツマイモ(Ipomoea batatas)と予備加熱したエンドウ豆(Pisum sativum)という、栄養的な特…
取得日: 2026年08月18日 17:27
観光開発と『地元の魚』の距離――プエルトリコ・クレブラ島の事例から考える沿岸コミュニティと食のアクセス
魚介類は、沿岸地域に暮らす人々にとって単なる食材以上の存在です。栄養源であるだけでなく、生計を支え、地域の文化やアイデンティティとも深く結びついています。しかし「魚が獲れているかどうか」だけで、その恩恵を地元の人々が実際に享受できているかは決まりません。漁業権があり、海に魚がいても、価格や流通、住む…
取得日: 2026年08月18日 14:26
宇宙飛行中に腸内細菌の働きが変化? 血液成分から見えてきた宇宙飛行士の代謝の変化
国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在は、宇宙飛行士の体にさまざまな変化をもたらすことが知られています。微小重力という特殊な環境は、消化管の働きにも影響を与える可能性がありますが、実際に体の中でどのような代謝の変化が起きているのかは、まだ十分に解明されていません。今回紹介する研究では、宇宙飛行士…
取得日: 2026年08月16日 21:26
腸内細菌叢の乱れと加齢の関係を探る―フレイルやサルコペニアとのつながりをレビュー
年齢を重ねるとともに気になる「フレイル(虚弱)」や「サルコペニア(筋肉量の減少)」。これらは老年症候群と呼ばれ、加齢に伴う慢性的な健康課題の指標として注目されています。近年、こうした加齢関連の変化に、腸内に住むたくさんの細菌たち、すなわち「腸内細菌叢(マイクロバイオータ)」が関わっているのではないか…
取得日: 2026年08月16日 17:23
インゲンマメを発酵させると何が変わる?タンパク質・食物繊維・風味への影響を整理した研究紹介
インゲンマメ(Phaseolus vulgaris L.)は、タンパク質や食物繊維、複雑な炭水化物、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなどを豊富に含む栄養価の高い豆類です。しかし、栄養価が高いにもかかわらず、現代の食品システムへの活用は思うように進んでいません。その背景には、消化や栄養吸収を妨げる「…
取得日: 2026年08月16日 14:26
肝臓の脂肪を短期間で減らすと血管の状態は変わる? 食事介入研究の紹介
脂肪肝というと肝臓だけの問題と思われがちですが、近年では心臓や血管の健康とも関わりがあるのではないかと注目されています。特に「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」と呼ばれる、肝臓に脂肪がたまるタイプの病態は、心血管疾患のリスクを高める可能性が指摘されてきました。しかし、食事を工夫して肝臓の中…
取得日: 2026年08月16日 00:23
エゾウコギの葉を発酵させると何が変わる? 抗酸化力や機能性成分の変化を調べた研究
エゾウコギ(Eleutherococcus senticosus)は、古くから健康素材として関心を集めてきた植物で、その葉にはさまざまな植物由来成分(フィトケミカル)が含まれています。近年は、味噌や納豆などでおなじみの「発酵」という加工技術を、こうした植物素材に応用することで、成分組成や機能性がどの…
取得日: 2026年08月16日 00:23
母親の肥満、子どもの肥満へ―マレーシアの低所得世帯で見えた『世代間肥満』の背景
子どもの体重は、実は親の体重と関係している——そんな話を耳にしたことがある方もいるかもしれません。しかし、その背景には単純な「遺伝」だけでなく、暮らしている環境や家庭の事情など、さまざまな要因が絡み合っていると考えられています。特に経済的な余裕が少ない世帯では、過体重や肥満が親から子へと受け継がれや…
取得日: 2026年08月14日 08:23
MASLD対策としての『生活習慣医学』——6つの柱から見直す治療アプローチとは
脂肪肝と聞くと、お酒の飲みすぎをイメージする人が多いかもしれません。しかし近年、飲酒とは関係なく肝臓に脂肪がたまる「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」が世界的に急増しており、2050年までに成人の40%以上が罹患すると予測されているそうです。薬による治療法の開発も進んでいますが、実は今なお…
取得日: 2026年08月14日 06:24