最新記事一覧
データに基づく独自の成分分析や、旬の食材・行事食のコラムなど、食品に関する最新記事をお届けします。
新ごぼうの繊維は、溶けるものと溶けないもの
六月上旬の野菜売り場に、白くて細いごぼうが並ぶ。いつものものより折れそうなほどやわらかく、泥を落としてもうっすら白いまま——それが新ごぼうだ。秋冬に種を播いて若いうちに収穫したもので、春から夏の入り口にかけてが出回りの時期。六月はちょうどその盛りにあたる。
2026年06月07日 01:19
干すと約19倍——大根が別の食材に変わるまで
大根のほとんどは水でできている。だいこん(根、皮つき、生)の可食部100gのうち94.6gが水分で、エネルギーは15kcal、食物繊維は1.4gだ。あの歯触りもすっきりした味わいも、「水分94.6%」という組成からそのまま来ている。
2026年06月07日 01:19
千葉びわはなぜ橙色か——6月だけの果実とカロテノイド
びわの皮をむくと、果肉の色にはっとすることがある。初夏の青空の下なのに、実の中だけが鮮やかな橙色をしている。これはいったい何の色なのだろう。
2026年06月06日 23:58
筋肉をつくるたんぱく質、6品のアミノ酸を比べる
鶏むね肉ときはだ(キハダマグロ)は、たんぱく質の含有量がどちらも100gあたり24g台でほぼ並ぶ。量だけ見れば互角だが、アミノ酸の一種「ヒスチジン」の値は約1.75倍の差がある。筋肉はアミノ酸を素材として作られる——何を選ぶかで、体が受け取るアミノ酸の顔ぶれが変わる。今回は6品の成分データで、量と種…
2026年06月06日 23:58
ベーキングパウダーが首位、乾燥小魚が続くリン含有量の構図
スポンジケーキを膨らませる白い粉——ベーキングパウダーがリン含有量のデータで首位に立ちます。「なぜこの食品が?」という驚きを入口に、日本食品標準成分表(八訂)の数値を読み解いてみましょう。
2026年06月06日 23:57
鉄を逃さない食卓——ビタミンCとタンニンの攻防
「ご飯のあとに緑茶一杯」——ほっとする習慣に思えるが、その一杯が食事から摂った鉄の吸収を静かに妨げているかもしれない。鉄・ビタミンC・タンニン。この3者の関係を知るだけで、毎日の食卓の組み立て方が少し変わる。
2026年06月06日 20:07
きゅうりが95%水でできている、という事実
「栄養がない野菜」——そんな評判を一度は耳にしたことがあるかもしれない。成分表(八訂)を開くと、きゅうり 果実 生のエネルギーは100gあたり13kcal。確かに低い。では何が入っているかというと、その答えも成分表が正直に記している。水分——95.4g。100gのうち約95gが水、それがきゅうりの素…
2026年06月06日 20:07
乾物が上位を独占――不溶性食物繊維ランキングの意外な顔ぶれ
食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類があります。不溶性食物繊維は水に溶けにくく、腸内でかさを増やすはたらきが知られている成分です。「日本人の食事摂取基準」では食物繊維全体の目標量が年齢・性別ごとに設定されていますが、不溶性食物繊維だけを対象にした推奨量・目安量などの定量的な基準は現時点では設け…
2026年06月06日 20:07
トウモロコシが夏トレを支える――糖質とミネラルの実力
夏の激しいトレーニングでは、エネルギー補給と疲労回復の両立が課題になる。そんなとき、食卓に取り入れたいのがとうもろこし(玄穀・黄色種)をはじめとするトウモロコシ製品だ。穀物としての歴史は古く、世界中でエネルギー源として親しまれてきたが、その成分の中身を数字で見ると、アスリート向けの側面が改めて浮かび…
2026年06月04日 13:13
北海道ウニの底力——産地の食べ方と知られざる成分
6月に入り、北海道では初夏の海が本格的に動き始めます。礼文・利尻など道北の主要漁場を皮切りにエゾバフンウニの漁が解禁され、産地では箱売りやバフン丼が並び始めるこの時期は、ウニ好きにとって待ちわびた季節の到来です。今回は、北海道を代表する海の幸・ウニに含まれる成分を数字で読み解きながら、産地ならではの…
2026年06月04日 13:13
カルシウム、5品の数字で知る実力差
カルシウムは骨や歯の形成に欠かせない代表的なミネラルだが、どの食品にどれだけ含まれているか、意外と細かく把握している人は少ない。今回は日本食品標準成分表(八訂)の実測データをもとに、普段なかなか並べて比べることのない5品のカルシウム量を見ていこう。数字を見るだけで、食品の個性がくっきりと浮かび上がっ…
2026年06月04日 13:12
6月のアジ、腸と仲良くなる食べ方
6月に入り、梅雨入りの知らせとともに食卓にのぼる機会が増えるのが、アジです。まるあじやにしまあじはちょうど今が旬の盛りを迎える時季。複数の種類が流通するアジは、青魚らしいうまみと手ごろな価格で、毎日の献立に取り入れやすい食材です。今回は腸内環境・発酵食品との相性という角度から、アジの魅力を数値ととも…
2026年06月03日 09:40
オクラが支える骨と筋力――数字で見るその実力
ぬめりのある食感と鮮やかな緑色が特徴のオクラ(生)は、高齢期に気になる骨密度や筋力、免疫維持を意識した食卓に取り入れやすい野菜のひとつです。特別な調理をしなくてもさっと使えるうえ、成分表の数字を見るとその意外な充実ぶりに驚かされます。毎日の食事に小さな習慣として加えることで、さまざまな栄養素をコツコ…
2026年06月03日 09:40
ビタミンB1、5品の数字が語る底力
疲れやすいと感じたとき、食事で意識してほしい栄養素のひとつがビタミンB1です。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える代謝に欠かせない栄養素で、不足するとエネルギー産生の効率が落ち、だるさや疲労感につながることが知られています。今回は、日本食品標準成分表(八訂)の実測データをもとに、身近な5品のビタミ…
2026年06月02日 17:32
沖縄パイナップルと腸、夏に向けて見直す食べ方
5〜6月は沖縄産パイナップルの出荷が始まる走りの時期。品種にもよりますが、7〜9月にかけて収穫・出荷がピークを迎え、内地のスーパーにも「沖縄産」の表示をつけた新鮮なパイナップルが並び始めます。南国の甘い香りが夏の気配を感じさせてくれるこの季節に、パイナップル(生)と沖縄食文化の組み合わせを、食物繊維…
2026年06月02日 17:32
とうもろこし&もろこし穀粒で広がる夏の食卓――ミネラル・ビタミンB群を数字で読む
夏の食卓に並ぶとうもろこし(スイートコーン)は、子どもが喜ぶ甘みと彩りだけが魅力ではない。実はミネラルやビタミンB群を含む食材でもある。今回はもろこし(玄穀)ともろこし(精白粒)のデータをもとに、もろこし穀粒に含まれる栄養素と毎日の食卓への取り入れ方を考えてみよう。
2026年06月02日 17:32
マグネシウムを数字で追う、5品の意外な実力
食卓では地味な存在に見えても、数字で比べると「こんなに含まれているのか」と驚かされる栄養素がある。今回注目するのはマグネシウム。スパイス、飲み物、種子、穀物、海藻という個性豊かな5品を、100gあたりの実測値で見比べながら、その摂り方のヒントを探っていこう。
2026年06月02日 12:14
葉酸が多い5品、数字で見ると驚く顔ぶれ
「葉酸」と聞いて、まず何を思い浮かべますか?妊娠期のサポート栄養素として知られることが多いですが、実は成人の日々の食事でも意識したい成分です。今回は日本食品標準成分表(八訂)の実測データをもとに、葉酸を多く含む5品を数字で読み解いていきます。
2026年06月02日 12:00
和歌山紀州梅と腸、発酵が育てる夏の底力
6月に入ったばかりの頃、和歌山の梅農家では収穫の最盛期を迎えます。青梅が店先に並び、梅酒や梅干しを仕込む準備をする家庭も多いこの時期は、まさに梅と最も近い距離で過ごせる季節です。今回は、近畿を代表する伝統食材・紀州梅に焦点を当て、食物繊維・発酵・腸内環境という3つの視点からその魅力を掘り下げます。
2026年06月02日 12:00
鮎が語る川の記憶と日本人の食文化
清流に育ち、独特の香りを放つ鮎は、古くから「清流の女王」と称されてきた。岩についた藻を食べて育つ天然鮎の腹には、苔の香りをまとった独自の風味があり、日本各地の川文化と深く結びついている。産地ごとに異なる食べ方や加工の知恵が今も受け継がれ、一匹の魚が日本の食文化の豊かさを静かに語り続けている。
2026年06月02日 12:00