研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

卵殻粉をカルシウム源に使った、飲み込みやすい食品ゲルの研究 研究論文OpenAlex中国

卵殻粉をカルシウム源に使った、飲み込みやすい食品ゲルの研究

食べ物や飲み物を口から胃へ送り込む働きがうまくいかなくなる状態を嚥下障害といいます。著者らは、嚥下障害が高齢者に多く、食事量の減少や生活の質の低下につながると説明しています。論文によれば、65歳を超える人の30〜40%が何らかの程度の嚥下障害を経験すると報告されています。

公開日: 2026年10月03日 05:20

少年施設の10代に向けた「超加工食品」教育の取り組み——知識と意識はどう変わったか 研究論文OpenAlexインドネシア

少年施設の10代に向けた「超加工食品」教育の取り組み——知識と意識はどう変わったか

著者らがこの取り組みの出発点に置いたのは、現代の食生活の変化によって、10代の若者のあいだで「超加工食品(ultra-processed foods、UPF)」の摂取が増えているという状況です。論文はUPFを、そのまま食べられる、あるいはすぐ出せる状態に工業的に加工された製品で、砂糖・塩・脂肪・着色…

公開日: 2026年10月03日 05:13

モザンビーク・シモイオ市の公立学校に通う学齢期の子どもの食習慣と身体組成 研究論文OpenAlexモザンビーク

モザンビーク・シモイオ市の公立学校に通う学齢期の子どもの食習慣と身体組成

不適切な食習慣は、世界的にも、またモザンビークにおいても、非感染性慢性疾患(感染によらず長期にわたって続く病気)の増加の一因とされています。研究チームはこうした背景を踏まえ、モザンビーク・マニカ州シモイオ市にある公立学校に通う学齢期の子どもたちについて、どのような食習慣を持ち、からだの組成がどのよう…

公開日: 2026年10月03日 05:07

白色光をかけ続けて酵母を進化させる——ワイン酵母の芳香族アミノ酸由来化合物を増やす試み 研究論文OpenAlexスペイン

白色光をかけ続けて酵母を進化させる——ワイン酵母の芳香族アミノ酸由来化合物を増やす試み

ワインやパンなど発酵食品の風味や品質は、酵母の代謝によって生まれる物質に大きく左右されます。著者らが注目したのは、芳香族アミノ酸由来化合物(AADC)と呼ばれる一群です。論文では、トリプトフォール、2-フェニルエタノール、チロソールといった物質や、メラトニン、セロトニン、3-インドール酢酸などのイン…

公開日: 2026年10月03日 05:03

腎臓病の治療で薬と食事はどう補い合うのか——総説が整理した統合的アプローチ 研究論文OpenAlexブラジル

腎臓病の治療で薬と食事はどう補い合うのか——総説が整理した統合的アプローチ

肥満、2型糖尿病、慢性腎臓病(CKD、腎臓のはたらきが長期にわたって低下していく病気)に対する薬の選択肢は、近年急速に広がりました。著者らは、こうした薬物療法が臨床の現場を変え、代謝性疾患の治療の幅を大きく広げたと述べています。

公開日: 2026年10月03日 04:59

保育施設で水を飲む習慣を育てる — 砂糖入り飲料を減らす多層的プログラムの臨床試験計画 研究論文OpenAlexアメリカ

保育施設で水を飲む習慣を育てる — 砂糖入り飲料を減らす多層的プログラムの臨床試験計画

幼い子どもの肥満は、心血管疾患や非アルコール性脂肪性肝疾患、2型糖尿病につながりうる問題として知られています。著者らは、その主要な危険因子のひとつが砂糖入り飲料(SSB:砂糖で甘くした清涼飲料や甘い乳飲料など)からの砂糖摂取であり、子ども時代のSSB摂取はその後の人生でのSSB摂取や、肥満・むし歯の…

公開日: 2026年10月03日 04:46

キリバスの食と気候変動:植民地期から現在までの食料システムの変化をたどる 研究論文OpenAlexフィジー

キリバスの食と気候変動:植民地期から現在までの食料システムの変化をたどる

太平洋の島国キリバスでは、伝統的に海の魚介類やココヤシ、パンノキ、タロイモ(現地名バーバイ)、パンダナスといった身近な資源が食事の中心でした。しかし現在は、輸入された食品に大きく頼る食生活へと移り変わっています。研究チームは、この変化がどのように起こったのかを一つの流れとして描き出すことを目的に、ス…

公開日: 2026年10月02日 22:31

小魚粉と大豆粉を組み合わせた高たんぱくマカロニ菓子の開発 研究論文OpenAlexインドネシア

小魚粉と大豆粉を組み合わせた高たんぱくマカロニ菓子の開発

インドネシアでは学齢期の子どもの栄養不足が課題として残っており、著者らは2023年のインドネシア保健調査に基づき、5〜12歳でやせの割合が11%、低身長の割合が18.7%と報告されている状況を研究の出発点としています。成長を支える栄養素のひとつがたんぱく質であり、2019年の栄養必要量では7〜9歳の…

公開日: 2026年10月02日 22:24

微量栄養素の豊富な食事を妨げるものは何か――欧州2都市の支援利用者への聞き取り調査 研究論文OpenAlexベルギー

微量栄養素の豊富な食事を妨げるものは何か――欧州2都市の支援利用者への聞き取り調査

ビタミンやミネラルなど、体に少量だけ必要な栄養素を微量栄養素と呼びます。研究チームによれば、社会経済的に不利な状況にある人々は、こうした微量栄養素の不足による影響を特に受けやすい一方で、欧州において不利な立場にある人々が微量栄養素の豊富な食事をとるうえで何が妨げになっているのかを示す根拠はまだ限られ…

公開日: 2026年10月02日 22:18

ウコンの成分クルクミンをめぐる研究の総説 — 報告されている作用と、利用を妨げる吸収の問題 研究論文OpenAlexインド

ウコンの成分クルクミンをめぐる研究の総説 — 報告されている作用と、利用を妨げる吸収の問題

この論文は、ウコン(ターメリック)に含まれる主要な生理活性成分「クルクミン」について、これまでに報告されてきた知見を整理した総説です。総説とは、著者らが新たに実験を行って結果を出すのではなく、すでに発表された複数の研究報告をまとめ、全体像を示す形式の論文を指します。

公開日: 2026年10月02日 22:14

身体活動は健康に役立つが、肥満の流れを変えるには足りない — ある研究者の論考 研究論文OpenAlex

身体活動は健康に役立つが、肥満の流れを変えるには足りない — ある研究者の論考

肥満は1990年代後半から世界的な「流行」として広く認識されてきました。著者は、肥満とそれに関連する併存疾患がもたらす経済的負担、すなわち医療に直接かかる費用と、早期死亡や生産性低下による間接的な費用が、高所得国・中所得国・低所得国を問わず社会的な関心事になってきたと整理しています。19の国際研究を…

公開日: 2026年10月02日 22:11

化学療法中の患者における食事パターンと高血糖の関連を調べた研究 研究論文OpenAlex韓国

化学療法中の患者における食事パターンと高血糖の関連を調べた研究

がんの薬物療法(化学療法)では、吐き気や脱毛などに加えて、血糖値が高くなる「高血糖」が起こることがあります。著者らは、高血糖が治療の効果を損ない、治療の遅れや中断につながりうる点を問題として挙げています。論文によれば、化学療法を受けている患者のうち高血糖がみられる割合は、これまでの研究で約19.8%…

公開日: 2026年10月02日 22:04