研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ササゲのデンプンを酵素で加工し、多孔質にする — 構造と性質を調べた研究
デンプンは食品や医薬、化学などの分野で広く使われる素材ですが、そのままの状態(天然デンプン)では表面積が小さく、水に溶けにくく、香り成分や有効成分を内部に抱え込んで守る力にも限りがあると論文は説明しています。そこで注目されているのが「多孔質デンプン」です。これは粒の表面から内部に向かって微細な穴(ポ…
公開日: 2026年09月13日 21:02
酵母の細胞に閉じ込めた精油でハムを保存する — 天然素材による食品保存の新しい試み
食品の廃棄は現代社会の大きな課題であり、その一因が微生物による腐敗です。論文の著者らは、合成の化学保存料に対する消費者の不安が高まるなかで、代わりとなる天然素材が求められている状況を出発点としています。候補として注目されているのが精油(エッセンシャルオイル)で、植物から得られる香りの成分を多く含み、…
公開日: 2026年09月13日 20:58
地中海食と健康的な睡眠の組み合わせと肺がん発症リスク——英国の大規模追跡調査からの報告
がんは世界的に大きな健康課題であり、著者らは、世界保健機関の報告として2020年に約1000万人ががんで亡くなり、これは世界の全死亡のおよそ6分の1にあたると紹介しています。なかでも肺がんは最も多く診断され、がんによる死亡の最大の原因とされています。病期や地域によって異なるものの、肺がんの5年生存率…
公開日: 2026年09月13日 20:53
インドネシアのスペシャルティコーヒーは国際市場でどこまで強いのか——既存研究を集めて読み解く
インドネシアは世界有数のコーヒー生産国として知られ、ガヨ、マンデリン、トラジャ、ジャワ、キンタマーニ、フローレス、バジャワなど各地の産地が、それぞれ独特の風味で国際的な評価を得てきました。一方で、ブラジル、ベトナム、コロンビア、エチオピア、ホンジュラスといった主要輸出国との競争は激しく、世界需要の変…
公開日: 2026年09月13日 20:44
オーツバーの甘味料と加熱法が品質とアクリルアミド量に与える影響を調べた研究
オーツ麦を使ったシリアルバーは、手軽に食べられる間食や食事代わりとして世界的に需要が伸びています。こうしたバーには、材料をまとめて甘みを付ける役割で「シロップ」が加えられ、はちみつがよく使われてきました。近年は健康志向の高まりから、低カロリーの甘味料であるアルロース(D-アルロース)やフラクトオリゴ…
公開日: 2026年09月13日 20:39
給食のメニューは「どれが受け入れられるか」で違う——ジャカルタの中学生を対象にした調査
インドネシアで進められている無償栄養給食プログラム(Makan Bergizi Gratis、略してMBG)は、提供された食事が子どもたちに実際に受け入れられ、食べられて初めて意味を持ちます。著者らはこの点に着目し、給食が「出された」だけでなく「受け入れられた」かどうかを、献立の構成要素ごとに確かめ…
公開日: 2026年09月13日 20:03
インドネシア・バンテン州の村で、乳幼児の食事摂取・感染症と栄養状態の関係を調べた研究
乳幼児は体が急速に育つ時期にあたるため、栄養の問題や病気にかかりやすい集団だと考えられています。著者は、子どもの栄養状態が日々の食事からの摂取量と感染症の影響を受けうる点に注目しました。
公開日: 2026年09月13日 19:58
移民の都市農業は食の安全をどう支えるか——ミネソタ州ツインシティーズの事例研究
都市農業とは、都市やその周辺の空き地・公園・区画などで野菜などを育てる取り組みを指します。アメリカでは19世紀から不況や戦時下のたびに広がっては縮小してきた歴史があり、近年はコミュニティガーデン(住民が区画を借りて自ら栽培する形)やファームスタンド(都市で育てた野菜を地域で販売・配布する形)として再…
公開日: 2026年09月13日 19:51
オーツ麦とソラマメのたんぱく質を酵素で分解し、発酵させた植物性ヨーグルト風食品をつくる
環境への配慮や健康への関心から、植物由来の食品への関心が高まっています。しかし植物性のヨーグルト風食品には、風味や食感、安定性の面で技術的な課題があることが知られています。著者らは、その背景にある素材そのものの性質に注目しました。
公開日: 2026年09月13日 19:37
バングラデシュの中等学校生徒における食品安全の知識・態度・実践を調べた全国調査
安全でない食品を口にすることで起こる健康被害は、世界的な公衆衛生上の課題とされています。論文の導入部で著者らは、汚染された食品による健康被害が世界で年間およそ6億人に及ぶという推計や、バングラデシュ国内でも年間3000万人が食品由来の疾患の影響を受けると報告されていることを紹介し、この国では急速な都…
公開日: 2026年09月13日 19:33
水不足のイネにセレンを与えると何が起きるか — 土壌施用と炊飯後のミネラル吸収のしやすさを調べた研究
イネは世界の食卓を支える作物で、原著によれば世界の食事エネルギーのおよそ20%を占め、世界人口の半数以上が食べています。一方で気候の変化にともなう水不足は、作物の生育や収量を制限する大きな要因のひとつです。さらに収量が増えても、ヒトの栄養に必要な元素が穀物中で薄まってしまう「希釈効果」と呼ばれる現象…
公開日: 2026年09月13日 19:22
超加工食品の摂取と動脈硬化のリスク——英国の大規模追跡データを分析した研究
動脈硬化は、血管の壁に脂質や炎症にかかわる細胞、線維成分がたまっていく状態で、心血管疾患の主な病理的な土台とされています。研究チームは、世界的に死因の上位を占める心血管疾患の予防のためには、生活のなかで変えられる危険因子、とりわけ食事のあり方を見きわめることが重要だと述べています。
公開日: 2026年09月13日 19:15