研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

「持続可能な食事」と健康影響の研究はどう行われてきたか:97件の研究を整理したスコーピングレビュー 研究論文OpenAlexアメリカ

「持続可能な食事」と健康影響の研究はどう行われてきたか:97件の研究を整理したスコーピングレビュー

環境への負荷が小さく、健康にもよい「持続可能な食事」への関心が高まっています。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を背景に、食生活の見直しを政策に取り入れる動きもあり、各国の食事指針に持続可能性の観点を加える機関も出てきました。

公開日: 2026年10月16日 21:44

大豆粉をテンペ菌で最長20日間固体発酵させたときの成分と機能の変化:L-カルニチンの蓄積とイソフラボンの変換 研究論文OpenAlexアメリカ

大豆粉をテンペ菌で最長20日間固体発酵させたときの成分と機能の変化:L-カルニチンの蓄積とイソフラボンの変換

大豆はたんぱく質や食物繊維、イソフラボンなど多様な成分を含む食材です。一方で、消化を妨げる酵素阻害物質や、特有の青臭さが利用の妨げになることもあります。微生物で大豆を発酵させると、栄養や成分の構成が変わることが知られています。その一例が、インドネシアの伝統食テンペです。テンペは、リゾプス属のカビ(テ…

公開日: 2026年10月16日 09:06

再発性急性膵炎の栄養管理をめぐる現在の知見と不確かさを整理した総説 研究論文OpenAlexアメリカ

再発性急性膵炎の栄養管理をめぐる現在の知見と不確かさを整理した総説

急性膵炎は、膵臓に急に炎症が起こる病気で、消化器の病気による入院の主な原因の一つです。著者らによると、最初の急性膵炎の後、30%近くの患者で再発がみられます。このうち、症状や画像上の異常がいったん治まる期間をはさんで2回以上発作を起こし、慢性膵炎の所見がない状態は「再発性急性膵炎」と呼ばれます。

公開日: 2026年10月16日 05:56

妊娠中の発酵乳製品の摂取と、妊娠中の体重増加・巨大児・母子の腸内細菌との関連を調べた研究 研究論文OpenAlexアメリカ

妊娠中の発酵乳製品の摂取と、妊娠中の体重増加・巨大児・母子の腸内細菌との関連を調べた研究

チーズやヨーグルトなどの発酵乳製品には、体に良い働きをしうる微生物や、発酵の過程で生まれる生理活性物質が含まれています。そのため、母親と子どもの健康を支える可能性があると考えられてきました。しかし論文の抄録によると、米国の集団では、妊娠中に発酵乳製品をどれだけ食べているか、またそれが母子の健康とどう…

公開日: 2026年10月16日 05:21

米国に暮らす東アフリカ出身女性が語る、食生活の変化と糖尿病リスクへの受け止め方 研究論文OpenAlexアメリカ

米国に暮らす東アフリカ出身女性が語る、食生活の変化と糖尿病リスクへの受け止め方

移民は新しい国に到着した時点では、その国で生まれた人より体格指数(BMI)が低く、過体重や肥満も少ない傾向があると報告されています。ところが、滞在期間が長くなるほどBMIが高くなることが知られています。その一因として、移住先の食習慣を取り入れる過程で好ましくない食事が増えることが挙げられてきました。…

公開日: 2026年10月15日 22:09

ストレスの「どうにもならない感覚」と、楽しみを求めて食べる行動との関連を調べた研究 研究論文OpenAlexアメリカ

ストレスの「どうにもならない感覚」と、楽しみを求めて食べる行動との関連を調べた研究

空腹を満たす必要がなくても、楽しさを求めたり嫌な気分を和らげたりするために食べることがあります。研究チームはこれを「報酬に駆動された食行動」と呼び、三つの側面に注目しました。満腹でもおいしい物を楽しみのために食べたくなる動機である「快楽的空腹」、特定の食べ物を強く欲しくなりやすい性質である「特性とし…

公開日: 2026年10月15日 21:53

重水を使ってホウレンソウのビタミンEとKに目印を付ける水耕栽培法 研究論文OpenAlexアメリカ

重水を使ってホウレンソウのビタミンEとKに目印を付ける水耕栽培法

ホウレンソウなどの葉物野菜には、脂に溶けるビタミンであるビタミンE(α-トコフェロール)とビタミンK1(フィロキノン)が多く含まれています。しかし、野菜に含まれる量が分かっても、食べた人の体にどれだけ吸収されて使われるか(生体利用率)までは分かりません。吸収のされ方は、植物の組織の構造や、その人がも…

公開日: 2026年10月15日 21:49

リポソーム型ビタミンD3製剤と一般的な錠剤の短期的な吸収を比べた臨床試験 研究論文OpenAlexアメリカ

リポソーム型ビタミンD3製剤と一般的な錠剤の短期的な吸収を比べた臨床試験

ビタミンDは、カルシウムやリンの調節、骨の健康、免疫や代謝など、体内の多くの働きに関わる栄養素です。一方で、ビタミンD不足は世界的に珍しくありません。サプリメントで最もよく使われる形はビタミンD3(コレカルシフェロール)です。ただし、飲んだ量がどれだけ体内に取り込まれるかには個人差があり、製剤のつく…

公開日: 2026年10月15日 07:02

国際スポーツ栄養学会が示す減量のための食事法に関する公式見解 研究論文OpenAlexアメリカ

国際スポーツ栄養学会が示す減量のための食事法に関する公式見解

国際スポーツ栄養学会(ISSN)は、体重を減らすための食事法について、学会としての公式な見解をまとめました。この論文は既存の研究を批判的に分析したもので、指導者やコーチ、トレーニングに取り組む人々が主な食事法の効果を判断するための科学的な土台を示すことを目的としています。

公開日: 2026年10月15日 06:39

農産加工残渣由来の「フェノール類を伴う食物繊維」素材をどう捉えるか:加工による性質の変化と食品利用に向けた課題を整理したレビュー 研究論文OpenAlexアメリカ

農産加工残渣由来の「フェノール類を伴う食物繊維」素材をどう捉えるか:加工による性質の変化と食品利用に向けた課題を整理したレビュー

果物や穀物などを加工した後に残る皮やかすといった農産加工残渣には、食物繊維とともに、ポリフェノールに代表されるフェノール類も含まれていることがあります。フェノール類には、溶媒で取り出せるものと、植物の細胞壁に結びついたものがあります。ただし著者らは、食物繊維とフェノール類が同じ素材に一緒に含まれてい…

公開日: 2026年10月15日 06:35

食事パターンと慢性疾患の因果関係に迫る、たんぱく質を手がかりにした研究の枠組みの提案 研究論文OpenAlexアメリカ

食事パターンと慢性疾患の因果関係に迫る、たんぱく質を手がかりにした研究の枠組みの提案

どのような食事が慢性疾患の予防につながるのかを確かめることは、栄養研究の大きな目標です。しかし論文の著者らは、その証拠の強さには限界があると指摘しています。無作為化比較試験では、参加者に長期間決められた食事を続けてもらうことが難しいためです。

公開日: 2026年10月15日 05:15

米国の「フード・イズ・メディシン」プログラムで持続可能な食生活を広める可能性と課題:専門家への聞き取り調査 研究論文OpenAlexアメリカ

米国の「フード・イズ・メディシン」プログラムで持続可能な食生活を広める可能性と課題:専門家への聞き取り調査

米国では、食生活に関わる慢性疾患、十分で栄養のある食べ物を安定して得られない「食料・栄養の不安定」、そして気候変動という、互いに関連し合う課題が同時に進んでいます。こうした中で注目されているのが「フード・イズ・メディシン(食は薬)」と呼ばれる取り組みです。これは医療機関と連携しながら、食べ物を活用し…

公開日: 2026年10月15日 04:58