研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

多菌種プロビオティクスヨーグルト、高脂肪食ラットで肝臓と代謝の指標が改善したと報告 研究論文OpenAlexエジプト

多菌種プロビオティクスヨーグルト、高脂肪食ラットで肝臓と代謝の指標が改善したと報告

脂肪肝、特に食べ過ぎや運動不足を背景に起こる「代謝異常関連脂肪性肝疾患(MASLD)」は世界で最も多い慢性肝疾患とされています。肝臓に脂肪がたまり、インスリンの効きが悪くなり、炎症が続くことで、対処が遅れると脂肪肝炎や線維化、さらには肝硬変にまで進むことがあると考えられています。近年、腸内環境を整え…

公開日: 2026年09月08日 07:34

都市部の低所得地域で暮らす子どもたち――栄養の『知識』は生活習慣を通じて生活の質に届く 研究論文OpenAlexマレーシア

都市部の低所得地域で暮らす子どもたち――栄養の『知識』は生活習慣を通じて生活の質に届く

栄養について正しい知識を持っていれば、それだけで健康的な生活につながる――そう考えたくなりますが、実際にはそう単純ではないようです。マレーシアの首都クアラルンプールにある都市部の低所得者向け集合住宅(フラット)で暮らす子どもたちを対象に、栄養に関する知識・態度・実践(KAP)と、健康関連QOL(生活…

公開日: 2026年09月08日 03:33

同じジュースでも血糖値の上がり方は人によって違う?ロンドンの多民族集団を対象にした食事と食後血糖の関連調査 研究論文DOAJイギリス

同じジュースでも血糖値の上がり方は人によって違う?ロンドンの多民族集団を対象にした食事と食後血糖の関連調査

甘いジュースやブドウ糖を飲んだ後、血糖値がどれだけ、どのくらいの速さで上がるかは、実は誰でも同じというわけではありません。この食後の血糖値の変化は「食後血糖応答(PPGR)」と呼ばれ、将来の心血管疾患や代謝異常のリスクと関わりがあると考えられています。ロンドンの研究グループは、日常的にどのような栄養…

公開日: 2026年09月07日 19:24

腸内細菌のちからで肝臓の脂肪を減らせるか? プロバイオティクス2種の組み合わせを細胞とマウスで検証した研究 研究論文OpenAlex韓国

腸内細菌のちからで肝臓の脂肪を減らせるか? プロバイオティクス2種の組み合わせを細胞とマウスで検証した研究

お腹の脂肪だけでなく、肝臓に脂肪がたまる「肝脂肪症」は、近年「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD、以前は非アルコール性脂肪性肝疾患と呼ばれていた)」の初期段階として注目されています。自覚症状がないまま進行し、放置すると肝炎や線維化、さらには肝硬変へとつながるおそれがあるとされ、早い段階で脂肪の…

公開日: 2026年09月07日 07:31

電子レンジ式焙煎でフェヌグリーク種子はどう変わるのか——色と機能性、抗酸化力への影響を調べた研究 研究論文OpenAlexインド

電子レンジ式焙煎でフェヌグリーク種子はどう変わるのか——色と機能性、抗酸化力への影響を調べた研究

カレー粉や香辛料として使われるフェヌグリーク(Trigonella foenum-graecum L.)の種子は、独特の苦味と香りを持ち、伝統的に炒って使われることが多い食材です。今回インドの研究チームが、この種子を電子レンジで焙煎した際に、色合いや水・油を吸う性質、そして抗酸化にかかわる成分がどの…

公開日: 2026年09月05日 05:25

ビタミンDが低いと脂肪肝は増えるのか——3万5千人の健診データで探る 研究論文OpenAlex中国

ビタミンDが低いと脂肪肝は増えるのか——3万5千人の健診データで探る

健康診断で測る項目の一つにビタミンD(血中の25-ヒドロキシビタミンD、25(OH)Dという物質)があります。骨の健康に関わることで知られていますが、近年はエネルギー代謝や免疫、炎症にも関与すると考えられるようになってきました。今回紹介する研究は、このビタミンDの血中濃度と、肝臓に脂肪がたまる「代謝…

公開日: 2026年09月05日 01:33

所得の違いは家庭にある果物・野菜の『形態』にどう表れるのか——4つの研究データから見えたもの 研究論文OpenAlexアメリカ

所得の違いは家庭にある果物・野菜の『形態』にどう表れるのか——4つの研究データから見えたもの

果物や野菜を積極的にとることは健康的な食生活の基本とされていますが、家庭にどのような果物・野菜が置かれているかは、所得によって差があるのではないかという見方があります。ただし、果物・野菜には生鮮だけでなく、冷凍、缶詰、乾燥といった複数の形態があり、これらを一括りに『家にあるかどうか』だけで捉えると、…

公開日: 2026年09月04日 01:26

市場経済化が進む農村で見られた慢性炎症の違い ラオス北部の調査から 研究論文OpenAlex

市場経済化が進む農村で見られた慢性炎症の違い ラオス北部の調査から

経済発展とともに、これまで自給的な農業や採集に頼ってきた農村地域にも市場で売られる食品が入り込み、食生活が大きく変わりつつあります。こうした食の変化は、生活習慣病のリスクに関わる『慢性炎症』を高める可能性があると指摘されています。今回紹介する研究は、ラオス人民民主共和国北部の3つの村を対象に、市場と…

公開日: 2026年09月03日 10:23

大豆油とパーム油、脂肪肝への影響に差はあるのか — MAFLD患者を対象とした16週間試験 研究論文OpenAlexアメリカ

大豆油とパーム油、脂肪肝への影響に差はあるのか — MAFLD患者を対象とした16週間試験

食用油に多く含まれるリノール酸という脂肪酸には、体重を減らす取り組みをしていない健康な成人において肝臓の脂肪を減らす働きがあることが、これまでの研究で報告されてきました。では、すでに脂肪肝を抱える人でも同じような変化が起きるのでしょうか。この疑問に答えるため、米国オハイオ州立大学の研究グループが、M…

公開日: 2026年09月03日 08:28

超加工食品をよく食べる人は脂肪肝が多い?世界8つの研究をまとめて検証 研究論文OpenAlexインドネシア

超加工食品をよく食べる人は脂肪肝が多い?世界8つの研究をまとめて検証

ポテトチップスや菓子パン、インスタント麺、清涼飲料水のような「超加工食品」は、いまや多くの国で日々のエネルギー摂取のかなりの部分を占めるようになっています。こうした食品と、肝臓に脂肪がたまる病気との関係を、これまでに発表された複数の研究をまとめて見直した論文が、インターナショナル・ジャーナル・オブ・…

公開日: 2026年09月03日 07:39

地球にやさしい食事は腎臓の健康にも関係する? 米国の高齢者調査で見えた男女差 研究論文OpenAlexイタリア

地球にやさしい食事は腎臓の健康にも関係する? 米国の高齢者調査で見えた男女差

近年、人間の健康だけでなく地球環境への負荷も考慮した食事パターンとして「プラネタリー・ヘルス・ダイエット」が注目されています。野菜や果物、全粒穀物、豆類を中心とし、赤身肉や砂糖を控えめにするこの食事スタイルが、実際に体のどの部分にどう関わるのかはまだ研究途上です。今回紹介する研究は、この食事パターン…

公開日: 2026年09月03日 05:36

代謝の乱れが脳に影響する仕組みとは―アンモニア・血糖・電解質・ビタミンをめぐる研究レビュー 研究論文OpenAlex韓国

代謝の乱れが脳に影響する仕組みとは―アンモニア・血糖・電解質・ビタミンをめぐる研究レビュー

体がだるい、頭がぼんやりする、気分が沈む――そうした不調の背景に、栄養やホルモンの乱れによる「代謝性脳症」が関わっていることがあります。代謝性脳症とは特定の病気の名前ではなく、肝臓や腎臓の機能低下、栄養不足、電解質の異常、毒性物質などによって脳の働きが乱れる状態の総称で、軽い精神症状から深刻な意識障…

公開日: 2026年09月03日 05:33