研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
豆乳とココナッツミルクで作るヴィーガンアイスクリーム、その味と質感は?
近年、乳製品を使わない「ヴィーガンアイスクリーム」を店頭やレシピサイトで見かける機会が増えています。牛乳の代わりに植物性のミルクを使うことで、動物性食品を控えたい人でもアイスクリームを楽しめるという発想ですが、実際のところ、味や食感、見た目は従来の牛乳アイスとどれくらい似ているのでしょうか。今回紹介…
公開日: 2026年07月24日 02:41
ヤマモモの香りはどう変わる?ジュースから発酵・蒸留までの成分変化を調べた研究
ヤマモモ(Chinese bayberry, Morella rubra)は独特の芳香を持つ果物で、収穫後の日持ちが短いことでも知られています。その果汁は個性的な香りが評価されており、特徴のあるお酒(果実酒)づくりにも向いていると考えられています。品種の違いや加工の工程によって香りは大きく変わるとさ…
公開日: 2026年07月23日 14:40
桑の実ワイン、果肉ごと発酵させると風味と抗酸化成分の保持が変わる?――原料処理の違いを比較した研究
桑の実(マルベリー)は鮮やかな色と独特の風味を持つ果実で、ワインなどの発酵飲料の原料としても利用されています。果実酒を造る際には、果肉ごと発酵させる方法と、果汁だけを搾って発酵させる方法があり、その違いが最終的な品質にどう影響するのかは、意外と詳しく調べられてきませんでした。今回紹介する研究では、桑…
公開日: 2026年07月23日 14:37
ボスニア・ヘルツェゴビナでの調査に見る乳糖不耐症の実態—牛乳よりヨーグルトが優しい理由とは
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする、という経験がある方は少なくないでしょう。これは「乳糖不耐症」と呼ばれる現象に関係していると言われています。乳糖(ラクトース)は哺乳類の乳だけに含まれる炭水化物で、母乳や牛乳の重要な成分の一つです。人がこれを摂取すると、小腸にある「 β-ガラクトシダーゼ(ラクターゼ)」…
公開日: 2026年07月23日 01:29
腸管の炎症を食品成分でやわらげる研究、その『測り方』を整理したガイドライン論文を紹介
アスタキサンチンやポリフェノール、食物繊維、プロバイオティクス、短鎖脂肪酸——健康に関心のある人なら一度は耳にしたことがある成分ではないでしょうか。これらは食品由来の栄養素として、腸の炎症をやわらげる働きが研究されてきました。腸の炎症は、いわゆる『不調(サブヘルス)』な状態から生じるとされ、大腸炎や…
公開日: 2026年07月22日 23:32
雑穀の種類が変えるインド発酵飲料の細菌群集——5種の雑穀で比較した研究
雑穀(ミレット)は栄養価の高さやグルテンフリーであることから、近年世界的に注目を集めている穀物です。発酵によって雑穀の栄養や機能性が高まる可能性を示す研究はこれまでにも報告されてきましたが、雑穀を使った発酵食品そのものについては、まだ十分に解明されていない部分が多いとされています。インドでは伝統的に…
公開日: 2026年07月22日 23:31
腸炎ビブリオに挑む新酵素——抗生物質と組む『二刀流』戦略の研究
魚介類の食中毒原因として知られる腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)は、世界各地で食の安全を脅かす存在です。加熱や薬剤による従来の対策には、食品の風味や栄養を損なったり、薬剤耐性菌の出現や環境汚染につながったりする課題があるとされています。こうした背景のもと、ウイルスの一種…
公開日: 2026年07月22日 22:27
発酵キャベツ由来の乳酸菌が作る短鎖脂肪酸、パーキンソン病モデル魚で神経保護の可能性を示唆
パーキンソン病は、脳内のドーパミン神経細胞が徐々に失われていくことで運動機能などに支障が出る、進行性の神経変性疾患です。近年の研究では、酸化ストレスや脳の炎症に加えて、腸内細菌のバランスの乱れ(ディスバイオシス)がこの病気の進行に関わっている可能性が指摘されており、「腸と脳が互いに影響し合う」という…
公開日: 2026年07月22日 15:29
微生物由来のイヌリナーゼとは?腸内環境や代謝への関わりを紹介する論文
「イヌリン」という食物繊維の一種をご存じでしょうか。菊芋やごぼう、玉ねぎなどに含まれる貯蔵多糖で、近年は食物繊維やプレバイオティクスの話題でよく耳にする成分です。今回紹介する論文は、このイヌリンを分解する「イヌリナーゼ」という酵素、特に細菌・酵母・カビといった微生物が作り出すイヌリナーゼについて、こ…
公開日: 2026年07月21日 18:33
排便時のガスから腸内環境がわかる? 非侵襲的な新指標を提案した研究を紹介
お腹の調子や腸内環境というと、便を採取して腸内細菌を調べるイメージが強いかもしれません。しかし、腸内細菌が発酵や代謝によって生み出す「腸内ガス」も、腸内環境を映し出す重要な手がかりになると考えられています。とはいえ、これまでの腸内ガスの測定方法は身体への負担が大きく、日常的に調べるのは簡単ではありま…
公開日: 2026年07月20日 18:29
格闘技アスリートの減量期、腸内環境をプロバイオティクスで支えられるか——新研究の紹介
柔道やレスリング、ボクシングなど階級制の格闘技では、試合前に体重を絞り込む『減量』が広く行われています。短期間で体重を落とすため、食事量や水分摂取を極端に制限することも多く、その結果として腹痛や下痢、消化不良といった消化器症状に悩まされる選手が少なくないと言われています。こうした急速減量が腸の状態に…
公開日: 2026年07月17日 19:37
都市化が腸内細菌に与える影響、南アジア10地域の調査からわかったこと
私たちの腸には無数の細菌が棲んでおり、これらは「腸内マイクロバイオーム」と呼ばれ、食事や生活習慣の変化に応じて変わることが知られています。近年、農村部から都市部への移住のような大きな生活の変化(都市化)が、腸内細菌にどのような影響を与えるのかが注目されていますが、こうした反応が地域や文化が異なっても…
公開日: 2026年07月17日 00:34