研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
食べ物に応じた噛み方の変化は、噛む力や舌の力と関係するのか:健康な若年者15人を対象とした予備的観察研究
口の働き(口腔機能)が衰えると、食べられる食品の種類が狭まることが指摘されています。一方で、噛む力などの口腔機能が、食べ物ごとの噛み方の違いにどう関わっているのかは、はっきり分かっていませんでした。
公開日: 2026年10月15日 06:33
乳製品の種類や摂り方と中高生の抑うつ・不安症状の関連を調べた中国・山東省の大規模調査
思春期のうつや不安は、世界的に重要な公衆衛生上の課題とされています。研究チームは、成人期の心の不調の約半数が18歳より前に始まるとする先行研究を紹介し、思春期の生活習慣のうち変えられる要因を探ることが、学校での健康づくりや早期予防に役立つと述べています。食生活はそうした要因の一つとして注目されていま…
公開日: 2026年10月15日 06:30
赤トウガラシの種子タンパク質を、微細化処理とパルス電界処理の組み合わせで改質する試み
赤トウガラシを加工すると大量の種子が残りますが、その多くは十分に活用されていません。論文によると、先行研究ではトウガラシの種子はおよそ16〜21%のタンパク質を含み、必須アミノ酸も多いことが報告されており、植物性タンパク質の供給源として期待されています。
公開日: 2026年10月15日 06:26
ミミズ由来ペプチドの酵素分解条件の最適化と、抗酸化作用・がん細胞への作用を調べた研究
陸にすむミミズは栄養や医薬の素材として注目を集めるようになり、その体から得られる天然の生理活性物質が研究者の関心を集めています。研究チームは、タイ北東部で確認されたミミズの一種アミンタス・アレヌルス(Amynthas arenulus)に着目しました。このミミズのたんぱく質を酵素で分解して得られるペ…
公開日: 2026年10月15日 06:23
日本人の食事パターンを栄養・環境負荷・費用の面から最適化する試み:若年層と高年層の比較
偏った食事は、がんや心臓病などの非感染性疾患につながる予防可能な危険因子として最も大きなものとされています。多くの国では、どの食品をどれだけ食べるとよいかを示す「食品ベースの食事指針」が作られており、近年はこれに環境への配慮を組み込む国が増えています。食料の生産や流通が、温室効果ガスの排出、土地利用…
公開日: 2026年10月15日 06:19
水不足はエンドウ豆の種子成分と根のまわりの培養細菌にどう関わるか
干ばつは、豆類の生産を左右する大きな環境要因の一つです。これまでの研究は収量への影響に注目したものが多く、収穫した種子の中身、つまりたんぱく質やミネラル、植物由来の機能性成分などがどう変わるかについては、収量ほど詳しく分かっていません。
公開日: 2026年10月15日 06:16
エリスリトールと超音波を使った前処理が、赤肉ドラゴンフルーツのセミドライ加工に与える影響
ドラゴンフルーツは水分が多く組織もやわらかいため、収穫後に傷みやすい果物です。論文によると、ベトナムは主要な生産国の一つで、生産量の多くが輸出に回っています。そのため、加工によって品質を安定させ、付加価値を高める方法が求められています。
公開日: 2026年10月15日 06:13
ダージリンのヒマラヤ地域に伝わる「アサラ」魚の伝統的な保存法を記録した研究
インド東部ヒマラヤのダージリン地方では、冷たい渓流にすむスノートラウト(シゾトラックス属の魚)が「アサラ」と呼ばれ、食用として親しまれています。魚は傷みやすい食品であり、冷蔵設備が限られ市場への輸送にも時間がかかる山間部では、昔から乾燥や塩漬け、燻製、発酵などで保存されてきました。
公開日: 2026年10月15日 06:10
原油流出の影響を受けた熱帯の湾周辺で、ムラサキイガイの仲間に含まれる多環芳香族炭化水素を測る簡便な分析法
多環芳香族炭化水素(PAH)は、化石燃料などが不完全に燃えたときや、原油の流出・船舶の往来・工場排水などから環境に入る化学物質のグループです。分解されにくく生物の脂肪に蓄積しやすいうえ、一部には変異原性や発がん性があるため、海洋汚染を監視するうえで重要な対象とされています。
公開日: 2026年10月15日 06:06
フグ毒テトロドトキシンについて現在わかっていること:化学・毒性・検出法・食品安全の課題を整理した総説
テトロドトキシン(TTX)は、フグ毒として知られる天然の神経毒です。比較的小さな分子でありながら、知られている中でも特に強力な毒の一つです。神経や筋肉は、細胞膜にある「電位依存性ナトリウムチャネル」という通り道からナトリウムイオンを取り込んで信号を伝えます。TTXはこの通り道をふさぐため、神経の信号…
公開日: 2026年10月15日 06:04
タラゴン抽出物の成分・抗酸化性・抗菌性と冷蔵牛ひき肉での保存効果を調べた研究
肉やひき肉は栄養と水分が多く、微生物が増えやすく、脂質の酸化も起こりやすい食品です。変色や異臭による品質低下に加え、食中毒菌による健康上のリスクもあります。これまで酸化防止には合成の保存料が広く使われてきましたが、安全性への懸念や、表示のシンプルな食品を求める消費者の声を背景に、植物由来の代替素材が…
公開日: 2026年10月15日 06:01
発酵食品に含まれる12種類の有機酸を15分以内で一斉に測る分析法の開発
短鎖脂肪酸は、炭素が1〜6個つながった小さな脂肪酸のなかまで、酢酸、プロピオン酸、酪酸などが含まれます。炭素の鎖が枝分かれした分岐鎖短鎖脂肪酸や、これらの材料となる乳酸、コハク酸、ピルビン酸と合わせて、腸内細菌が作り出す代謝物として腸の働きとの関わりが注目されています。著者らは序論で、こうした有機酸…
公開日: 2026年10月15日 05:58