研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
漂着した侵略的海藻から高品質アルギン酸ナトリウムを回収する——モロッコ沿岸のウラボシアミジ類を用いた抽出条件の比較
北西太平洋を原産とする褐藻ルグロプテリクス・オカムラエ(Rugulopteryx okamurae、日本名フクリンアミジ)は、モロッコの地中海側および大西洋側の沿岸で確認されて以来、急速に分布を広げてきました。海底を密に覆い、海岸には大量の打ち上げ海藻(漂着バイオマス)が堆積します。著者らによれば、…
公開日: 2026年09月19日 08:32
L-テアニンは認知・気分・睡眠にどう関わるか——ヒト試験の証拠をまとめた総説
L-テアニンは、チャノキ(Camellia sinensis)や一部のキノコに自然に含まれるアミノ酸です。タンパク質を作る材料にはならない「非タンパク質性アミノ酸」と呼ばれる種類にあたります。お茶が世界中で広く飲まれてきたこと、そして心身の調子を整える目的で長く伝統的に用いられてきたことを背景に、こ…
公開日: 2026年09月19日 08:19
お茶を飲む習慣と胃食道逆流症の関連――台湾の大規模調査からの報告
胃食道逆流症(GERD)は、胃の内容物が食道へ逆流することで胸やけや酸の込み上げなどの症状が起こる、繰り返しやすい消化器の病気です。研究チームによれば、世界全体での有病率はおよそ13%と推定され、生活の質を大きく損なう一般的な疾患とされています。
公開日: 2026年09月19日 07:39
東欧産ペカンオイルとクルミオイルの脂肪酸組成と酸化の変化を比べた研究
ペカン(Carya illinoinensis)は本来ミシシッピ川流域や北メキシコを原産とする樹木で、脂質に富む食用の実と油のために古くから栽培されてきました。東欧には当初は観賞用として持ち込まれましたが、近年は油を採るための作物として関心が高まり、ルーマニアとモルドバ共和国では初の本格的な商業規模…
公開日: 2026年09月19日 07:18
お茶と心血管の健康をめぐる研究レビュー——期待される仕組みと、まだ残る不確かさ
心血管疾患は、世界で最も多くの病気や死亡の原因となっている問題のひとつです。一方で、チャノキ(学名カメリア・シネンシス)から作られるお茶は世界中で広く飲まれており、その中には体内のさまざまな働きに関わる可能性のある成分が含まれています。そのため、お茶をよく飲む習慣と心臓や血管の健康との関係は、長年に…
公開日: 2026年09月19日 06:37
ブラジル大西洋岸森林のキノコに含まれる微量元素は、消化のあとどれだけ溶け出すのか
キノコはタンパク質や炭水化物に加え、鉄や亜鉛といった微量元素を含む食材として注目されています。ただし研究チームは、食品に含まれる元素の「総量」を測っただけでは、実際にどれだけ体に利用されうるかは分からないと指摘します。消化の過程で食品のかたまりから溶け出し、吸収されうる状態になった割合を「バイオアク…
公開日: 2026年09月19日 06:14
加熱殺菌は野菜缶詰の抗酸化成分にどう影響するか — カザフスタンの研究チームによる報告
缶詰などの保存食品では、微生物による食中毒を防ぐために高温で加熱する「殺菌」の工程が欠かせません。しかし加熱は、野菜に含まれる健康機能に関わる成分にも変化をもたらします。研究チームは、天然の抗酸化物質を多く含む野菜スナック缶詰を新たに設計し、その機能性をできるだけ保てる殺菌条件を見いだすことを目的と…
公開日: 2026年09月19日 05:39
アマゾンの果実トゥクマとウシの成分と抗酸化のはたらきを比べた研究
食品に含まれる油脂は時間がたつと酸化して品質が落ちるため、これを遅らせる目的でBHT(ブチルヒドロキシトルエン)やBHA(ブチルヒドロキシアニソール)といった合成の酸化防止剤が広く使われてきました。一方で、合成保存料を長く摂り続けることへの懸念や、自然由来の原材料を好む消費者の志向を背景に、植物から…
公開日: 2026年09月19日 05:34
臭豆腐から見つかった腸内細菌が、大豆イソフラボン由来成分と酪酸をつくる——Clostridium beijerinckii FRJF5株の分離と解析
大豆に含まれるイソフラボンは、そのままの形で働くというより、腸内細菌によって別の物質に変換されることで健康に関わる作用を示すと考えられています。その代表例の一つが O-デスメチルアンゴレンシン(O-DMA)で、論文では抗炎症性の代謝物として紹介されています。
公開日: 2026年09月18日 09:44
超臨界二酸化炭素によるダイズイソフラボンの抽出と、脱脂した大豆かすの豆乳への活用
この研究で著者らが取り組んだのは、大豆に含まれるイソフラボンをどのように取り出すかという課題です。イソフラボンは大豆に含まれる成分の一群で、この研究では5種類が測定の対象となっています。
公開日: 2026年09月18日 09:41
ブルーベリー搾汁かすから有用成分を取り出す──コリン塩化物系溶媒と処理条件の比較
ブルーベリーを低速圧搾してジュースを作ると、皮・種・残った果肉からなる湿った搾りかす(ポマス)が残ります。ポリフェノールなどの成分は果実の外側の組織に多く集まるため、この搾りかすには色素や食物繊維とともに有用な成分が残っています。著者らは、これを廃棄物ではなく二次原料としてとらえ、成分を回収する方法…
公開日: 2026年09月18日 07:18
ショウガ科植物アルピニア・メンハイエンシスの根茎に含まれるポリフェノールと、その抗酸化・酵素阻害の働きを調べる
ショウガ科のアルピニア属(ハナミョウガ属)には230種を超える植物が知られており、その多くはアジアの熱帯・亜熱帯地域に分布しています。ナンキョウ(A. galanga)のように香辛料や薬草として利用される種もあり、各国の伝統医療でさまざまな不調の手当てに使われてきました。
公開日: 2026年09月18日 06:46