研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
臭鱖魚(発酵マンダリンフィッシュ)に含まれるニトロソアミン、食事パターン別に健康リスクを評価
発酵食品には独特の風味がある一方、発酵や加工の過程で生成される化学物質にも関心が向けられています。中国の伝統的な発酵魚料理である臭鱖魚(シマヘダイ、発酵させたマンダリンフィッシュ)を対象に、N-ニトロソアミン(NAs)という物質群の含有量を調べ、日常的な食事パターンの違いによって健康リスクがどう変わ…
公開日: 2026年08月28日 03:45
離島のカタクチイワシにマイクロプラスチック、インドネシアで基礎調査
プラスチックごみが細かく砕けてできる『マイクロプラスチック』は、海や川など水環境における新たな汚染物質として注目されています。魚介類を食べることで人がこれを取り込む経路になりうると考えられていますが、離島のような小規模な沿岸環境に生息する小型浮魚類について、汚染の実態を示す基礎データはまだ限られてお…
公開日: 2026年08月27日 08:36
海のマイクロプラスチック問題を整理する:発生源から健康への影響、対策まで
ペットボトルやビニール袋がやがて細かく砕けて海を漂う「マイクロプラスチック」。ニュースなどで見聞きする機会も増えましたが、そもそもどこから来て、どのように海に流れ込み、生き物や私たちの体にどう関わりうるのか、全体像を整理して紹介した論文が学術誌「ウォーター」に2026年08月に掲載予定です。カタール…
公開日: 2026年08月26日 01:34
減塩と食の安全は両立できるか——塩蔵食品の微生物研究から見えてきたこと
ハム、チーズ、干物、漬物——塩を使った食品は世界中の食卓に欠かせません。塩には昔から食品を長持ちさせる力があることが知られていますが、近年は健康への配慮から「減塩」が求められる場面が増えています。しかし塩を減らすと、これまで塩によって抑えられていた微生物が活発になり、保存性や安全性に影響が出るのでは…
公開日: 2026年08月23日 18:31
ケニア沿岸部の妊婦、8割超で「アフラトキシン」曝露の痕跡——鍵は住んでいる場所だった
アフラトキシンという言葉を聞いたことがあるでしょうか。これはトウモロコシや落花生などの穀物・豆類に生えるカビ(アスペルギルス属)が作り出す天然の毒素の一種で、特に高温多湿な熱帯・亜熱帯地域では、収穫後の保存状態によって食品中に混入しやすいことが知られています。今回、東アフリカ・ケニアの沿岸部に暮らす…
公開日: 2026年08月23日 00:32
食事から入るアルミニウム、体にどう影響する? 曝露経路と健康リスクをまとめた総説論文
アルミ缶の飲み物、ベーキングパウダーを使ったお菓子、アルミホイルで焼いた料理です。私たちの食卓には、意識しないところでアルミニウムに触れる場面がたくさんあります。この総説論文は、そうした食事由来のアルミニウム曝露について、これまでの研究をまとめたものです。
公開日: 2026年08月22日 11:32
牛乳中のフタル酸エステルが膵臓の細胞に与える影響を調べた研究
牛乳パックを見て、プラスチック容器やチューブから微量の化学物質が溶け出しているかもしれない、と考えたことはあるでしょうか。フタル酸エステル類は、プラスチックを柔らかくするために使われる添加剤の一種です。搾乳から殺菌、パッケージングまでの過程で、乳製品に微量が混入する可能性があるとされています。
公開日: 2026年08月22日 10:28
水銀の耐容摂取量、米国の新しい評価とEUの基準は今も一致するのか——EFSAが検証
私たちは魚介類などを通じて、ごく微量の水銀を口にする機会があります。こうした食品からの水銀摂取について、欧州では「これ以上は摂り続けないほうがよい」という目安となる量が定められています。一方、アメリカでも独自に水銀の健康影響に関する評価が行われており、その内容が最新の知見を反映して更新されると、欧州…
公開日: 2026年08月22日 05:02
全粒小麦粉に含まれる成分が鉛の吸収を抑える仕組みとは? in vitro研究が報告
鉛は環境中に広く存在する重金属で、食事を通じて体内に取り込まれると健康への影響が懸念される物質です。これまでの研究で、全粒小麦粉を摂取すると鉛の排出が促進されることが知られていましたが、その中のどの成分が働いているのか、そしてどのようなメカニズムで作用しているのかは、はっきりとはわかっていませんでし…
公開日: 2026年08月12日 17:27
鶏卵・アヒル卵の次亜塩素酸ナトリウム洗浄、微生物対策と卵殻膜への影響を調査
スーパーで買う卵は、殻の表面にさまざまな微生物が付着していることがあります。そのため洗浄・消毒の工程が用いられることがありますが、消毒液の濃度によっては卵の内部を守る「卵殻膜」という薄い膜にダメージを与える可能性も考えられます。今回紹介する研究は、バングラデシュで消費されている鶏卵とアヒル卵を対象に…
公開日: 2026年08月12日 00:27
食品保存料は使われたあと、環境中でどうなるのか——排水や土壌への影響を整理したレビュー
ソルビン酸や亜硝酸塩、EDTA、合成の酸化防止剤——これらはいずれも食品の腐敗を防いだり、色や風味を保ったりするために広く使われている食品保存料です。私たちは日々の食事を通じてこうした添加物の「食品としての安全性」を気にしますが、では使われた保存料が排水や生ごみとして環境中に出たあと、どこへ行き、ど…
公開日: 2026年08月09日 21:30
生鮮果実の表面から多剤耐性の腸球菌を検出、研究報告
果物は日々の食生活の中で、ビタミンやミネラルなどの栄養素を摂るために欠かせない食品です。しかし、その表面には目に見えない微生物が付着していることがあり、なかには健康に影響を及ぼしうる細菌が含まれる可能性も指摘されています。今回紹介する研究は、市販されている生鮮果実の表面から、抗生物質が効きにくい「多…
公開日: 2026年08月08日 13:33